なんとしてもカーブスに通い続けたい!!
 その思いだけで私は、地図帳片手にいろんな道をぐるぐると走り続けた。道路が混む時間にムラがあっては通えない。移動時間は片道10分以内でないと通えない。事故のリスクが高くなるので細い道が多くても通えない。

 そう。私は会社勤めで、家には小学校の子供が2人。通えるのはお昼休みの1時間を使う方法のみ。去年まで通っていたカーブス井細田は会社から車で5分だったので通えていたけれど、職場が移転し、他のカーブス店に移籍することに。ただしそこに通うためには、乗り越えなくてはいけない高いハードルが待っていた。

 空いていれば車で6~7分程度の距離。「多分大丈夫なので手続きお願いします」と移籍はしたものの、とにかく道が混む!どこを通っても混む!!1週間あの道、この道と試してみて、最短記録は15分。狭いあぜ道を通って車のお腹をこすること1回、狭い道で対向車とすれ違うのに数分かかること2回。自転車で通うことも考えたけれど、とにかく車通りが多いので自転車で通るとじゃまになるし、なにより危険だ。

 「やっぱりダメかもしれません。通い続けたかったのですが...」
あきらめかけつつも必死で方法を探す私に、移籍先である小田原シティーモールのスタッフの方が一生懸命励ましてくれる。
「私も会員の方に抜け道情報をいろいろ聞いてみますから、がんばってください!!」
スタッフの方を含めて知らない方ばかりのカーブス。でも温かさは変らない。1年半通い続けたカーブス井細田のような居心地のよい場所はもうないと思って悲しんでいたけれど、入ったとたん感じる空気が同じだった。
明るくて楽しくてそれぞれマイペースで、とにかくポジティブになれる場所。

 試行錯誤のうちに2週間がたった頃、私の体に予期せぬ変化が...。お昼休みにワークアウトをしなくなって3週間目。体の調子がどことなくスッキリとしない。肩も凝る。手足も冷える。1月の半ばに寒波が訪れて急に冷え込んだせいでもあるけれど、仕事をしていると足先が冷たくて体をこごめてしまう。暖房は上ばかり温めて、顔はボ~ッとするのに手足は冷たいままなので、午後になっても仕事の能率は上がらない。
「カーブスに行くと、どんなに寒くてもワークアウト後には軽く汗ばんで、半袖でも帰れるくらいに体中ポカポカしてたっけ...」

 カーブスという場所と、このライフスタイルを手放してはいけない!!あきらめかけていた私は、さらに本気になって道を探しはじめ、少し遠回りにはなるものの、車で10分の良い道を発見した。
 「助かった~!ありがとう!!」
というのが心の叫び。本気で寒かったこの1ヶ月で、カーブスのありがたさが身にしみていた。本来なら1日まるまっていたはずの背中をピンと伸ばせる場所。体はいくら外から一生懸命温めてもダメなんだ。筋トレと有酸素運動で中から温めないと!!そんなことに改めて本気で気づけたのもカーブスのおかげ。

 この気づきは私の一生の宝物になるだろう。今8才の娘がものすごく寒がりだから、ちゃんと伝えてあげなくちゃ。ちゃんと教えてあげなくちゃ。別のカーブスに通っている母親にもしっかり通うように言わなくちゃ。

 通いたくても通えない人はきっとたくさんいるはず。近くにカーブスがないという人。30分の時間さえ作るのが難しい人。昼休みに通うことができているわたしは本当に運がいいと思う。いろいろな条件が重なって実現したのだから。

 おかげさまで私はカーブスで10キロのダイエットにも成功している。体が軽くなり、不調は吹き飛び、あれほど引いていた風邪も1年以上引いてない。間あいだのリズム運動がセロトニン効果を産むためか、午後の仕事の能率アップにもつながっている。
「私がもし会社の社長だったら、勤務時間にワークアウトを入れて社員の健康管理と仕事の能率アップに役立てるのに...」
そんなことを考えたこともある。健康で前向きな女性が増えれば、会社はもっと元気になる。いつか世界中の企業がこのことに気がついたらいいのに...。
毎日昼休み、30分のワークアウトは、想像を遥かにこえた効果をもたらしてくれた。私は最近、家の近くや会社のそばにカーブスがある友達にこう言っている。
「近くにカーブスがあるなんてラッキーだね!!心にも体にもいいよ、カーブスはね」