「あ!10時半。カーブスタイムだ。」
 テレビを見ていても、新聞を読んでいても車で20分余りのカーブスへ出発する。現在は月15回以上を目指しているが、入会当初は月8回ぐらいしか行かなかった。
 2016年8月にカーブスに入会。それまで糖尿病でかかっていたお医者さんは、血液検査のたびに、○○の数値が高くなったからと薬を増やすのが不安で嫌だった。そこで友達に相談し、紹介してもらったのがM医院の先生だった。先生は「糖尿病は食事と運動の両輪の治療が大切です。ウォーキングもしていないなら、カーブスに行きなさい」と言われた。それから近いカーブスを探すと、岩出水栖店だとわかった。
 運動が苦手な私は「続けられるかなぁ?」と不安な気持ちで入会した。最初の5回はコーチとマンツーマン。マシンの使い方を丁寧に教えてくれた。「これなら私にも続けられそうだ」と確信した。それでも月6回行けばいい方だった。
 しかし、続けていると身体の動きが軽くなってきた。出先の階段も何十段も昇ることができるようになってきた。カーブスを終えた後も足取りは軽くなっている。もっと回数を増やさなければと思い、月12回行くように心がけた。そんな時、コロナ禍に突入。1人おいてのマシン。そしてついに「休業」となってしまった。
 コーチにおうちでカーブスの運動を入れてもらい、スマホで25分のトレーニングとなった。自分で精一杯やろうとしても、どうしてもゆるめの運動になる。この時ほどカーブスのマシンの有難さを感じたことはなかった。それでも毎日時間を決めてやっていると、少しは身体の動きがスムーズになる。やはり回数多くいくことが、自分の為になることを痛感したお家カーブスだった。
 それからの私は、月15回以上を目指すことにした。糖尿病の数値はそんなに変わらなかったが、階段を下りる時、一段足をすべらせてもこけなくなった。すべったその場で立てた。これは回数を増やしたことで筋肉がついたんだと実感した。すごく嬉しかった。「継続は力なり」とカーブスの壁に貼っている。これがその証だと思った。
 そして、冬にはいつも寝る前に小さなこたつを入れないと寒くて寝られなかった。ところが、真冬にこたつなしで布団に入ると、足元からポカポカと暖かいのだ。今までこんなことがなかったのでびっくりした。その後も毎年こたつなしで寝られるようになったのは、筋肉のおかげだ。筋肉の大切さを実感できたできごとだった。
 ところが、2022年4月、突然心筋梗塞になった。幸い早めに救急車に来てもらったので、10日間の入院生活だった。原因は糖尿病と言われ、今までの食生活を見直した。1番の課題は間食を減らすこと。心筋梗塞の背中の痛さは忘れることができない。「間食を減らし、たんぱく質をしっかり摂り、野菜もきちんと食べること」を目標にした。そして、カーブスも月15回以上は行くと心に決めた。すると、少しずつ体重が減り、8ヶ月で12キロ減となった。友達からも「すっきりしたね」と言われるようになった。また、カーブスを続けることで、身体が引き締まってきたのを実感でき嬉しくなった。

 今日もカーブスの扉を開けると、サーキットではメンバーさんが思い思いの運動をしている。スタート時点でコーチは「体調はいかがですか?」「お痛みはないですか?」と聞いてくれる。個人個人の体調を把握して、動きを指導してくれる。他のジムでは考えられない配慮だ。だから、疲れ気味の時は、ゆっくりペースで指導してもらえる。
 メンバーさんの中には80代の方が11名おられる。自分で車を運転されている方も何人かおられる。どの方も姿勢がいいこと、若々しいこと、お肌がきれいでアクティブなのに驚かされる。やはり、カーブスに来られる人は、元気ではつらつとした生活ができるのだなぁと感心する。私も80代になったら、先輩方を見習いたいと思う。
 そんな中で、今年1月~2月は「カーブスビンゴ大会」があった。カーブス歴、成果嬉しかったことの項目で、メンバー同志が交流し、思いがつながるとビンゴとなる。
 ストレッチを終わった人がお互いに名前を言い、「カーブスに来て何年になりますか?」「カーブスに来てどんな成果がありましたか?」「嬉しかったことはどんなことですか?」と交流していく。日頃は言葉を交わすことがなかった人と話すことができるのもよかった。メンバーさんの話を聞くと、「体力がついた」「筋肉がついた」「姿勢がよくなった」「肩こりがましになった」「風邪をひきにくい」「膝や腰の痛みが楽」といった内容が多かった。メンバーさんは自分の健康維持のために頑張っておられることを改めて認識した。交流することで切磋琢磨し、自分も目標をもって励むことを学ぶことができた。
 毎日のようにカーブスに通っていると、同じ時間に来ている人と話ができるようになる。健康面のことから、食事面のことに始まり、世間話もできる。以前月10回ほど来ているだけではできなかったことが、今できている。「おはよう」「お疲れさま」そんな挨拶からいろんな話ができるのも、カーブスに行く楽しみとなった。

 月一度はM先生の診察を受けに行く。ここ1年近く血糖値が安定してきた。すると、先生は開口一番「カーブスに行ってますか?」と聞かれる。「はい、先月は17回行きました」と言うと「それでかなぁ、血糖値が安定してきてます。カーブスの成果かなあ。」と言ってくれるようになった。心筋梗塞を起こした時は8.5くらいあった数値が、7.0くらいになっている。先生もカーブス効果を認めてくださっている。嬉しいことだ。
 今日も又時間がくるとカーブスに出かける。扉を開けると、いつものメンバーさんが頑張っておられる。「おはよう」の挨拶を交わしながら、サーキットに入る。コーチから、「腹圧を入れてください」と声をかけてもらいながら、マシンを使う。2周まわる頃には肩も背中もすっきりしている。そして、冬の間風邪をひくこともなく過ごせた。免疫力もついているのだろう。私はこけそうになってもこけない筋肉をつけることを目標にしている。過去に3度ほど転倒の危険を回避できているのは、筋肉のおかげだ。よく「転倒予防には、足腰を鍛えておかないとだめだ」と言われることが納得できる。
 これからも、できるだけ多くカーブスに通い「筋肉をたくわえる」ことを心がけ、元気に過ごせる日々を目ざしたい。そして稽古事や友とのランチや旅行を楽しみたい。