今から4年前、暮れもおし迫った頃、あと2日で新年を迎えるという日の出来事でした。
朝起きたら右腕に違和感を覚えました。
腕全体がしびれて力が入りません。強く握ってみたりブラブラ動かしてみたりしましたが治りません。もしかしたら、昨晩、布団とからだの間にはさんで寝ていたのかもしれない。時間が経てばなおるだろう...と思っていました。が、一向に良くならず、心なしか痺れがひどくなってくるように感じられました。
ようやく、事の重大さに気付き、近所の脳神経外科に行く事にしました。その時はちょっと見てもらえばすぐに良くなるだろうから...と軽く考えていました。ところが、病院の先生に見てもらうやいなや、歩く事ももちろん、一旦家に帰って支度をして戻るという事も許されず、車椅子に乗せられて即入院、それから8日間、その年の正月は病院のベットの上で過ごすことになりました。
 私の病気は脳梗塞でした。幸い軽かったのと、その後の後遺症もなく、無事退院することができました。病院の中では、半身不随の人、ベットから動けない人、言葉が喋れない人、いろいろな重症の人達がたくさん入院されていました。私は改めて、脳や心臓の病の恐ろしさを思い知らされました。
退院してからは、再発を防ぐために、たくさんの注意が課せられました。血液サラサラの薬は必ず飲む事、日常生活注意すること等、定期的に検査をすることなど...。しかし、どんなに気をつけていても、再発はある日、突然襲ってきます。そして再発となると、最初の時よりは症状が重くなります。最悪、次の日から、日常生活が断たれる可能性大です。本当に恐ろしい病気です。絶対的な予防方法はありません。
私は絶望に打ちひしがれました。
これから先、どういう暮らしをしていったらいいんだろう。何もせず、じっと静かに家の中で暮らしていったらいいのだろうか。でも、これからずっと、起こるかもしれない、起こらないかもしれない未来に怯えて生きていくなんてなんてつまらない事だろう。
もし再発したら、それはそれで、仕方がない。起こるその日まで、1日1日を大切に生きて行こう。
これから先の人生は、わたしにとっておまけの人生だ、と思うことにしました。おまけの人生を充実して生きるために、最も大切なものは何だろう。そうだ健康だ、お金でも物でもない。

 そして私はカーブスの扉をたたきました。
今まで私は、からだに良いと思う事をいろいろ試してきました。スポーツ教室に通ってみたり、ジョギングしてみたり、ダイエットに挑戦してみたりしました。しかし生来、意志が弱く努力することの嫌いな、なまけものの私にとって、すべてが三日坊主でした。その中でも一番嫌いなのは筋トレでした。
ところがドッコイ!その筋トレが続いているんです。なぜ?不思議でしょう?
ーブスの運動の仕組みがすばらしいんです。
カーブスにある機械12台は、それぞれ、からだのすべての筋肉を鍛えられるようになっている。
その日その人の体調に合わせて使えるよう調整されている。
そして、私の最大の欠点"辛いのいやだー"と思う間もなく、次の休みに入る。あっという間に2周の筋トレ終了。一緒にやっている人達の幸せそうな顔つきが目に入る。
そしてスタッフの方達のあたたかい励ましやお褒めの言葉。
終わった後のなんともいえない壮快感、満足感。
いつのまにか、こんな私もカーブス歴3年になろうとしています。そしていつのまにか、健康なからだをいただいています。

 この3年の間に、旅行が趣味の私は、いろいろな所にでかけました。きれいな景色やおいしい食物、そしてアクティビティな体験、たくさんの思い出を作ることができました。
オーストラリアでは乗馬に挑戦、北海道ではカヤック乗り、冬の雪山のスノーシュー体験、そして昨年の秋には四国、しまなみ街道70キロを自転車で制覇しました。最高でした。
今年はスイスに行きたいと思っています。

 すべて健康であればこそです。
「私の人生は幸せでした。みんなありがとう」
そう言って人生終わっていきたい。
そのために、私は毎日、カーブスに通っています。
カーブスありがとう
おまけの人生、万歳