「次の方どうぞ」と診察室に呼ばれました。人間ドックの結果を聞く日です。毎年、血糖値やコレステロール値が上昇しているため、数値が下がっていることを祈りつつ中に入りました。前回の血液検査の後で先生から「運動しなさい」と言われていたので、毎日6,000~7,000歩以上歩いてドックを受診しました。自分の中では運動したから良い結果が出るだろうと期待していましたが、結果は良くありませんでした。数値が下がるどころか今までより上がっている項目もあったのです。食事も自己流ですが気をつけていたはずなのに。
そんな時、ラジオ体操の良さを伝える活動を一緒にしているお仲間さんから「筋肉をつけることが大事です。いつまでも元気で動きたいですよね!」のメッセージとともにカーブスの無料体験チケットが届きました。受け取った時は、(筋肉つけなきゃ代謝はアップしないよなあ)と思いながら1か月が過ぎました。それからはチケットのことをすっかり忘れていたのに、ある日急に思い立って、すぐにカーブスに向かったのです。予約も何もせず、突然お店の中に入り説明を聞きました。私ってこんなに勇気のある人間だったかな?と自分でも驚くべき行動でした。何がそんなに私を駆り立てたのかわかりませんが、話を聞いてすぐに体験の予約をして帰って来たのです。
体験では、2つのマシンを使って運動したのですが、たった2つやっただけなのに、マシンを降りると不思議に体が軽くなっていました。初めて感じる感覚でした。それで、カーブスに通うことを決意し、まずは週に2~3回を目標に頑張ってみることにしました。その頃は、腰と肘に強い痛みがあり、整体や整形外科で治療をしながらカーブスにも通うという生活を続けていましたが、カーブスを始めて3か月が過ぎると痛みがだんだん弱くなり、お世話になった整体も整形外科も卒業できたのです。むしろ痛くてもカーブスで体を動かすと痛みが和らぐので(今日は行くのをやめようかな。)と思う時こそ頑張って行くように心がけています。
今、自宅で94歳の母を介護していますが、車イスへの移乗やベッドへの移動、おむつの交換など腰や肘に負担がかかる動作が多く、以前は腰が悲鳴をあげていましたが、筋トレをするようになり毎日母の介助をしても痛みが出ることがほとんどなくなってきました。筋肉をつける大切さを実感しています。痛みから解放されて喜びを感じながらカーブスへ通うことが私の日課になりました。そして悪かった数値も下がったのです。
カーブスで筋トレをしていると、今まで知らなかったたくさんの学びがあります。その1つが、水分を摂ることの大切さです。水分が不足すると血液がドロドロになり、筋トレの効果が減少するということ。コーヒーは飲めても進んで水を飲むという習慣がなかったので、カーブスを始めた頃は、ほとんど水分を摂りませんでした。その私がワークアウト中に500ミリリットルの水が飲めるようになったのです。30分で500ミリリットルなんて飲めるわけないと思っていましたが、ボードのマークの所で飲んでいくと飲み切ることができたのです。緑茶1杯を飲むのがやっとの私にとっては驚きでした。普段の生活でも水分を意識して摂れるようになり、水分不足からくる頭痛や足のつりが、最近は少なくなってきました。
また、私は猫背のため姿勢が悪く、やせ型なのにお腹だけポッコリ出ているのが嫌で嫌で仕方がありませんでした。何とか改善したいと、すがる思いで内科の先生に相談すると、「お腹に力を入れてみなさい」と言われ、やってみたのですが、力を入れてもお腹はへこみません。鏡に映った自分の姿を見て、ため息が出ました。「お腹に力を入れる動作を毎日続けていくように」と言われたので、気づいた時にはお腹に力を入れることを意識して生活しましたが、変化がなく。私にはかなり大きい子宮筋腫がお腹にあるので、へこむことは無理だろうと自分で勝手に理由をつけてやめてしまいました。当然すっきりしない日々が続きましたが、それを解決してくれたのはカーブスでした。「腹圧」です。腹圧を意識して、コーチに教えられたように立ってみると、今までとは違う姿勢が保てたのです。一時期でもいい姿勢になりとても気分が良くなりました。それからは腹圧を意識して筋トレを頑張りました。何をしてもへこまなかったポッコリお腹が、腹圧プラス筋トレの成果が現れてきて少しずつへこんできたのです。まだ、私の理想とするお腹にはなっていませんが、腹圧に気をつけて筋トレを続けていけば、背筋が伸びて後ろ姿が若々しくなったね。と言われる日も近づきそうです。その姿を目指して、朝起きた時から腹圧を意識して生活するようにしています。
食生活では、胃を切除した後、食が細くなって1回の食事量が減り、すぐにお腹がすくので、1日に何回もスナック菓子や甘いものをつまんでいました。こんな状態なので、貧血気味でお昼になると体がだるくなってしまうことがよくありました。これではいけないとわかっていてもそこからなかなか抜け出せないでいたのですが、カーブスでたんぱく質を摂ることがとても大事であることをくり返し教えてもらい、やっと自分の食生活を見直していかなければと思ったのです。ただ、長い間続いた悪習慣を変えていくことは、好きな物だけ食べていた私にとって簡単ではありませんでしたが、毎日たんぱく質のチェック表を見て自己採点しながら、たんぱく質を多く含む食品を少しずつ増やしていきました。カーブスレシピは、たんぱく質が効率的に摂れるので、お料理が苦手な私にとってその日の夕食の献立をどうしようと悩む時にとても助けられています。お料理が下手な私でもレシピ通り作ればおいしくできるので、家族にも喜ばれています。おやつは、ご褒美として甘い物も食べますが、たんぱく質が多いおやつをできるだけ増やし、工夫しながら食べています。チョコレートが手放せなかった私にとって考えられない変化です。
また、今年のお正月に久しぶりに妹と会いました。妹が開口一番「お姉ちゃん、肌がきれいになったね」と私の小さな変化に気づいてくれたのです。たんぱく質を摂ることに合わせてプロテインを飲んでいることも、全身にじわじわと現れてきているのだと思いました。それは、冬になると乾燥で手荒れがひどくひび割れから出血するほどだったのに、今年は、手の状態がいままでになく良かったのです。着付けの仕事で手を使う私にとってとても嬉しい変化です。
カーブスを始めて、今まで何とかしたいと思っていた生活習慣をいい方向に変えることができ、本当に良かったと思います。毎月の計測では、結果が出ないこともありますが、お店で「現状維持は筋トレの成果!変わっていないことが本当にすごい!!」の掲示物を見つけた時、この言葉が心にスーッと入ってきて、何度も読み返した自分がいました。計測で結果が出なくても落ち込む必要はないんだと。「筋肉は大事です」と私に伝え、カーブスを始めるきっかけを作ってくださったお仲間さんに感謝するとともに、これからも好きな趣味を笑顔で楽しむために、優しいコーチの方々に励まされながらコツコツと長く続けていけたらと思います。