カーブスに行き始めて15年位になる。最初は仕事の関係もあり1か月に5日くらいしか行けないことが多かったが、7年前に仕事をセーブし妊活に集中してから毎月10日前後は行けることが多くなった。今は長年の念願かない、子育て真最中の子供が小学校1年生になる。本当に大変だったが早かった。その間に親の介護も始まり、義父の看取りもあった。バタバタと過ぎていく毎日に翻弄されながらも、自分自身の心と体の健康のためにカーブスに通い続けることができたのは、コーチの日々の声掛けやサポートと、他の会員さんからの励ましが大きいと思う。名前も知らない会員さんたちも、挨拶を交わし、お互いの近況を話し合うことで励まされる。また私が45歳で高齢出産をしたことを知る方々は「子供さんはいくつになったの。そんなになったの。かわいいね。」等と自身の甥か孫のように声をかけてくれる。
また、私の過去のエッセイを読んで40代で妊活に臨み、待望の妊娠をかなえた会員さんや、自身の姪御さんに私の体験やエッセイを見せた会員さんから姪御さんが妊娠された等と報告を聞くと、自分もこのような形でなかなか妊娠できず、人知れず悩んでいた女性のフォローができたのではないかと感じることもある。不妊治療は消して楽な治療ではない。恥ずかしく、病院のドアをたたくのも勇気が必要で治療を始めても思うように進まないことが多い。薬の副作用で怠さや痛みも多い。治療の為に仕事を制限しなければならないこともある。その中で少しでも不妊に苦しむ女性のサポートができたらこんなうれしいことはない。
また、妊娠、出産も体力勝負のところもある。私は幸い妊娠中のトラブルなくに過ごせたが、初めての育児にてんやわんやで、毎日があっという間に過ぎてしまう。正直、子供や夫にイライラしてしまうこともある。また、自分が50代になると、親の介護などの問題も出てきて、介護と育児、仕事に振り回される。(私にとっては仕事が気分転換になっているが)ややもすると忙しいだけで時が過ぎてしまいがちだが、まだまだ小さい我が子と育てるためにも、自分と夫の心身の健康は大事である。だから私は、どんなに忙しく、疲れていてもできるだけカーブスに通い、自宅では夫も巻き込んで「おうちでカーブス」に取り組んでいる。夫は1人ではウオーキングなどもなかなか行わない。私に誘われればしぶしぶでも運動は行う。毎日6分か15分コースばかりだけれど、「継続は力なり」と信じて頑張っている。
なんといっても息子は小学校入学だ。今から義務教育だけでも9年、その後高校や大学にも進むかもしれないし、まだまだ大学院とか言うかもしれない。その時に自分がよぼよぼしているわけにはいかない。できれば16年後の78歳でも現役で働けるくらいのパワーは必要だ。無理せず、日々を笑顔で過ごせるように頑張りたい。いや頑張らなければならない。だからカーブスに通う。そうすれば優しいコーチの笑顔や励まし、会員さん同士のコミュニケーションで励まされることも多い。
また、自分が過去に書いたエッセイで不妊治療をしている方や高齢で治療に臨む方を励まし続けることもできるかもしれない。自分という小さな存在でも誰かの支えになれたらうれしい。それがまた自分の支えにもなる。そして息子の成長をともに喜んでくれる仲間にも会える。親の介護も大変だけど自分にできることを精一杯無理せず頑張りたい。自分がああすればよかった、と後悔することがないように。自分自身のためにも。