2022年の夏、私が住む北海道旭川市も暑い日が続いていました。
そんな夏のある日、急に足が腫れ上がった私は、激痛で歩くことも眠ることもできなくなりました。診察を受けた結果は石灰沈着症というもの。何らかの原因で石灰が溜まり、強い炎症を起こしたとのこと。「原因不明だから今まで通り過ごして」とお医者様に言われたものの、あまりの痛みに私はそれまでの生活スタイルを反省しました。
思えば15年以上続けていたヨガをコロナ渦をきっかけに止めてしまい、運動らしい運動は何もしていませんでした。そして、当時は営業職で毎日スーツで駆け回っていたにも関わらず、食べ過ぎで太り続けてしまい、着ることのできるスーツは数着になっていました。「今回の病気だって、体の巡りを良くして、筋力や体力を付けていれば防げたのでは?」そう思った私は、何か運動をすることを決めました。
しかし、しばらく運動から遠ざかっている自分が無理なく始められることって何だろうと考えた時、ふと、10数年前の記憶が蘇りました。当時の私は20代後半で、釧路市で生活していました。やはり運動不足が気になっており、何気なく扉を叩いたのがカーブス釧路旭町店でした。いつも明るく元気なコーチに迎えられ、無理なく楽しく通ったカーブス。ところが、転勤族の私は入会から僅か4ヶ月足らずで釧路を離れることとなってしまい、次の勤務地には近くにカーブスはなく、泣く泣く退会となってしまいました。でも、本当に楽しかったカーブスでの日々が心のどこかに残っており、当時の来店カードやカーブスドルは、その後何度か転勤した後もずっと手元に残っていました。
「カーブス、近くにあるのかな?」
思い立って即刻調べてみたところ、職場のすぐそばにあるではないですか、カーブス旭川中央店。こうして私は2店舗目のカーブスと出会い、実に10数年の時を経て復帰することができました。
旭川中央店での日々も本当に楽しく、成果はすぐに現れました。カーブスへ行った日は「せっかく運動したのだから」と間食は我慢。自制ができるようになりました。そうこうしているうちにビックリです、数ヶ月で着れなかったスーツが着れるようになりました。
また、それまでは2階まで駆け上がると息切れで声が出ない状態だったのですが、息切れせずにすぐにさわやかにご挨拶ができるようになり、営業マンとして良いことばかり起きるようになりました。
「継続することで成果は必ず出るのだ」
カーブスに通ってそう思えたことで、仕事への自信にも繋がっていった日々は、本当にかけがえのないものでした。
そんな楽しい旭川中央店での日々でしたが、通い始めて半年後、またもや私には転勤の時期がやって来てしまいました。「どの町へ行くのだろう?」というよりも、「カーブスのある町へ行けるの?」そう思ってしまうくらい習慣となっていたカーブス。もう釧路から転勤になった時のように止めたくはありませんでした。
「お願い、カーブスのある町に行かせて!!」
そして決まった次の転勤先は名寄市。小さな町ですが、カーブスのある町、だったのです!
「やったー!カーブス続けられる!!」
私は移籍手続きを行い、3店舗目、カーブス名寄店へと飛んで行きました。名寄店へ通い始めた初日、入口に書かれた「お待ちしておりました、かおりさん」の文字に感動し、何だかホッとしたことを覚えています。初めて暮らす街で早々に職場以外に自分の居場所ができたことは、大きな心の支えとなりました。これまで何度も転勤を経験してきたものの、本社と大きな支社にしか勤務したことのなかった私にとって小さな営業所での勤務は初めてということもあり、勝手の違いから名寄では苦労の連続でした。そのため、暗い表情のままカーブスへ通うことも何度もありました。しかし、そんな私でも受け止めてくださる元気なコーチの皆さんに支えられ、カーブスから帰る頃にはいつも幾分かスッキリした自分がいました。名寄店では体を鍛えること以上に、精神的に支えていただく日々が続いた気がしています。
そんな名寄店での日々が2年目に入った頃、私は大きな決断をします。20年勤めた会社を辞め、故郷の旭川へ戻って転勤のない仕事に就く。自分にとって、大きな大きな決断でした。しかし、住み慣れた地元へ戻るということは、心に大きな安堵をもたらしてくれました。そして、旭川に戻るのならば、「大好きだったあの場所」へ帰ることができます。
ということで、引っ越し後早々に、旭川中央店に舞い戻りました。見知ったコーチの「おかえりなさい」の言葉が、どんなにか嬉しかったことでしょう!
「ただいま。もう移籍しないから、末永くよろしくね」
私は今、再び旭川中央店に笑顔で通っています。私のように、幾つもの店舗を渡り歩いている方も実は多いかもしれませんね。それぞれの店舗で「色」は違いますが、どこの店舗でも笑顔と活気に溢れているのは変わらず、まさにそれが「カーブスらしさ」であり、カーブスの大きな魅力なのだと思います。
転職により今後は旭川中央店にずっと通えることになりとても嬉しく思っていますが、色々な町の色々なカーブスに通えたことは、私の人生の忘れられない良き思い出となりました。カーブスの魅力を最初に教えてくださった釧路旭町店のコーチの皆さんに、人生の岐路に立っていた際に心身共に支えてくださった名寄店のコーチの皆さんに、心から「ありがとうございます」とお伝えしたいです。
そして、戻って来ることのできた旭川中央店のコーチの皆さんに「これからもよろしくお願いします」とお伝えし、今後も笑顔でカーブスに通い続けたいと思っています。