先日、次の文章がカーブス水俣店に掲示されていた。
私たちの想い
「カーブスのおかげよ」そんなありがたいお言葉をよくいただきます。でも、違うんです。お忙しい中、時間をつくって通ってくれた、お痛みがあろうともお体を動かしに来てくれた、理想に近づくために頑張ってくれた、そんな皆様のチカラだと思うんです。
もちろん、運動できる施設があるから通える。
このカーブス水俣店は、オープン時には400人を越える会員数でした。コロナが流行りだし会員数は半分以下になり、閉店の話まで進んでいました。そんな中でも通い続けてくださった皆様のおかげ、なくなったら困るのよ!!と訴えていただいた皆様のおかげ、お体のためにと一歩踏み出し入会してくださった皆様のおかげ、ここが今あるのも皆様のチカラだと思っています。
「なくなりゃせんよね?」なんて不安にさせたくない。貸切みたいに寂しい運動時間にさせたくない。いつ来ても、賑わいがあって楽しく運動してほしい。そのためにも、一人でも多くの方にカーブスを知っていただき、筋トレの必要性を伝え、運動をスタートする背中を押し、続けるサポートをしていきたいと思っています。
ここでの皆様を知っているからこそ、まだまだまわりには筋トレが必要な方がたくさんいると感じるし、もっと健康意識を高く持つ元気な方でいっぱいの地域になれると感じています。ぜひ、皆様と一緒にもっともっと活気溢れる水俣店にしたいと思っています。まだまだ力不足な私たちですが、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。
ストレッチをしながら、この文章を読んだとき、私は思わず涙がこぼれそうになった。2人のコーチの熱い想いがヒシヒシと伝わってきたから。また、コロナの時に閉店の話まで出ていたことを初めて知ったから。それを乗り越えて、今があることを知ったから。
私がカーブスに入会したのは、6年前、水俣店ができて間もない頃だった。その頃は2人の母の介護もあり、また、一応60歳で退職したものの、パート的な感じで仕事もしていた。そのため、入会してすぐは張り切って通ったものの、だんだん、忙しさを口実に足が遠のいていった。そんな時、必ず「ゆかりさん、お体の具合が悪いんじゃないですか?」と心配そうなコーチの電話がかかってきた。「いや、大丈夫です。ちょっと忙しかっただけで」と答えると、決まって「あーよかった。また、お待ちしてますね」と返ってきた。
1週間行かないと必ずかかってくる電話に、当時はうっとうしさを感じ「行けるときには行きますから、もう電話しないでください」と突っぱねたこともあった。なかなか行く時間が取れない時、もうやめようかな?と考えた事も一度や二度ではなかった。それでも、「ここでやめたら、絶対に自分1人で筋トレを続けるなんてしないだろうな」と思いとどまって今日まで来た。筋肉をつけておくことの大切さは、いつの間にか、店内の様々な掲示物や、コーチとの会話で教えてもらっていたから、踏みとどまったのだと思う。
母たちの介護も一息つき、自分の時間を作りやすくなった昨年始め、アレ?と気づいたことがあった。一緒に筋トレしている人の中に「4♡♡」とか「7♡♡」とプリントされたTシャツを着ている人がいたのだ。私も一度だけTシャツをもらっていたが、ハートがついていることだけが印象に残っていて、その「1♡♡」が「100回達成」の意味だったことを、このとき初めて認識した。と同時に、6年前から通っているのに、私はまだ100回のTシャツしか持ってないんだと情けなくなった。確実に私より後に入会したのに、コツコツと頑張り、その成果としてのTシャツを着ているメンバーさんがまぶしく見えた。そのことを帰りがけにコーチに話すと、すぐパソコンで調べ、「ゆかりさん、あと3回で200回ですよ」と教えてくれた。そこで、やる気スイッチが入った私は、次の週、無事200回を迎え、コーチと一緒に喜び合うことができた。そして、「じゃ、今年中に300回を目指すね」とコーチに宣言し、目標達成に向け、頑張る日々が続いた。12月までには300回達成はできなかったものの、今年3月始めに無事達成でき、また、コーチも一緒になって喜んでくれた。
今年2月に今月の来店目標12回として、それをクリアできた私の3月の目標は初めての15回だった。「今月の目標は15回だからね」と言う私に「有言実行のゆかりさんが素晴らしいです」と褒めてくれるコーチ。「ゆかりさん、今日も来れましたね」と満面の笑顔で迎えてくれるコーチ。「ゆかりさん、お疲れ様でした。また、お待ちしています」と元気な声で送り出してくれるコーチ。そんな2人に支えられて、いつも楽しく頑張ることができているとつくづく思う。と同時に、年をとって忘れがちになっていた「自分が立てた目標に向かって努力する」という大切なことを思い出させてくれた気がする。おかげで、15回という目標を、私は月末に無事達成することができた。
そして、最近気づいたことがある。それは、こんな素敵なコーチがいてくれるカーブス水俣店だから、お店全体がとても温かい雰囲気に包まれているということ。初対面だった人同士も、いつの間にか会釈するようになり、それが「こんにちは」「お疲れ様でした」に変わっていく。しばらく間があくと、「お久しぶりでしたね」「お元気でしたか?」と声をかけたりもする。そんなやりとりが、カーブス水俣店の中ではあちこちで見受けられる。
「みんなと一緒に今日も頑張ろう」と思えるから、少しくらい疲れていても、カーブスに足が向く。そんな雰囲気を作ってくれたのは、歴代の、そして、今のコーチたちである。本当にありがとう、そして、これからもどうぞよろしくお願いします。