第2回カーブスエッセイ大賞 結果発表

作品詳細

「やっとめぐり会えた運動=カーブス」

國分由美子様(55歳) カーブス八千代台東口(カーブス歴:1年3か月)

 

 私は、小学生の頃から、ずっと体育が苦手でした。
クラスの8割方できる、うんていとか、登り棒、跳び箱、何一つできませんでした。うんていも、ぶら下がって、2,3本進むと手が痛くなってしまう。登り棒も 腕の力がなくて登れない。跳び箱も、一番低い4段でさえ、おしりがつかえてしまう。逆上がりも、何度やっても成功しませんでした。普通にできるものは、水泳や、フォークダンスくらいで、そのときだけは、ほっとしたものです。中学、高校に入っても、体は硬く、前に曲げても、頭が足につかないほどの体の硬さ。バレーボールはボールが硬くてとても触ることもいやだったし、テニスも、ラケットにボールが当たらない、マラソンをやれば、びりから数えた方がはやい、といった具合。たまに、水泳の選手や、運動会でリレーの選手に選ばれても、一番タイムが遅く、参加するのは憂鬱でした。今考えますと、なにも、一番でなくても、そこそこ出来ればいいのに、と思いますが、そこそこ、もできない惨めさから、身体も、心も、カチンカチンになっていたような気がします。
 結婚して子供も3人恵まれましたが、今考えると、体力もあまり無く、子供が満足するほど、いっしょに遊んでやらなかったことが、悔やまれてなりません。 
 体力をつけるために、ストレッチ体操を習いに行って見たこともありましたが、無残にも、かえって腰痛を起こす結果となって、やめてしまいました。
 それでも、病気もほとんどせずにやってこられたのは、生来、身体は丈夫だったのだろうと思います。ですから、今のように運動を少しでも始めていたら、もっと世界が広がっていったと思うのです。そういう意味でも、体力作りは、人生の基礎となるものだと思います。
しかし、50代になるまで、鍛えずに、体力が衰えるままにしていたのが、私でした。腰痛や、ひざの痛みにも悩まされていました。しかも、姿勢が悪い、ということをたびたび複数の人から指摘され、そのたびに気をつけるのですが、自分では姿勢が悪いという意識がないので、直りません。ただ、おなかを妊婦のように突き出しているな、ということは、自分でも気がついていましたが、癖がついて、直らなくなっていました。
 もう一つ気になっていたのは、"うまく歩けない"ということでした。歩けないというと大げさなようですが、左右の振りが大きくなってしまい、バランスがくずれているような感じがしていたのです。まるでおなかの辺りに、重石が入っていて,重心がとれないような感じなのです。そのせいか、平らな道でつまずいて、転んだことも何度かありました。
その頃、50歳も過ぎてから、友人に勧められ、以前からやってみたいと思っていたテニスを、週に一度始めました。ところが半年もしないうちに、ひざが痛み始め、続けことができなくなってしまいました。学生の頃体育の時間にやっていた時より、ずっと上手に打てると思っていたのに、とても残念でした。若い頃からブランクがあるのに、、結構足も動くし、普通にラケットにボールが当たるではありませんか。これはきっと、学生の頃は、緊張していたから、余計にできなかったのかもしれないと思いました。そして、心がリラックスして、楽しいと思いながらやると身体も動き、運動もできるものだと思いました。 
 決して運動することが嫌いだったのではなく、楽しく運動できたらな、と思っていたので、その後も何かできる運動は無いかしら、と思い続けていました。
そして、ある時、一回30分でできる女性専用のフィットネスがある、ということを、ふと耳にしたのです。なんだか、私の探しているのは、これではないかな、という予感がしました。近くにそういうジムができないかしら、とさがしてみると、隣町にあるということがわかりました。しかしバスを使わないと行けないので続かないかな、と諦めかけていた頃、友達が近所に新しく出来るカーブスのパンフレットを持ってきてくれたのです。飛びつく思いで、私は、体験を申し込みました。
 そうして、私のカーブス生活が始まりました。私は、始めに体験に行ったとき、これだけでいいのなら、続けられると思いました。音楽にあわせて身体を動かす、ことも、うれしいことでした。まえから、エアロビクスを楽しそうにやっている若い人を見て、うらやましいと思いましたが、少し過激でレオタードなども無理と思っていたので、これなら、ちょうどいい、と思ったのです。
 週に3回行くようにして、2週間たった頃、何かからだが変ってきているな、と思いました。エンジンがかかったように、身体が動くようになってきている、夜もよく眠れる、そして、1ヶ月たつ頃には、もっといろいろな変化が出てきました。 
  食欲がでて、さっぱりしたものしか食べなかったのに、肉も、量も多く食べられるようになったこと、駅の階段が、疲れずに登れるようになったこと、体重も2キロ減ったこと、そして、少しずつ、早く歩くことが出来るようになってきました。以前は、主人や子供たちに追いつかなかったのですが、一年たった今では、肩を並べて歩くことが出来るようになりました。もう身体が傾くことなく、大またに歩けるようになりました。 
  カーブスでは、折りに触れ、何キロやせたいとか、体脂肪を減らしたい、などと、目標を掲げてきましたが、本当の私の願いは、運動を、楽しく、楽に、続けてみたい、ということだったのではないでしょうか。それによって、快適な、明るい生活ができる、というような、あこがれもありました。なぜって、 運動の出来る友達は、なぜか皆、明るくて生き生きと、輝いて見えましたから・・・
  いろいろと回り道をして、私はようやく私にあった、丁度いい運動を見つけることが出来たのだと思います。始めて一年たちましたが、このまま、続けていったら、どう変るのでしょう。以前は、遠出をすると、次の日は、疲れてだらだらしていた私でしたが、最近は、毎日出かけても、あまり疲れを感じなくなっています。この、体力に対する自信は、大きいものだと思います。
 子供も大きくなり、両親も見送った今、もっと、若い頃から鍛えていたら、生活も変っていたかもしれない、と思うと、少し残念ですが、これから、まだまだクリアしなくてはならないことがたくさんあると思いますので、体力の維持と健康に努力していきたいと思います。
 カーブスさん、これからも、よろしくお願いいたします。