ある日いつものようにカーブスに行くと、「カーブスコーチの想い」というタイトルの文章が書かれた紙が壁に貼られていた。ストレッチをしながら読んで、とても感動した。カーブスに行くたびにいつも読んでいる。
1番印象に残ったのが「私たちは、そんな人を放っておけない。筋トレをすればよいというのをわかっていながら、見て見ぬふりをすることはできない」という言葉だった。"そんな人"とは「筋トレの大切さを知らない人(筋トレは様々な病気を予防できて体の老化を防げるということを知らない人)」で、「だんだん体型や体調が変わり、自分の体力が衰えていくごとに、人生を楽しく生きることよりも、今後の不安に押しつぶされそうになる」人ということ。「放っておけない」という切実な言葉に優しさを感じ、心を打たれた。その少し下には「全ての人に幸せな人生を送ってほしい」と書かれていた。カーブスコーチが単に運動を教えるだけでなく、人々の健康と幸せを筋トレで支えるという使命感をもっていることを思い、感謝で胸が熱くなった。
私は今年の夏で50歳になる。カーブスをはじめたのは42歳の時だが、途中退会していた期間があり、再開したのは45歳。再開してからも早くも5年だ。特にここ数年で自分の年齢と老いを感じることが増えた。自分が子ども・学生の頃にお世話になった大人...両親や先生など...は、定年を迎えて第二の人生を歩み始めている。年長の世代に助けられる側から、若い世代や高齢の世代を支えて助ける側の年代となった。もう若くない??いやいや、私にはまだまだ続けたい仕事や趣味があるし、新しく始めたいこともたくさんある。そのためには健康な体と心が必要不可欠! しかし同年代の友人には、足腰の痛みや疲れやすさ、更年期症状に悩み、「もう歳だわ...」「あかんなぁ」と愚痴る人もいる。私自身はそれほど不安なく元気に過ごせている。日々のカーブスでのワークアウトと、支えてくれるカーブスコーチのおかげだとありがたく思う。
ところで、私の主な仕事は心理学の研究である。在宅で、資料を検索したり、研究論文を読んだり書いたり、非常勤で少し大学の授業を担当しているのでそのための資料作成や調べものをしたりなど、デスクワークが中心で、頭を使って考えることが多いものだ。好きで続けている仕事ではあるが、考えが煮詰まると同じところをぐるぐるしているばかりで進まない。座ってパソコン作業ばかりで肩や腰もつらい。そこで1日のうちの決めた時間にカーブスに行く。ワークアウトをしている間は、使っている筋肉と腹圧に意識を集中させているので余計な難しいことを考えない。筋肉が動いているのを体で感じる爽快感がある。要所要所でコーチがサポートに入ってくれて励ましてくれる。筋トレを終えストレッチをしてプロテインを飲んでカーブスを出るときには、体も心もすっきり爽快、ポジティブになっている。そして、帰宅後に仕事を再開すると、煮詰まっていた事項に少し解決策や新たな観点が見えて、仕事が進んで嬉しくなる。夕方には、帰宅した息子や夫を笑顔で迎え、家事をしたり一緒に遊んだりすることができる。幸せな毎日である。そういえば、「どうせ」「無理だ」とネガティブな気分になることが多かった私が、落ち込むことが減って「きっとできる!」と明るくポジティブになったような?
運動が嫌いだった私がカーブスを続けているのは、このように私の毎日の幸せをカーブスが支えてくれているから。そしてカーブスがただ運動するだけのフィットネスクラブでなく、コーチの熱い想いに支えられた「特別なクラブ」だからだ。カーブスに来れば、熱い想いを持つコーチと、生き生きと元気に毎日を楽しんでいるたくさんのメンバーさんの姿を見ることができる。だから、前向きに楽しくカーブスに行くことができるのだ。
カーブスをはじめたときは、引き締まったきれいな体型になりたいという動機が中心だった。現在ももちろん、その気持ちはあるが、年齢を自覚した今は、それ以上に、体力を維持して自分の力で思い通りに元気に動けるようであり続けたい、大好きな仕事を長く続けたい、健康を維持して老化と病気を防ぎたいという思いが強い。50歳を間近にして、これからの体型や体調が不安になる気持ちがなくはない。しかし、カーブスで出会う他のメンバーさん、特に長く続けていて私より上の世代のメンバーさんが生き生きと人生を楽しんでいる姿を見ることが、きっと大丈夫、不安にならなくていいと信じさせてくれる。
今までの私のカーブスライフは順調一直線だったわけでもない。しかしその都度コーチが助けてくれた。計測の数値が良くならずに泣いた時もあった。コーチは親身に励ましてくださり「チャレンジハードの日とそうでない日を交互にすればよい」「お水をしっかり飲んで、お食事のたんぱく質を意識されるといいですよ」と具体的に助言してくれた。自宅での掃除中にうっかり腰をいためてしまった時は、痛みがあるときの筋トレの方法と注意を指示いただき、さらに翌日も翌々日も「腰はいかがですか」と声をかけてくださった。腹圧を高めて痛みのない範囲で筋トレをすることで、次第によくなり、その後足腰を痛めにくくなった。
先日、美容院に行った時に、担当の美容師さんに「ちょっとやせられました? お顔がしゅっとされましたね」と言われた。え?そうかな...。これはぜひコーチに伝えなきゃ! 翌日コーチに話すととても喜んでくださり、「このあたりすっきりされてますよ! 京子さんが毎日頑張っておられるからですね」と笑顔で言ってくださった。嬉しさが2倍にも3倍にもなった。
「カーブスコーチの想い」には「カーブスは、自分以外の人のために本気で涙を流すコーチのいる特別なクラブ」とも書かれていた。それが真実であることを私は知っている。自分以外の人の幸せを本気で願い、メンバーさんの成果を自分のことのように喜んでくれるコーチに会いたくて、筋トレの爽快感と成果を得たくて、私は今日もカーブスに行く。
「体が変われば心が変わる。心が変われば毎日が変わる。毎日が変われば人生が変わる」ことを身をもって感じることで、自分の人生の夢や目標も明確になってきた。私の夢は、つらいことがあっても人が幸せに楽しく充実して生きることができる心理的メカニズムの解明と、幸せな人生に影響を及ぼす諸要因を明らかにする研究を進めて全ての人を幸せにすること、そして大切な家族と幸せな毎日を過ごすことだ。カーブスを続けていればきっとこの夢を叶えることができると信じている。50歳を目前にして、希望に満ちあふれ、ますます人生が楽しい! カーブス、カーブスコーチ、今日もありがとう。これからもよろしく。