午後の始まり十五分前に来た方達を「三時のあなた」と呼んでいます。

 名前もどんな方かも判らないけれどただのお喋りです。情報も入ります。健康の話、お料理のこと、ファッションのこと、エトセトラ。ただただカーブスが楽しくて集まっています。お友達が休むと「今日は多分お稽古の日よ」「御主人と温泉に行くと言っていたわよ」などとプライベートなことも話をする。初めてきた方も話の中に引き入れるので続けて見える方もいます。
 

 私はカーブス友人からTシャツにアクリル絵の具で絵を描くことを教えてもらいました。それから沢山のTシャツに描いては部屋の鴨居に掛けて眺めて楽しんでいます。
 昨年の暮、カーブスで抽選会があり籤をひいたら三枚のTシャツが当たりました。その内の一枚は名前も知らない方からドルを足して助けて戴いてひいたものです。それは床で最後のストレッチをしていたところ、籤を引くのに三ドル足りないとつぶやいていたのを聞いて私に持ってきて下さったのです。感激してその方の仲の良い三人組に「ドガの踊り子」を描いて差しあげました。翌日お揃いで三人共着て見せて下さり、喜んでくださったことを知りました。
 

 書道の教授並の方、華道の師範の方、コーラスを長年して司会もなさる方などから、発表会の切符を戴くと大抵見せて頂いています。どなたも一生懸命だけれどカーブスで鍛えられているからだと思います。
 

 カーブスに来てから四年半たち体重は五キロ減り、骨格筋は増えていますが、久しぶりに行くクラス会では「若い、若い」と言われます。旧友はほとんど杖を突くか、足腰痛いとか、娘さんのお付き添い来るかで何所も痛くない私は申し訳ないようです。庭の草取りも何時間していても痛くないので、友達の庭も手伝いに行くこともあります。
 

 長原の町を歩いていても「こんにちは」「行っていますか」とよく声をかけられます。お名前は知らないけれど歩いていても楽しくなります。次の駅の商店街で「この近くからカーブスへ行っている人何人もいるけれど皆楽しいよと言っているよ」と聞いて身内のように嬉しくなりました。
 二、三人お友達を紹介したので旅行先でも一緒にストレッチをして共通の話題で花を咲かせます。人生の最後近くなりこんな楽しい毎日があるなんて思ってもいませんでした。
 

 パソコンを五、六年前からしているのでカーブス友人に表、裏の年賀状をプリントしてあげたり、ハロウィンのイベントやカーブスのお集まりの写真をスキャンしてA4にプリントして皆さんに差し上げたりして喜んで頂いています。
 その所為か郵便の神様がご褒美をくださいました。それはお年玉付き年賀状の一等が当たったのです。今その大きなテレビを見ています。沢山の幸せを戴いてカーブス有難う。
 これからも息が続く限り通うつもりです。