"カーブス保土ヶ谷店は、今年創業15年目です"と聞き、私が初めてその名前を耳にしたのは、そんなに前のことだったのだ、ととても驚きました。その頃の私はまだ随分若く、運動が必要という認識は全くなく、私よりお姉さんたちが通うジムね、といった印象でした。

 月日は流れ、50歳を越えた頃から、何となく不調という状態が長く続きました。双子の娘たちは独立し、保育園で仕事をし、時には旅行をし、と楽しい生活を送っているのに、高い頻度で風邪をひいたりして体調を崩してしまう。ここ数年はコロナ禍があり、父が亡くなり、同居する母との関係に悩むことが多く、不調に迫車をかけているのは頭では分かっていました。不調になるたび、免疫力を上げよう、体を鍛えようと考えるのに実行できない。そんな日が続いていました。

 そういう自分を変えたい、元気になりたい、と考えるうち、知り合いの何人かがカーブスを始めたという話を聞くようになりました。"あ、あのカーブス!"しばらく忘れていたジムの名前です。知人に紹介されるなんて待ってはいられない、とホームページを探し、体験の日を予約しました。

 コーチは、決断したことをまず褒めてくださり、自分を肯定してくれる人がいることに安心しました。体力はあるつもりだったのに、マシンは全く動かせないし、スクワットも出来ない。自分がこれほど何も出来なくなっていることに、ただもうガクゼンとしました。

 嘆いていては始まらない、と即日に入会を決断しました。最初は頑張りすぎて体調を崩し、1ヶ月もお休みするというハプニングがあり、続けていけるか不安になったのですが、コーチからの、ゆっくり、慌てずにという声かけを胸に、自分のペースを探し、次第に習慣になっていき、今に至っています。

 毎回通うたび、様々な年代の女性が、30分間一生懸命にワークアウトし、おしゃべりをしてニコニコ帰っていく姿を見て、私もそうなっていけたらいいなと思っています。

 すすめられたプロテインも毎日飲めるようになり、筋肉がついてくるかしらと期待している毎日です。