カーブスを始めて8カ月になります。50代の前後からメニエール病が始まり聴力が低下し、毎年メマイや吐き気を伴う発作を繰り返していました。そして、50代後半からあっちこっちと痛みのオンパレードが始まりました。
まず閉経後両手の指の関節が痛み全ての指が腫れ上がりました。物を掴む握力が低下し握る動作も難しくなり、当時していた和太鼓やテニスを止めざるをえなくなりました。
 でもまだ水泳だけは続けることが出来ていました。
 看護の仕事は患者様の移動等に体への負担が多く腰痛に始まり五十肩と続き、体をかばいながらの日々を過ごしていました。五十肩はなってみないと本当に分かりません。動かす事もままならない状態。腕が上がらず、少しの動きにも痛みがあり激痛が走ります。
 シップや鎮痛剤で誤魔化す日々に明け暮れ、さらにそんな時に患者さんをストレッチャーから入浴専用ストレッチャーに移乗する時、抱きかかえる向きを変えた瞬間、肩が痛い為に無理な姿勢になり左膝が残り、体を捻じってしまいました。「ギクッ」と音がしたのを覚えています。歩くたびに膝に痛みが走り、その日を境に歩くのも支障をきたしました。
 診察結果は靭帯が伸び炎症が起きているとのこと。「安静とサポーター、階段禁止、正座禁止、体重減少、鎮痛剤服用」等々。仕事を休んだり、早退しても痛みは軽くなるものの、勤務して半日もたつと痛みだし辛い日々。
ナースは1カ月先の勤務がシフトされており、迷惑をかける事の気兼ねもあり心は段々ブルー一色下降線です。
 好きな水泳も出来ずストレスの塊が自分を包み、食べ物へと手が伸び体重増加、悪循環の繰り返しです。
 主人の病気や自分の体の事で人間の体の脆さは十分に解っていましたが、続々現れる症状に驚くばかり。自分は若いと思っていても体は毎日毎日老化へと行進パレード進行中。パンパカパン、パンパカパンと進んでいきます。
 "ピー"と笛を吹き、留めたいけれど無理なこと。ならば老化行進を遅らす方法は何?????と考え自宅でブートキャンプに入隊してやってみたりしました。
「関節を守る助人は筋肉」と、常々に考えていましたが、一人のキャンプ体験はなかなかままならず、手を抜いたり、辛い運動は休憩したり、なかなか大変です。意志の弱さ丸出し、脱帽です。
 そんな時、ナースエプロンの紐をいつも結んでくれていたHさんが「カーブスへ行ってみない?」と声掛けてくれました。以前TVで見た事があり、興味もあり、行って見る事にしました。
 カーブス湖南三雲店は入り口を入ると目の前に階段がそびえています。五十肩で左腕が上がらず、左膝にはサポーターを着けた状態でゆっくりゆっくり一段一段登って行っての見学でした。
 スタッフの説明は丁寧で分かり易く、マシンは油圧式で自分の出した力の分だけ負荷がかかるので、それなら弱い今の状態から少しずつ始められるかと考えました。
また、両手指の関節が腫れ曲りにくい事に対して不安がありましたが、マシンの持ち手の太さぐらいは握れるかと考え、とにかくその時は、また好きな水泳を泳げるようになりたい想いで入会を決めました。
 五十肩は急性期を過ぎており、運動制限が起きないよう、動かす事が必要な時期に入っており、少しずつ動かしてはいましたが、あまり結果が現れてはいませんでした。
腕を使うたび痛みのある生活は、日々のちょっとした事も手間取り、例えばドライヤーを使う時は頭を手の方へ近付けての整髪は不便きわまりない始末。服の着替え、選択を干す時、数え上げたらきりがありません。経験のある方なら"ふんふん"と頷かれることと思います。
 初めてのショルダープレス、動く右腕を少しずつ上げることで痛みのギリギリまで左腕をひっぱっていきました。左腕がつられて上がり、その時「ア!これ、いいかも」と感じた事を覚えています。
何回か通ううちショルダープレスの効果は早く現れ、みるみる左腕が上がりだしました。それは、マシンの後ろのストレッチでの肩の動作が少しずつ楽になっていることでも分かりました。
 また、スタッフの方の「よく、腕が上がるようになりましたね!」と声掛けして下さる事が、一層励みとなりました。
 6カ月を過ぎた頃、久しぶりに泳ぎにいきました。まったく腕が上がらず泳げなかったのに、クロールが泳げました。もう嬉しくて嬉しくて何往復したことか。一緒に泳いだ姉もびっくりしていました。後ろへ腕を回すことにはまだ無理があり背泳や力強く泳ぐバタフライはお預け状態ですが、それがまた目標になり頑張れると信じます。
 カーブス入会時の目標の一つが「また、泳げるようになりたい!」とあげていましたので、クリアできました。
 膝は負担のかかるものは右足だけ行い少しずつ慣らしていきました。
 左膝も順調に回復しサポーターもとれ、カーブスまで自転車で行く事も出来るようになりました。ただ自転車道がないため息子は危ないからと止めますが、何回か行ってみました。
 私が以前住んでいた京都と違い、いつも思うのですが私の住む町は遊歩道や自動車道が少なく、散歩にも車に注意しながらです。学生さんの自転車の横を車がビュービュー走り怖いといつも思います。高齢者社会の今、アッチコッチ散歩や運動が出来る場所がもっと増えればいいのにと思います。(エコ、エコと世間は言うのに地方ほど車社会です。)
 そして、最近片道1時間かけてカーブスまで行き、無事カーブスとウォーキングで帰り着いた時は笑ってしまいました。3時間かけての冒険です。過保護息子いわく「元気になっても、車に轢かれたらアホちがうか!」(笑)といいます。でも自信がつき、「火天の城」で話題になった安土城にも登る事ができました。
また、以前からの悩みの友達?のメニエール病は毎年2月頃訪ねてきますが、今年はまだきてはいません。そんな時、京都新聞に「有酸素運動でメニエール病の病状改善」横浜中央クリニック「めまいメニエール病センター」の高橋正紘センター長の症例報告が載っていました。
 それによると、「有酸素運動による運動等で心拍数が100~120程度の少し息の上がる全身運動を週3回以上行うことで血液循環が良くなり、めまいや聴力の回復に内耳の自然治癒力が刺激されたのだと思う。」と書いていました。
私は最低週3回、カーブスで心拍数黄色or緑色の数字でマシンを回り、ストレッチで汗をかき、また出来るだけ歩くことを心がけ、歩く時は早歩きを心がけました。その事でめまい発作の改善が起きているとしたらなんと素晴らしいことでしょう。回転するめまいと嘔吐の苦しみから解放されるなら、こんな嬉しいことはありません。この結果であると信じたいです。
 最近では、下半身に筋肉がつき、長時間歩いても疲れる事がなくなりました。
一番身近で体の変化をみていた主人や息子は「出かける前にカーブス行ってきたら」とか、「今日は、行ってきたの?」と声を掛けてきます。
色々な所に旅行に出かけたり、色々見て楽しむためにも、健康が一番と実感しています。
 残念な事に、もう一つの目標の体重減少はまだまだ達成出来ていませんが、目標を持って頑張りたいと思っています。
 この2月に還暦を迎えました。カーブスに行ってから体が軽くフットワークが良くなり、まだ少し看護職を続けてみようと考える今日この頃です。
 カーブスに連れて行ってくれたHさん、ご指導下さったスタッフの皆さん、応援してくれる主人や息子に感謝の日々です。ありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。