毎日家を出る時に、全身が映る鏡を見て笑顔の自分に「今日も1日楽しくがんばろう」と声をかける日々。こんなおだやかな毎日が今あるのが信じられない。

 27才で結婚をしてすぐに子供ができて、子育てと家事の忙しい日々を送っていた時、主人が病に襲われて手術入院。その時息子はまだ3歳、私は車の免許がないので、バスを乗りついで病院に通う日々。
まだまだ手のかかる息子を連れて、身も心も疲れ果ててしまい、自分の体の事を考えてる余裕もなく、その結果体重は増え、肌はボロボロ、体のあっちこっちが痛くなり、鏡を見るのがいやで、いつしかお化粧もしなくなり、洋服もTシャツやトレーナーにスエスウェットを履く日々。その後主人が退院してさらに忙しい毎日。
このままでは、自分がだめになってしまう。1日中主人以外の人と話さない日々を過ごして、以前の明るい私に戻りたい。元気になりたい。そう思って息子が幼稚園に入った年に、パートの仕事を始めた。5年ぶりの仕事。不安がいっぱいだったけど、人と話をする楽しさ。仕事仲間ができて一緒にランチをしたり、私に生きがいをあたえてくれた。家事に子育て、仕事に主人の介護ととにかく忙しい日々。大変だったけど、幸せだったのかな?

 月日は流れて主人は、54歳の若さで、天国へと旅立って行った。今から5年前の事だ。あっとゆう間の事で、頭の中がまっ白になり、悲しくてつらくて生きる希望をなくしていた私に、追い打ちをかけるように乳ガンになって、出産以来の手術、入院。退院後は、放射線治療のため毎日病院に通う日々。そんな中、今度は顔面神経痛になってしまい、右側の顔がマヒしてしまい、また入院、治療の日々。あまりにもつらくて、「何で私だけが、こんな目に合わないといけないの」と思い、毎日ベッドの上で泣いていました。顔のマヒが治ならかったらもう生きてはいけない。
そんな時、亡くなった主人からもらった手紙や、LINEを読み励まされた。私は絶対に治ってまた社会に復帰する。主人と2人分生きていくと心に誓った。気持ちが前向きになったら心も軽くなって、少しづつだけど元気になっていって、3ヶ月は治るまでかかると言われていた顔のマヒも1ヶ月で治り、仕事にも復帰できて、仕事仲間の、「おかえり。待っていたよ」の言葉がすごくうれしかった。

 新しい1歩を踏み出してさあこれからという時に、今度は更年期が出始めた。特にひどかったのが、目まいで冬でも顔だけ汗をかいて、急に襲ってくる目まい、とにかくつらかった。さらに足の痛みがひどくて、いつも足をひきずって歩いていた。せっかく前向きになっていたのに、気持ちが沈んでいく毎日。
そんな時、たまたま行きつけのスーパーでカーブスの血管年齢を計るイベントをやっていて、計ってもらったら何と77才と言われた。ショックだった。その後コーチから話を聞き、無料体験に行った。始めはけっこうキツくて30分運動すると汗だくになって、大変だったけど、体がすっきりして気分もよくなっていた。これなら私にもできるかなって思って入会。
あれから1年と8ヶ月。入会前の私と、今の私は全然違う。体が軽くなってきて、体重も少しづつだけど減ってきた。友達からも「痩せたね」と言われ、うれしかった。笑顔になる事が増えて、毎日が楽しい。元気になって色々な事に挑戦した。去年の3月に23年間働いた仕事を辞めて、新しい仕事を始めた。3年前には、前から習いたかったエレクトーンも習い始めた。お休みの日は、電車やバスに乗って色々な所にお出かけする日々。

 カーブスと出会ってなければ、今の私はないと思う。カーブスは、私に生きる希望をくれた大切な存在。これからの私の人生のパートナーとしてずっと通い続けて行きたい。いつも明るく声をかけてくれるコーチ。私には娘がいないので、娘みたいな存在でもあるかな。一緒にがんばるメンバーさんにも励まされる。80代のメンバーさんを見ていて、「私も元気な80代になりたい」って思うようになった。今58歳、まだまだ人生これから。今の私の目標は、まだ行った事のない海外旅行に行く事。いつか実現できるように、今日も大好きなリラックマのタオルを首にかけて、カーブスで元気に運動しよう。10年後、20年後の元気な私でいられるように。