ありきたりですが、カーブスと私は、今では切ってはいけない「縁」です。まさしく、私を再生してくれた恩人的な存在というか。
そもそもカーブスとの「縁」は、親類の方が先に入会していて、誘ってくれたことです。その頃の私は、動くこと、汗を流すことが嫌いで、わざわざトレーニングすることを日々の生活の中に組み込むなんて、考えもしませんでした。(忙しいの言い訳にしていたし)
結婚したら体型が変わる、子どもを産めば体型が変わる、そんなことは当たり前で仕方のないことだと思っていました。でも、同じ経験をしても太らない人も居るので、何が違うんやろ?と思うことがあっても、自分の体型変化を気に止めることはありませんでした。
結婚を機に、拠点が関西から九州に変わり、言葉の壁、地理の壁、それに加えて主人は家業の跡取りで、仕事の壁に人付き合いのストレスもあり、お付き合いでの外食や飲み会も多い環境で、それは見事に横に大きく育っていきました。その頃は、もちろん体重計に乗ったことなどありませんでした。目の当たりにするのが怖いし、見ないふりして好きなように飲食することに抵抗が全くありませんでした。
とある日、クリーニング店の奥さんが配達に来られた時のこと、主人が勝手口で応対していたのですが、その奥さんに頂きもののTシャツを渡しながら、こう言ったのです。
「うちの(私のこと)は太ってるから無理なんで、良かったらどうぞ」
ちょっと?いやいや、かなりムカつきましたが、言い返すことが出来ませんでした。だって本当のことだから...。デリカシーが無い!と怒りで沸とう寸前でしたが、よく考えてみると...その頃から横に大きくなり始めていたのかも...と。今、思えば主人の私に対する認識が、女性から母親へと変わって行った結果で、仕方のないことだと思い込んでしまっていました。
私は私!と、自分の生活を見直し、振り返ることをせず、苦痛とサヨナラ出来るなんて、全然想像もしていませんでした。腰痛が酷く足を引きずり、椅子からスムーズに立つことも出来ない、限界MAXを迎えていても、自分ではどうにも出来ない。そんな歯がゆい思いをしつつも、ストレスフルな日々を淡々と送り続けていました。もし、カーブスに「縁」がなかったなら、きっと今頃は寝たきりになっていたと思います。
年齢的な不調が出始めていたし、30歳の時に卵巣のう腫で右卵巣の摘出術を受けていて、術後に医師から宣告されたことがありました。
「卵巣がのう腫のために潰れていて、かなり酷い状態になっていました。摘出したからといって完治したのではなく、もう1つの卵巣に再発の可能性もあります。定期的に観察をしながら、決して無理をしてはいけません。ホルモンバランスが崩れるので、疲れやすく太りやすくなる上に根気がなくなる。重いものを持つのは避けて、特に更年期障害は他の人よりも重症になると覚悟しておいてください」と告げられても、術後の痛みに耐えながらのカンファレス、あまり理解出来ていなかった気がします。病院は行き届いた還境のため、退院して実生活に戻るまでは、医師から宣告されたことの実感は、全くありませんでした。3週間の入院を経て、傷の痛みは続いていたけれど、お腹をかばいながらも幼い息子を抱っこしたり、重量のあるものを買い物せざるを得ない、いつもの日常に戻りました。術後の2年後に、無事に長女を授かり出産、ますます体重増加は続きました。
長女が中学生となり、部活動の保護者会活動をするのに、体力が無さすぎて同年代の人達との差を痛感し始めたその頃、Mさんに声をかけてもらったのです。「一緒に行くよ、行きましょうよ」と、MさんやMさんのご主人からも勧められたのですが、なかなか勇気が出ずモヤモヤするばかり。お店の前を通り過ぎる日々が続きました。
極寒のある日、ようやく思い立ってカーブスのお店に、いきなり訪問したのです。が、コーチ方もマネージャーも、突然の訪問にも関わらず、気持ち良く対応してくださいましたし、丁寧に接してくださいました。その日に入会、マシーンを動かす体験と指導の予約をして、と順調な滑り出しでしたが、とにかく筋力も体力も無いため、1センチも動かせないマシーンを渾身の力で動かしたので、帰宅後に筋肉痛が酷く寝込む始末。
次の予約日に恐怖心を抱きながらも通い、1周のサーキットもこなせない日々は続きました。でも、肩の凝りが何となく楽だし、汗が出るようになって浮腫も減ってる気がする...そんな変化に気づくと、他にも良い効果が得られるかも知れない、と期待大でした。結果はどうあれ、とりあえず考えるより通うことに意義があると思い、マイペースで通うことにしました。
家業の繁忙期は、今でも1ヶ月の半分は行けませんが、コーチから電話があっても行けないものは行けないし...。それでも辞めないで通うこと、11年目となった今現在。「お家でカーブス」も始めた頃は、短時間でも運動し、その月の目標達成の量となりました。現在は、お店に通うのみになりましたが、短時間のお家での運動が習慣化し、テレビを観ながら寝転がって出来る筋トレ続行中です。
食事の内容にも一層気配りすると、入会時より36キロも減量しています。骨格筋は、2.1%アップし、ウェストやおなかは、20cm以上減少し、計測の記録は右肩下がりとなっています。
私は今、入会時よりの変化が顕著に出て、まるで別人になりました。おかげで、健康に減量出来ているため、かかりつけ医が、とても誉めてくれます。
小さな目標が積み重なることの結果が、自信にも繋がります。先ずは、カーブスのドアを開けないと、何も始まりません。少しの勇気で、私は変れるキッカケを得ました。カーブスで筋トレをすることは、年齢に逆らって元気に過ごす自分を手に入れることです。本当に筋肉は裏切りません!頑張れば必ず結果が如実に反映されるので、どんどんやる気が出て来ます。
私は、他人から目標にされるなんて思ってもみなかったし、恥ずかしいけど...少し嬉しくもあります。カーブスは、年齢に関係なく筋トレ仲間になれる、そんな場所です。「縁」がまた「縁」を呼び、私は今後ともカーブスと細く長く繋がって行きたいと思います。
そして、心からMさんに感謝です。
「ありがとう、私が今あるのは貴女のおかげです」
あの時、声をかけてくれなかったら、自分の存在に自信の持てないまま、いじられキャラのまま、私は一生を終えるところでした。
自分の目標は、今は「維持」、かかりつけ医からもダイエット法を尋ねられるまでに成長しました。
最後に、ありがとうカーブスと筋トレと仲間の皆さん、これからも一緒に頑張りましょう。
入賞
「カーブスとの縁」
カーブスって
どんな運動?