やったぁーっ!!
とうとう夢にまでみた40キロ台に...。
身長152センチの私、標準体重で考えるなら、当然40キロ台が理想のはず。その昔、妊娠初期や子育て時代のある時期を除いては50キロを下回ることはなかった。50歳を過ぎてからは、年齢と体重が同じ数字で仲良く並んでいた。偶然とは思えないその配列に、数字フェチの私は見る度に苦笑していた。が、年を重ねるにつれ、笑えない現実にさすがの私もいささか危機感が...。

 思えば入会後しばらくは、外に出ることや運動すること自体が大きな一歩であった。その二つの大きなハードルを越えると現金なもので、マシンやストレッチを時には楽チンモードでこなしている私がいた。しかし、スタッフの鋭い目にはすぐに見破られ、彼女たちのアドバイスどおりに動くと効いている実感がありありと...。さすがである。ダイエットが目的で入会したわけではないにせよ、毎月の計測時さしたる変化がみられないことに慣れてしまっているのも事実だった。熱心に指導してくれているスタッフに申し訳ない思いを抱いていた。私のカーブス通いを知っている友人たちにもオススメできるくらいの変化があると...などと思ったりしていた。指導の成果が、目に見えた数字として現れた方が喜びも倍増するというものだ。しかし私の場合、数字の進度は遅々としたものだった。
そんな中での体重減少だったので、正直驚いた。そういえば、なんとなく身体も軽く、動きやすくなっているではないか。実はこれにはカーブスの他に、もうひとつ心あたりがある。それは、もしかして孫の存在かも...!?私には三人の孫がいるが、6ヶ月の孫は近くに住んでいることもあって、週の大半は一緒に過している。幸せな幸せな逢瀬を楽しんでいる。とにかくよく泣く子で、愛しさも手伝って長時間抱きっぱなし...ということも多かった。定番の子守唄はもちろんのこと、お気に入りアップテンポのK-POPやら、そのうちにウケ狙いと退屈しのぎに、抱いたままスクワットを試みた。これが案外効くことに感動し、日々孫を抱ける喜びもあって日常的な運動となった。まさにこれこそ一石二鳥というもの...。体重減少との因果関係は定かではないが。
 三人の孫はそれぞれの個性と表情で、私たち夫婦に活力と潤いを提供してくれている。人間には衣食住を素に、生きるための基盤が必要だが、目に見えないハートオーラが人を元気にさせる。それはパンチの効いたスパイスほど強く主張する存在のものではない。気がつくと、いつの間にかにんまりしている...暖かな春の陽ざしのようなものだ。

 私はカーブスに通いながら、心身の鍛錬をしているのだと最近ようやく気がついた、入会当初は外に出るための理由づけだったが、除々に心地良い習慣となり、今では"ストップthe老化"を目標とすることとした。他人からの評価は、この際どうでも良い。体重や見た目だけを問題にしているわけでもない。孫たちの無垢な目で「ばあちゃん、カッコイイ!!」と言ってもらえるようなフットワーク抜群の軽い身体でいたい。長時間抱っこしても筋肉痛とは無縁。公園でかけっこしてもしばらくは孫の前を走りたい。歩く姿も走る姿もカッコ良く...。...と気ままな夢はふくらむばかりである。彼らの存在なくしては語れない夢だ。筋金入りの運動オンチ、運動嫌いの私がここまで変われたのは、カーブスと孫のおかげだと思っている。とにかく、動くのは口と手だけ...という私だったのだから。心も身体も健やかであってこそ、いきいきとした自分でいられる...と、あらためて思うきょうこの頃である。