カーブス南藤沢にお世話になり始めてから二年三か月が過ぎようとしています。私の毎日はずいぶん変わりました。私の体験談が誰かのお役に立つのならという思いと、ここまで私を導いて下さったスタッフの皆様方への感謝の思いから、つたない文章ですが、書かせていただくことにしました。
 

 私の母は十五年程前から心臓病を患い、弁置換の手術を受けました。それから前後して関節リウマチを発病して痛みとの戦いでした。父と私が母の介護をしていました。毎日のように病院のつき添いや、日常生活の世話は大変な部分もありましたが、母親を介護できる幸せも感じていました。三年程前、今度は父が体調をくずし、胃ガンで余命半年の宣告を受けました。その頃の私は、自分の仕事と両親の介護で多忙を極めていました。そして父は、医者の言葉どおり、半年で亡くなりました。父が亡くなって半年後のある朝、突然母が亡くなりました。母の突然の死は理解できず、ただ、ぼう然としていたように思います。そして死が身近なものに思えました。
 半年で最愛の二人を亡くした私は、悲しみの中でした。仕事は続けてはいたものの、外出もせず、誰とも話さず、毎日泣いてばかりでした。どうやって死のうか考えていました。恥しい話ですが、両親の世話をする為にあの世に行かなくてはと考えていたのです。かといって死ぬ勇気も方法もなく、友達のなぐさめの言葉も耳に届かず暗い日々でした。この頃の私の体重は70kgもあって、心も体も最悪な状態でした。一人娘の私は、生まれてからずっと両親の元に居て、結びつきはかなり強かったからでしょう。いつまでも喪失感からぬけ出せず、主人にも迷惑をかけたと反省しています。
 

 六月に母を送り、十一月、友人がカーブスに誘ってくれました。体験の日も入会する気などなかったことを記憶しています。「元気に楽しく」の明るさが、当時の私の心には反発となり、どうせ死ぬなら、体なんてどうでもいいと考えていました。
 初日、店長さんが「一ヶ月だけでも」と背中を押して下さらなければ、今の私はありませんでした。「一ヶ月で止めよう」と思い入会しました。スタッフの皆さんの明るい声や優しいアドバイス、メンバーさんとの会話に私は救われていきました。気がつくと毎日、カーブスに通っていました。一ヶ月が過ぎ、二ヶ月、半年が過ぎる頃、心も体も変わっていました。
 もちろん70kgあった体重は、59kg迄落ち、体が軽く、楽になった気がしました。洋服のサイズが変わると、気持ちも変わり、ショッピングに出かけようとか、きれいな色を着ようとか思う自分がいました。体がしまってくると亡き母の洋服が着られるようになりました。これも供養の一つの型かと思ったり、やせて喜んでくれているかななんて、勝手な解釈をしています。
 

 この二年間をふり返ると、スタッフの皆さんや、お仲間のメンバーさんのおかげで、ここまで来ることが出来たこと感謝しています。心が変わると体が変わる、体が変わると心が変わるという言葉の意味が理解できたと思います。心も体も、内面も外形も変えてくれたカーブスに感謝しています。
 考え方も変わりました。全てを前向きにとられ、素直になれました。人生に終わりがあるからこそ、日々を大切に生きたい。その為には、まず、健康な体を作る努力をしたい。カーブスに通うようになって、充実した時間の使い方もできるようになりました。父はよく「結果は後からついてくるよ」と言っていました、本当に毎日たった30分の結果が、いつの間にか、後からついてきてくれました。「継続は力なり!」なのですね。
 カーブスのお店の中には、このようにたくさんの生活の指針となる言葉が貼ってあります。これも私を変える大きな道しるべになってくれました。今、私は、心身共に落ち着いて穏やかに暮らしています。今までも、そして、これからも、カーブスと共に生きていきたいと思います。