私には、7人の子供がいます。
家族の太陽でなければいけない母である私は、輝くどころか...いつも疲れた顔をして、いつも怒ってばかりで、ヘロヘロとイライラとダラダラの『ぐうたら母さん!』の日々を送っていました。
 記憶を辿る事...十年前。
 第四子妊娠中に、20kgも太ってしまった身体は戻ることもなく、そのまま5人目、6人目、7人目と出産!当然、身体はボロボロ!妊娠中毒症や妊娠糖尿病の病気をかかえながらの妊娠生活でした。7人目出産後は、妊娠中からインスリン注射を継続しながらの育児と家事で疲れ果てて、ストレス太りが加速する有り様。産後4ヶ月程は、何とか通院をする事ができましたが、忙しさのあまり、いつの間にか病院から足が遠退き、治療を中断してしまいました。
 普段の生活の中でストレスは溜まる一方で、お腹いっぱいなのに過食したり、空腹でないのに甘い物貪り食ったり、イライラして寝付きが悪くアルコールを飲まないと寝れないほどストレスは溜まっていたのです。過食・間食・飲酒は、糖尿病では絶対にやってはいけないことです。
 このままの生活を続けていれば、私の病気は進行して、子供達の成長を見届けることもなく、いつか生まれるであろう孫の顔を見ることもないまま、寿命がつきるのでは?母親がいなくなった後の子供達の生活は?将来は?悲観な考えしか浮かばず、気は沈むばかりでした。
 第七子の三男坊が一才を過ぎたのを機に、保育園に預け、本腰を入れてダイエットでもするかな?と、思っていた時にタイミング良く『カーブス』が、オープンしたのです。早速、友達を誘って入会手続き。これを切っ掛けに、遠退いていた病院にも足を向けることができ、薬を飲みながら「食事療法と運動」の糖尿病治療のスタートです。
 一ヶ月は頑張ってカーブスに通い、体重も順調に2kg落ちた頃に、末っ子の三男が喘息で入院。看病の疲れからか、今までにない程、体調を崩してしまった私は、一ヶ月間寝込んでしまいました。順調に進んでいたカーブス通い...なのに。体調が崩れて気持ちまでもグズグズ落ちこんでいってしまいました。カーブスのスタッフの方から何度か電話もあり、何通か手紙も来て「待ってます。」と、暖かい励ましがありながらも、それに答える事ができず時は過ぎ...「明日から行こう!」と、思いながらも身体が重くて動かない!身体が動かないから気持ちまで動かない!身体も心も重くて重くて...腰痛も酷くなり台所にも立てないほど。夕食は、仕事から疲れて帰って来た主人が準備してくれたり、子供達にスーパーに惣菜を買いに行かせたりと、家族に迷惑をかけてばかりでした。何もしないぐうたら主婦。何もできないダメダメ母さん。これでは主婦のひきこもりになってしまいそうな気がして、意を決して、まずは、整体マッサージの扉をたたきました。マッサージ師の方が、私の身体を揉みほぐしながら、
 「身体が悲鳴あげてるよ。」
 「悲しみや辛さ苦しさが溜まっているね。」
と、泣きながら言葉をかけられ、私も涙が溢れてきました。私の心の叫びを理解してくれる人がいて、ホッとした瞬間、何かが弾け、身体も心も軽くなった気がします。
そして、私はまた「カーブス」の扉を開けるのです。何とも4ヶ月ぶりに...
 今度こそ頑張ろう!今度こそ病気と向き合って、ちゃんと治療もしなくては...目標を定めて、ルールを決めて実行!間食をやめる。アルコールもストップ。毎日の食事を記入する。毎朝体重を測定し表に記す。ストレスはカーブスのマシンで汗と一緒に洗い流す。意識して筋肉を動かす。
 「頑張れ私の筋肉!」
 ストレスが減少してきたので、ビールを飲まなくてもぐっすり寝る事ができるようになりました。腰痛も軽減してきたので、台所にも立てるようになりました。台所に立てるという事は、子供達にちゃんとした食事を作る事ができるのです。健康な人にとっては当たり前の事ですが、以前の私からすると、すごい進歩です。病院での毎月の血液検査でも、少しづつ血糖値も良くなり、肝機能も改善。コレステロール値も減少し、優等生の患者です。
 朝、「今日は、ちょっとしんどいなぁ~」と、思っていても、カーブスへ行って身体を動かしてくると、だるさがなくなり、その後の家事がスムーズに出来るようにもなりました。日に日に身体が軽くなってきたのが実感できます。この冬は、風邪をこじらせて寝込むこともなく回復力も良くなってきました。筋力=体力。体力=抵抗力。抵抗力=健康。いろんな事に気付くのに時間がかかってしまった私ですが、4ヶ月間のブランクがあったからこそ、自分の身をもって筋トレの大切さが、どんなに大事なのか知る事ができたのだろうと思います。怠けていたことさえプラス志向に考えてしまうほど、のんきな私は超楽天家に!
 そして、いつも温かく笑顔で迎え入れてくれるスタッフの皆さん。「今日も頑張ってますね。」「いい汗かいてますね。」ちょっとした事でも誉められると、大人になっても嬉しいもので、「明日も頑張るぞっ!」と、意欲がわいてきます。明るいスタッフに恵まれた石垣島の「カーブス」は、おばぁー達の笑い声と活気に満ち溢れています。(もちろん若い人もいますよ(笑))みんなで明るく楽しく元気に健康になれるカーブスの輪がもっと広がれば、日本一長寿の沖縄は復活することでしょう。
 毎朝、子供達をそれぞれ学校へ送り出し、カーブスへ行く準備。今は、母も一緒に通っているので実家まで迎えに行って、二人で筋トレです。
 土曜日の朝。初めの頃は、「お母さん行かないで~」と、泣いていた子供達も、今では「お母さん運動しに行くの?頑張ってね~。」と、笑顔で見送ってくれます。
 はい。お母さんは頑張ります。
 家族の太陽だからね。
 大好きなひまわりの花のように大地に根をはり、太陽に向かって背を伸ばし
 家族の向日葵となり
 いつも笑顔で輝いていたいから
 南の島の肝っ玉母さん。
 今日も「カーブス」へ行く。