<カーブスを始めたきっかけ・熱心に取り組むようになったきっかけ>
 カーブスを始めたのは、今から約5年半前、2019年秋に遡る。職場から家までの通勤途中、いつも乗る駅から1駅歩いた駅前にカーブスがある。健康のために歩かなきゃ...と時々1駅分歩いた時に通る道にあるカーブスが気になっていた。当時父の介護のため、週に1~2回、1時間半かけて実家に帰っていた。身体も気持ちもしんどいな...と思う毎日であった。少し早めに仕事が終わり、1駅歩いてカーブスの前を通った時、貼ってあったポスターの「女性だけのジム」「30分」に吸い寄せられるように、ドアを開けた。「こんにちは!」というコーチの明るい声に、気持ちがほっこりしたことを今も覚えている。そこからカーブス体験へとつながったのだが、30分身体を動かすことで、こんなにも身体が楽になるのかと驚いた。

カーブス体験を始めて1か月ほどして、父を見送ることとなった。寂しい気持ちやその後の手続き等で、カーブスにすぐには入会できなかったのだが、数か月後少し落ち着いてから、迷わず入会手続きをした。コロナ禍の間も、マスクをしながら、週に1回くらいではあったが、仕事の帰り道通っていたことを思い出す。その後も、週に1度、仕事が忙しい時には2週間に1度という時もあったが、辞めずに続けてきた。

そんな私が、熱心にカーブスに通うようになったのは、約2年前の春に骨折したのがきっかけである。タクシーを降りたところが段差になっており、足をくじいて足の甲を骨折してしまった。松葉杖で移動することがいかに大変か、そして日常生活のすべての場面でいかに全身の筋力が必要かを痛感した。ギプスがはずれた時、骨折した足を見て愕然とした。むくんで象の足みたいになり、血色も驚くほど悪い。医師から軽い運動ならしてもいいと言われて、数か月ぶりにカーブスに行けた時の喜びを今も忘れない。筋トレできる、ストレッチできる喜びは格別だった。あらためて筋肉の大切さを痛感した。

<コーチからの言葉の重要性>
 これまでのカーブスライフを振り返ると、続けられた1番大きな理由は、コーチからの言葉だと痛感している。私は大学で教員をしており、社会言語学(コミュニケーション研究)を専門としているが、自身の専門領域からも、コーチの声がけが、カーブスに来る人達に大きな勇気や元気を与えているかを感じている。「明日は降水確率0%で晴天です」といった発言に見られるように、コミュニケーションの重要な機能として「情報伝達」が挙げられる。しかし、それと同じくらい大切なのが、人と人との関係を紡ぐ機能である。コーチが「今日もカーブス来れましたね。素晴らしいです!」と声がけしていただいたら、心がほっこりします。「和代さん、頑張りましたね!」と褒めていただけると、嬉しくなる。名前(下の名前)を呼ばれると、自分自身のことを認めてもらっている(受けとめてもらっている)気持ちになる。1週間お休みすると、「和代さんどうされましたか?」と電話いただいたとき、気かけていただいているんだ、行かなきゃ...と思う。すべて、人と人との関係を構築する機能を持つ発言であることに気づかされる。カーブスの扉を開けると「和代さん、こんにちは!」とコーチから声がけされる。教室には大勢の方が通っておられるのに、そのすべての方々の名前を憶えておられるコーチには敬服するばかりである。

<周りにCurver(カーバー)が増えてきた!>
 特に意識しているわけではなかったのだが、「カーブス行ってから身体変わったよ!」「女性だけだからトレーニング中に着る服も気にしなくていいし楽だよ」「好きな時間に行けるから通いやすいよ」と、同僚や研究仲間に言っていたら、「私もカーブス始めたよ」という「カーバー」が私のまわりに増えてきた。それぞれが別々の教室に通っているので、カーブスで会うということはないのだが、職場や研究会で会うと「週に2回は行ってるよ」「計測で筋肉量増えたよ」「私の教室では90歳以上の方も来られているよ」等々、カーブスの話題で盛り上がるし、カーバー仲間も頑張ってるんだと思うと、私も頑張ろうと思えるようになる。

カーバー仲間で共通して聞かれるのが、「コーチに褒められるのが嬉しい」「名前を呼んでもらえるのが嬉しい」「毎月の計測が(怖いけど)大切」ということである。そして、運動だけでなく、食べ物、特にたんぱく質の摂取を意識するようになったということも皆で話している。これからも「カーバー」仲間が増えて、カーブスの話題で盛り上がればいいなと思う。

<アンチエイジング(anti-aging)からウェルエイジング(well-aging)へ>
 来月還暦を迎えます。50代は、アンチエイジング頑張りたい、若々しく見せたいという気持ちが大きかった。しかし、還暦を迎えるにあたり、それよりもウェルエイジングが大事なんじゃないかと思うようになった。カーブスに行けば、人生の大先輩方が大勢いらっしゃる。80代、90代になっても、カーブスに通って、同じマシンを動かし、背筋をピンとして颯爽と足踏みされている姿を見て、心の底からかっこいい!と思う。

今年の目標は、「週に2回以上はカーブスに来る」ということだ。簡単そうに見えて、実際には難しい時もある。終日の授業や会議の後、1日の終わりにはくたくたになっている。このまま帰りたいなーという気持ちに負けることも多々ある。しかし、最近では、しんどい気持ちのままでいいからとりあえずカーブスに入ることにしている。扉を開けると「和代さんこんにちは!今日も頑張ってこられましたね!」という元気いっぱいの声。本当に不思議なことなのだが、そんなコーチの声を聞いた途端しんどかった気持ちが和らいでいくのだ。そして30分身体を動かした後には、しんどさが消えているのだ。

嬉しいことに、計測ではずっと体年齢が40代をキープしている。特にコンスタントに週に2回以上通うようになってからは、身体も締まってきたことを感じる。特におなか回りや背中周りのたるみがなくなりシュッとした感じがする。先日帰省した娘からも「ママの体形素敵!」と褒めてもらった。これからも、かっこいい60代、70代、80代、そして90代(笑)を目指して、カーブスに通い続けたい。身体も心も元気なるカーブスが大好きだから...