数値の上での目まぐるしい変化はありません。でも、私は3年3ヶ月の期間、コンスタントにカーブスに通い続けています。そう、時には、数字に表れない毎月の定期検診に沈むこともあるけれど、カーブスは私のライフワークの一部になっているのです。
 12月の冬のある日、新聞の青い折り込みチラシにカーブスの案内があり、
「カーブスが三田市にオープンか!」の第一声。有酸素運動と筋トレを組み合わせたサーキット・トレーニングは友人から良いと聞いていました。広告に飛びつくと我が家から少し距離があったので、がっかりしたのを思い出します。徒歩だと30分強、自転車だと行きは10分ほどで着けそうだが、帰りはというと坂道になるので、20分以上はかかります。私は車の免許を持っていないのです。
 「あ~、どうしよう、続けられるかしら?」、それから師走の忙しさにかまけて、真剣に検討することなく、数日が経ってしまいました。そんなある日、持病の片頭痛が! 市販の薬が効かない私は、掛かり付けのペインクリニックで処方された薬を飲みつつ、
「カーブスへ行こう!」、自然とカーブス三田相生店の電話番号をプッシュしていました。時には自転車で、天気がよく気分のいい日は徒歩で行ったりと、気ままな私にはそれが良かったのかもしれません。全てのメニューも30分で完了するのだから、お手軽でなによりでした。
「体力をつけるぞ!」、決意した当初の目標は、目には見えないものだけれど、自分自身で実感する成果。今では、疲れにくくなり、肩こりは少なくなり、頭痛で寝込むこともなくなりました。
 当時、心拍数がなかなか上がらなかった私も、
「心拍数は何色ですか?」のスタッフさんからの問いかけも、
「青です!」と言えるのも嬉しい変化です。そして、サイズとして表れていないけれど、
「ボディラインが締まってきたかな?」と思い切って、ひざ丈のワンピースを新調してオペラ鑑賞に行く際、
 「きれいだよ!」って夫からの一言、今でも忘れられないワンシーンです。自己満足ではなかったと思わず顔がゆるみました。
 夫は、昨年の4月から東京へ単身赴任をしています。子どもは大学生ということもあって、1~2週間ほど私も東京に滞在することがあります。そんな時、『トラベルパス』を利用させてもらっています。いつものペースを崩さず最寄りのカーブスで汗を流せるなんて、本当にありがたいシステムだと思います。すんなりと長く続けられる理由の一つではないでしょうか? 東京では渋谷初台店で二度、お世話になりました。最初、馴染みのない土地で、緊張しながらおそるおそるドアを開けると、
 「こんにちは、お待ちしていました!」変わらないトレーナーさんの笑顔にホッとさせられ、変わらないマシーンと変わらないカーブスの仕組みに感激! どこに行っても、外国でさえも同じスタイルでワークアウトできるなんて、素晴らしいですね。
 先日、いつものようにステップボードでツイストをしながら、ふとストレッチスペースに目をやると3人の後ろ姿がありました。
 「あの方たちは、親、子、孫の三代で来られているんですよ」とスタッフさんの声、
 「え~、ほんとうですか? それは凄いですね!」ほほえましい光景でした。
 「そうなんですよ、カーブスに三人で通うようになって、共通の話題も増え、会話も盛り上がると言われてましたよ」と聴き、家族の話題も増え、筋肉も増えると
「日本の未来も明るいな!」なんて、気持ちも大きく前向きになるくらいカーブスの威力と魅力にハマっています。そんな時、ステップボードで大好きなビリー・ジョエルの曲が流れるとさらに軽快に動いてしまいます。特に油断大敵なのは『プレッシャー』! イントロが始まると最高潮に。あのリズムはのりのりでステップを刻んでいると、
 「心拍数は?」の後に
「紫、オーバーしました!」とならないように、テンションを抑え気味に頑張っています。日ごろ、自分では気づかない体のちょっとした変化もマシーンを触ったりステップボードに乗ったりすると、
 「あら? 体が重い?」とか感じることで、健康のバロメーターとしてもカーブスは一役かってくれています。私を惹きつけてやまないカーブスはこれからも、切っても切れない存在なのだと直感しながら、
 「今日も、明日も、通い続けるぞ!」と足取りも軽く、カーブスへ。