遡ること5年前、私は病院のベッドにいました。町の健康診断で大腸ガンが見つかったのです。実は何年か前にも再検査の通知が届き、かかりつけの病院に行った時、先生に「少し気になる腫瘍があるので、また少ししたらカメラ受けに来てください」と言われていましたが、体調には何の変わりもなく、至って元気な毎日を過ごせていたので、検査のことが頭にあっても、そのまま放置して何年も過ごしていました。今思えば、あの時検査を受けていれば...と後悔しかありません。健康には人一倍気をつけているつもりで、ウォーキングをしたり食事にも気をつけたり。なのに私がガン?その腫瘍は、にぎりこぶしくらいの大きさになっていました。

 手術前の検査で総合病院に約1週間入院し、あらゆる検査をしました。あと2日で検査が終わると思っていた矢先に、先生から耳を疑うことを言われました。「庄子さん、もう少し検査をしないといけなくなりました。悪性リンパ腫がみつかりました」と、「え?」一瞬頭が真っ白になりました。そう先生に言われてからは「私、死ぬのかな?この先どうなるんだろう?」と不安で不安で病院のベッドで、ずっと泣いていました。

 主人と2人の子供にすぐ連絡をしました。後日、先生から家族に詳しい話を聞かされました。追加検査の結果では、幸い他のリンパには転移していなかったことを知らされ、今すぐには抗がん剤治療は必要ないと診断されました。

 その数日後に大腸ガンの手術が終わり、それからは定期的な通院で血液内科に通うようになりました。通院のたびに採血をし、その結果がどうか、先生から話を聞くという流れで通院生活が始まりました。

 先日、いつも通り受診日に通院し先生と話していると「庄子さん(病気が発症してから)5年経ちましたね。血液検査の結果も安定しているし、これからは病院(通院しなくても)もういいですよ」と言われてビックリしました。2度目の「え?」です。私は、一生病院通いをして検査しての生活が続くと思っていたのですから...。気持ちが凄くすごく軽くなりました。

 先生からこのような嬉しい言葉をいただけたのは、カーブスに通って免疫力が高まったからだとしか思えません。天気が悪かったり、気分が乗らなくて家でグータラの日もあります。そんな時、私を見て主人が言います。「今日カーブス行がねの?行って来たらいっちゃ(仙台弁...行かないの?行って来たらいいさ)」と。私は運動はキライな方ではありません。でもたまにするウォーキングくらいしかしていませんでした。免疫力を高めれば病気になりにくいことは知っていました。筋肉がつけば、おのずと免疫力が高まることを知ってから筋肉をつける為に運動しようと決めました。

 カーブスは、新聞の折り込みチラシやテレビCMを見て気になっていました。通ってみようかな?と思い、通い始めてから早いもので4年が経ちました。今では病気前の私より今の方が元気です。カーブスには、私が目標にしている先輩方が沢山いらっしゃいます。その先輩方からいつも何気ない声かけや、会話をしていただくおかげで日頃のストレスはどこへやら。私も、その先輩方と同じくらいの年齢になったら同じくらい動けるように今日もカーブスで頑張ります。

 「日香里さん、こんにちはー」毎回コーチのこの明るいあいさつで私は頑張りモードになります。この先もずっと自分の病気を忘れるくらい、毎日ハツラツと動いていたいから今日もカーブスに通います。

 特別な贅沢は望みません。ただ1日1日を大事に、そして元気に過ごせることだけが私の願いです。