48歳の夏、左腕が上がらなくなった。五十肩だ。原因はすぐに思い当たった。運動不足だ。2000年コロナ渦に入り、10年以上続けていたジム通いをやめたせいだ。気づいたら腕の筋肉が全て脂肪に変わっていた。
急いで整形外科の門を叩いたが、ヒアルロン注射、リハビリを重ねても改善されない。焦る気持ちの中、最寄りの駅近のカーブスの看板が頭をよぎる。私に必要なのは筋トレなのかもしれない。そんな経緯でカーブスに飛び込むことに決めた。
無料体験で、初めてカーブスのトレーニングルームを訪れた時、色々なことが新鮮に感じた。まず、コーチが必ず訪れた会員のファーストネームを呼び挨拶をする。筋トレ中はコーチが順番にアドバイスをしてくれる。月1回、計測を行いアドバイスしてくれる。パーソナルレッスン並みの手厚さだ。そして何よりうれしいのは、1回30分でワークアウトとストレッチが完了すること。「これは続けられる」と感じ入会を決めた。
初めのうちは、五十肩が痛くて手を上に挙げるマシーンはきつかった。ストレッチも思い通りにできず、人目が気になったが、周りを見ると、どこかしら不調を抱えるメンバーも少なくない。コーチも不調があるメンバーには、各自に合わせた筋トレやストレッチのコツを教えてくれる。私も、腕を上げるストレッチの際は、無理せずにもう一方の腕で支えながらやればよいと教えてもらった。調子がよい箇所の筋トレは、大きく、早く動かすことでより負荷がかかり、効果的だとも教えてもらった。
プロテイン試飲会では、ミルクティーがおいしくて定期購入を始めた。カーブスのプロテインを飲み始めてからはよく眠れるようになった。睡眠の質を改善するというGABAが入っているためだろう。日中も疲れにくくなった気がする。それに気を良くして、ヘルシービューティーも定期購入を始めた。そのせいであろうか。年末年始は毎年2㎏位増えるのが当たり前だったが、今年は変化なしだった。五十肩以外にも、私は問題を抱えていた。体重増加問題だ。40歳を過ぎて、体重は73㎏に達し、肥満による高コレステロール、足の裏の痛みに悩まされた。それを機に、ある化粧品会社が当時実施していたダイエットプログラムに取り組んだ。その際、DNA検査結果で、糖と脂肪を人よりも吸収しやすく、グレリンという食欲を促すホルモンが出やすいということが判明した。専門家のアドバイスの元、厳しい食事制限と運動により半年間で50㎏まで落とすことができた。しかし、スタイルの維持は3年もたなかった。カーブス入会前は64㎏まで戻っていた。そんな太りやすい体質の自分が、年末年始に体重増がなかったことは奇跡に近かった。
現在、入会して4か月になる。整形外科ではなく整体に切り替え、カーブスと並行して治療を行った結果、整体師からは五十肩は8割方よくなっていると言われている。あとは、日々のストレッチで回復するだろうとのこと。今後は、週3回のワークアウトを目標に、筋活を継続したい。体重はできればあと5㎏は痩せたいが、ハードな食事制限は続かないことが分かっているので、少しずつ間食を減らして徐々に減量できたらと考えている。
カーブスをはじめて何よりもうれしかったのは、運動とプロテインにより疲れにくくなったこと。日々のパフォーマンスの質が上がっていると感じる。30分のワークアウト中にはコーチとのコミュニケーションと筋トレ、ストレッチにより、体力的にも精神的にもリフレッシュできる。自分らしく生きるために大切なことをカーブスは教えてくれた。