私がカーブスに通い始めたのは、一昨年の8月のことでした。
毎年7月に健康診断を受けているのですがお医者さんからいつも言われていたのが、「なるべく運動するようにしてください」の一言でした。ここ数年、コレステロール値が高く、治療のために薬を飲んでいました。運動が大事だということはわかっていても何から始めたらいいのかわからずに悩んでいました。
いつものように買物をして、その後で4階にある本屋で本を買って帰る途中、同じフロアにあった「カーブス」の文字が目に入りました。気になってはいたのですが入る勇気がなくていつも素通りしていました。この日は体験無料の文字に引き込まれるように足が動いていました。話だけでも聞いてみよう、そんな軽い気持ちで中に入って行きました。
カーテンの奥にはマシンがあって、たくさんの人たちが運動していました。ポップな音楽も流れていて、楽しそうな雰囲気でした。担当してくれた方は、私の話を聞いてくれてカーブスの運動について説明してくれました。お話だけ聞いて帰ろうと思っていたのですが「今からやってみましょう」と、その日に体験をすることになりました。まだ心の準備ができていなかったのですが、そのスピード感が良かったのだと思います。私はいつの間にかカーブスの輪に入っていました。
筋力チェックの後、初心者マークをつけて運動を始めました。1つ1つのマシンの使い方を覚えるのも大変でしたが、だんだん体が動くようになっていきました。続けられるか不安もありましたが、仕事帰りに週2回の運動をしようと決めてがんばりました。途中、ほとんど行けなくなったこともありましたがコーチからお電話をいただいたのです。
「ヒロミさん、お元気ですか。しばらくお休みしていたようですが、体調はいかがですか。」
その優しい言葉に励まされました。仕事が忙しく、カーブスに通う時間もなくなっていた時期だったので、元気が出ました。それからは無理せず、自分のできる範囲でゆっくり続けていこうと決めました。目に見える変化はありませんでしたが、少しずつ心が軽くなっていくようでした。
職場で見かける方で、どこかで会ったことがあるな、と思っていた人がいました。思い切って声をかけてみると、カーブスに通っている方でした。お互いにびっくりして、それ以来、よく話をするようになりました。会う度に運動のこと、肩こりや腰痛がよくなったことなどを話して、元気をもらっています。
カーブスに通い始めて1年半、体調も良く仕事も順調です。
引っ越しで荷造りが大変な時も長男の結婚式まで準備があった時も、次男の受験があってドキドキの間も、どんな時もカーブスに通い続けました。運動していると、心のモヤモヤもなくなり、スッキリ整理されていくような気がしました。心が少しずつ元気になっていきました。いつの間にか冷え性や肩こりも軽くなっていました。毎日、よく眠れるようになって、コレステロールを下げる薬も飲まなくていい状態になりました。
先日、カーブスの雑誌を見ていたら、こんな言葉に出会いました。衛藤信之先生のこころの道標に「老いてこそ得られるものがあると受け取り方を変えることで、日々の小さなことに幸せを感じられるようになる」と。
歳を重ねることで、健康や家族のことで不安も増えたり、暗い気持ちになることも多くなっていたので、前向きに考えられるようになりました。北海道で1人暮らしをしていた母の認知症がわかり、介護について悩んでいた時でした。家族の支えが必要になる母のことを考えると、自分も健康で長生きしなければ、と改めて思いました。その後、母は名古屋にいる弟と住むことになり、毎日、元気に暮しています。春休みに名古屋の桜を見ながら公園を散歩することができて、幸せな時間を過ごしました。お互いに元気で会えることを楽しみにしています。
6月には孫が生まれます。母にとっては、初の曾孫になります。夏には曾孫を連れて母に会いに行こうと思います。いつまでも元気な娘でいられるように、そして元気なおばあちゃんになれるように今日もカーブスに通っています。
健康も幸せも現状維持を目指します。