「郁子さん、今月で9年5ヶ月になりましたね。長く続けられ効果もバッチリです」と先日の計測時にコーチから声掛けがありました。体重も減り、何より体が軽くなったように思います。
10年ひと昔と言いますが、入会した頃はがむしゃらに運動することばかり考えていました。母を看取った悲しみを打ち消すように、空虚になった心の隙間を埋めるかのように、そんな感情が強かったです。腹筋なんてまるでなく、体年齢は80歳でした。当時まだ63歳なんですよ。我家の墓地は高台にあり、墓参するため坂道を登るのに、ひと休みしなければなりませんでした。私の老後は前途洋々ではありませんでしたね。
10年の間には試練もありました。心臓病の治療、さらに夫の入院手術が10数回あり、心が挫けそうな時もありました。でもなぜかカーブス通いはやめませんでした。月平的20回近く運動していました。ウォーキングも自宅の運動器具も3日坊主だったのに。カーブスがスーパーの中にあったこともラッキーでした。運動帰りに買物が済ませられます。さらにコロナ禍で続けられたのは、自分の意志の強さではなく、支えていただいたコーチのおかげです。
年金生活では、カーブスの月謝は負担にならなくはありません。でもそれなりの元は取っています。回数の多さもそうですが、中味が濃く充実度が高いことが自慢です。マシン使用時からストレッチを終えるまで、全く無口です。コーチも友人も理解してくれているので語りかけられることもありません。アイコンタクトのみです。ボード上でも腹筋を意識し、マシンは正しいやり方で動かしています。今は退職された大好きなコーチから、「郁子さんには、もう指導することがなくなった」と言われたことが励みになっています。半分位は私を鼓舞するための褒め言葉なのでしょうが。今後もマシンの使い方のパネルをよく見て続けていきたいです。
次に10年近く続けた効果を語りたいです。孫から伝染し、インフルエンザに罹感しましたが数日で回復し、コロナにもなりませんでした。体重マイナス18キロ、体脂肪率マイナス6.2%、骨格筋率プラス2.4%、これってすごい事ですね。自画自賛とはこのことです。手前味噌ではありますが。
かつては想像すらできなかった、アメリカ一人旅も実現しました。大谷くん、山本くん今永くんに鈴木くんにも会えました。ユニフォームを着用し、MLB観戦することは夢のような出来事です。田舎者の老人が度胸のみで一人で出入国できたのです。もちろんハプニングは多々ありました。単語を並べる程度の英語力しかありません。笑い話ですがO'Hareをオーハレと読んでしまい(オヘア空港のこと)、世界第2位の巨大空港では、迷子ならぬ、迷い老人になりそうでした。後期高齢者直前のばあさんが、1人で出かけられたのは、カーブスの後押しがあったからです。感謝しかありません。
帰路CAさんから、「佐藤さま、車椅子のご用意がありますので、ドア付近でお待ちください」と案内がありました。「えっ何で、私普通に歩けますけど」と丁重にお断りしました。なるほど、羽田では入国審査場までずい分歩きました。ご厚意に甘えておけば良かったかなと、ほんの少し後悔しないでもありませんでしたが、カーブスで鍛えているからと黙々と出口へ向う私がいました。
人生100年時代。健康寿命を延ばすためにはバランスの良い食事と、筋肉が大事です。それを手助けしてくれるカーブスを、より多くの方に知っていただきたいです。
今日はお天気が良くありません。滅入った空気を吹き飛ばし、さあカーブスタイムです。
入賞
「入会10年を迎えます」
カーブスって
どんな運動?