Sさんとは30年以上も前に出会った。Sさんはよく気がつく人で、他人が望んでいるだろうことを先回りして、フットワーク軽く助けてあげられる人である。9年前、ふと気付くとそのSさんが太り出し、動きも鈍くなったように見えたのである。失礼な表現をすると、小柄なSさんがコロコロした感じになったように思われ、「Sさん、カーブスに体験入学してみない?」と誘ってみた。すると、すぐにオーケーが出たので、かえって私の方がびっくりしてしまった位である。
どうも、周囲の人がカーブスを話題にしているのを耳にして気になってはいたが、じゃ率先して行ってみようかという勇気は無かったというのが本音らしい。そんな心境でいたところを私の誘いが後押しになったらしく、体験入学してみる気になったのだと言う。
さて1回体験入学してみると、計測結果の体年齢が実年齢よりも10歳以上オーバーと出てしまい、青冷める思いで、即刻「入会させてください」とお願いして、見事、メンバーの仲間入りを果たしたとの事。家族には黙って入会したので事後報告となったのだが、気持ち良く「やった方が良いよ」と賛成してくれたので、安心して通い始めたという。
7年前、交通事故に合って40日間入院したため、カーブスも止むを得ず退会をした。腰椎を折るという大事故で、手術も受け、今でも腰にはチタンが入っているという。医師には「大事にし過ぎて動かないでいると、体調も痛みも悪化するから、運動をしなさい」と教えられ、カーブスに再入会した。ちょうど過去のカーブス体験者は入会金無料というキャンペーンの最中で、それも有難かったとの事。
今では週2、3回カーブスに通い、カーブスに行かない日は、最近になっておうちカーブスを取り入れ、1ヶ月600時間の運動目標をしっかりこなしているという。おかげで入会時より体重は5キログラム減、ウエストも2センチ細くなり、体調も良く、るんるんの毎日との事。以前の軽いフットワークも戻り、お世話活動にも燃えている。そしたら先日、次男が結婚して良いことづくめの毎日です、との事。
「あの時、カーブスに誘ってもらっていなかったら、運動嫌いの私はどうなっていたか?考えると恐ろしくなります。誘っていただいて感謝ばかりの毎日です」とSさんは言う。そんなにまで言っていただいて、嬉しくなった私はつい白状してしまった。「だってあなた、ずい分コロコロして見えたんだもん。これは大変と思って誘ったのよ」と言うと、Sさん、屈託なくケロケロと笑い、「ありがとう、ありがとう」と言ってくれたので、私は内心大いにホッとしたのであるが...。
Sさんとのことで2つ学んだことがある。他のメンバーさんがSさんの前でカーブスの話をしていなかったら、Sさんにカーブスの予備知識が無かったら、Sさんは突然の私のすすめにも二の足を踏んだのに違いない。前もってカーブスの知識があったからこそ、身近な私の誘いが一歩踏み出すきっかけになったのだろうと思える。
だから、気付いたことの1つ目は、常にカーブスを人に伝えつづけること。
そして2つ目。伝えつづける中で、気になった人にはすぐに体験入学をすすめること。
この2つが大切であると思い知った気がする。私は今後も忘れずにこの2つを念頭において行動しようと思った。更に、こんなに人に喜んでもらえるカーブスだもの、私自身は死ぬ直前まで通いつづけようと心に決めた次第である。