カーブスに入会して2年が経とうとしている。今や生活の一部になっている。昨年の年末辺りから体重や腹囲などが少しずつ減り始めた。目標まではまだ4キロぐらい達していないが、手応えを感じ始めている。
定年退職前に、円形脱毛症（人生初）、原因不明の頭痛、顔面の腫れ（いろいろな科の医者にかかったが原因が分からず自然治癒を待った）、8キロぐらいの体重増加という、これまでの人生で経験したことのない体の変化があった。定年退職を迎え、働きづめの生活から解放されるというのに、健康不安が大きくのしかかった。この先、私の体はどうなってしまうのだろう。
不安を払拭するためにできることは何を考えた。①ヨーグルトの宅配（勧誘に乗ってしまったが、流行りの腸内環境を整えるには、毎日食べるに越したことはない...半ば強制の状況を作る）②以前から興味のあった観光ボランティアガイドへの入会（趣味を持つ）③カーブスへの入会（ヨガと迷ったが、これまた流行りに弱い私は、盛んにメディアで言われる筋トレの言葉にひかれた）。この3つを退職後の4月から始めることとした。
入会して約10か月を迎えようとしていた頃、人間ドッグを受診した。入会したての頃、
「続けていると、体重、血圧、コレステロール値に変化が出るよ」
と、以前からの知り合いに言われたので、期待を膨らませて受診した。
1ヶ月後検査の結果が届いた。ガーン！体重も変化なし。加えてコレステロール値、心電図、痛風にかかわる血液中の数値と3つも再検査に引っ掛かってしまった。
「こんなはずじゃなかった。今まで引っ掛かっていないものまで引っ掛かってるじゃん。どうなってるの。頑張ってきたのに効果がでてないじゃん」
益々この先の健康不安が重くのしかかってきた。時期を同じくして左の肩から腕にかけて突然痛み出し、義母の介護にも支障をきたした。自分の体はどうなっているんだろう。入院が必要になったら義母の介護はどうしよう。
不安を抱えていても時間は止まらない。今できることをやるしかない。気持ちを切り替えるしかない。
朝一のプロテイン、たんぱく質と野菜多め、間食を控えるなどの食生活と睡眠時間や食事の時間などに気を付け、カーブスには時間をやりくりして週3回通うことを自分に課してチャレハを心掛けた。検査から3か月後の再検査では、特に心配はなく治療は必要ないということで胸をなでおろした。
5月に義母を見送り、介護生活が終わった。しかし、食事と生活リズムについては引き続き意識を高めた生活を心掛けた。カーブスも最低回数を月12回とし、時間の調整をしてなるべく通うようにした。
カーブスでは、通う回数だけでなく、チャレハを意識するために、腹圧を高めることに加えて、マシンごとに30秒で何回動かせるか具体的な数値目標を立てて取り組むようにした。例えばショルダー・プレスは13回動かす。ベック・デックは10回など。そうすることで、達成感も一段と高まった。
意識して取り組むうちに、持病の喘息（発作は全く出ていないが、予防として薬を服用している）の通院以外（眼科等の定期検査はある）、通院がなくなったことに気付いた。しかも、腹圧を高めて呼吸をしているためか、呼吸器の数値は以前よりかなり良くなっている。あれほど大きかった健康不安が薄れてきている。毎年の年度末にやっていた保険料控除申告書の提出がなくなったのだ。私は健康になってきている！！
よくコーチたちが
「筋トレをすることで、免疫力が高まります。腹圧を入れ、マシンを動かすことで体の内側から免疫力を高めましょう」
と仰っている。こういうことなのか。いつの間にか、義母の排泄の介助にも支障をきたした左腕の痛みもほとんどなくなっていた。自分の体を通してのその言葉を実感することができた。入会したときの知り合いの言葉も嘘ではなかった。同じ筋トレをしても意識一つで変わるのだ。
カーブスに通われている仲間の方からもたくさんの刺激をいただいている。
「こんにちは」
「おつかれさま」
と気さくに声を掛けてくださる方、チャレハされている方、開店当時から通われている方、お体に不自由な部分がありながら通われている方、80、90の大先輩、毎日欠かさず通われている方などなど、皆さんカーブスという場所に集い、生き生きと頑張っていらっしゃる。自分もそんな仲間の1人に入れてもらっていると思うだけでやる気に満ち、気分も上がる。
健康を実感し始めたころから、体重、腹囲、体脂肪などの数値もよくなってきている。
「ありがとう。カーブス。やっぱり努力は裏切らないね。」
今は、健康に過ごせる日々、通わせてもらえる環境、温かく励ましてくださるコーチたち、すべてに感謝の気持ちでいっぱいだ。
「こんにちは、和枝さん。今日も来られましたね。体の内側から燃やしていきましょう。」
コーチの言葉で心と体のスイッチがオンになる。さあ、今日もマシンの目標値をクリアできるようにチャレハしよう！
