60才の春、5Km位歩いた翌日から、膝の痛みを覚えてかれこれ7年。「痛い痛いと言って自分を可愛がっていたら歩けなくなるよ」と尻を叩かれ、60才の秋、夜叉神峠へ軽登山。天気も良く、北岳、農鳥岳、間岳と日本の2位、3位の高い山を仰いできた。上りは皆と足並み揃えて登れたが、帰りは膝が笑うわ、痛みは走るわ、で遅れる事10分、自分の情けなさを痛感した。
 私の日常は車ばかりの生活。20才の時からエンジンにお世話になり、足を可愛がっていたため40年の義理がたいお仕置きがのしかかってきたのです。
 10kgオーバーの体重と22cmの小さな足、仕事で重い本を運んで尚負担をかけて17年、何の労りもせずにいたため悲鳴をあげた膝に仕事が終ってから1時間入浴してくる日々が、続いた痛みを1時やわらげてくれる。サプリメントも明るい方向に向かないため中止。64才の秋は4人で山梨の西沢渓谷へ、膝に爆弾を抱えている私は最後の階段の上り坂で地獄の様な辛い思いをしたので「これで登山靴履き納め」と封印を押したけど、カーブスへ通ってまた靴を履こうと思う喜びを味わいました。
 '08年10月に入会して、月20日は通う事を目標に7ヶ月の効果が現われ、痛みは取れないけど筋肉が付き挑戦する勇気が湧いてきて、何年も前から「行きたいね」と言っていた憧れの地尾瀬へ行く事が出来ました。
 写真で見る景色は平らな広々とした胸の痞えも吹っ飛びそうな別世界、ところが一歩足を踏み入れると階段状の下り坂が1時間と続きあとは平地の本道を1時間、もっと奥まで足を延ばしたかったけど帰りの時間を加算して燧ヶ岳に背を向けてきた。下った分の1時間は、帰りは1時間30分と辛いけど杖も助けてくれて何とか足手まといにならずに戻ってくる事ができました。「往きはよいよい復りは怖い」を体感してきました。天気も良く汗もいっぱい流してラッキーな一日でした。
 今は膝は小言と呟きを言う程度、正座も何分か出来る様になりました。
 これもインストラクターの励ましと気に掛けて頂いているお陰です。会員の楽しい顔に会えるのも元気の源・・・
 体重が減らなくとも筋肉が増えれば私的にOKです。
 これからも毎日の日課としてカーブスで足を鍛えたいと思います。