運動と無縁の人生を送っていた私にとって、本当にカーブスで今こうして筋トレが続いているという事は奇跡と言っても決して大袈裟では無い程、驚愕に値することだった。

 体育の授業の存在意義が分からない程、私はこの時間が憂鬱だった。どうして週に3~4回やらなければならないのだろう...。唯一習ったことのあった水泳は、1年を通して短期間しかやらないし、走ることは嫌いではなかったけれど陸上の時間もそんなにある訳ではない。年間を通して団体で行うプレーや、器械体操など、もう頭を抱えることばかり...。大学に入学しても1年目は信じられない事に毎週あり、2年生では夏休みに集中して行い、私の学生時代、体育の授業はやっと終わりを告げた。

 運動という大嫌いな事から遠ざかった私は、太る一方だった。でも焦らなかった。何とかなると安易に考えていた。しかしながら体はやはり正直だった。40を過ぎた頃から肥満はもちろんのこと、コレステロール値が引っ掛かり、50を過ぎてからはついに高血圧、糖尿病と病を抱え始めた。

 なんとかしなくちゃ...。

 そんな中、カーブスの宣伝を見た。
40、50代からの健康体操教室...。
スポーツジムでガッツリやることは出来ない。そもそも私には不可能だし、これは1つのチャンスかとカーブスの扉を開けた。

 カーブスのコーチの皆さんは大きな優しい声、そして笑顔で私を迎えてくれた。中を覗くとメンバーの皆さんが真剣な表情でワークアウトに取り組んでいる。話を聞いていく内に"私にも出来るかもしれない..."という気持ちが段々確信に変わっていった。
その場で即決し、その日の内に入会手続きをした。
最初のうちは、マシンも覚えられるか心配だったけれど、5回コーチが付いて一生懸命教えてくださった。1回1回の間が何日も開き、3週間位間が空いてしまった日があった。その時、コーチに「もっと来なくちゃ効果が出ませんよ」と一言注意された。今思うと愛のこもったムチである。

 そうかぁ...。
続けて来ないと効果が出ないのか(汗)

 それからも私は行く回数が少なく、頻度も低かった。
しかしながらコーチの皆さんは見捨てること無く「○子さん、今日も来れましたね~」と温かく迎えてくれるのだ。
体調やら色々事情はあって、来れなかった日も多かったのだが、コーチの皆さんは見捨てずにそんな私でも熱心に指導してくださり、私自身の事もとても心配してくれた。月日は経ち、おうちでカーブスも併用して、通う回数もいつしか安定していった。

 カーブスは本当に何故かわからないけれど、また行きたいと思わせる魅力がある。不思議である。
それから何ヶ月かして少しずつだが体重が減り始めた。腹圧の入れ方も分かってきて、しかもお腹に力を入れると少しだけれども固くなっているのが分かった!!これは自分にとって大いなる変化である。

 カーブスの成果だ!!
頭の中に一番に浮かんだのがコーチの皆さんの笑顔だった。
その笑顔があるからカーブスに又行きたいと思い、その励ましがあるから成果が出始めたのだ。

という事に気がついた。
私がカーブスへ行きたいと思わせる理由の謎が解けた気がした。
お店もおうちもコーチがいてくださるからこそ、こうして成果がついてくるのだ。私の成果は正にコーチの皆さんで出来ているのだ。

 私はこれからもコーチの皆さんを信じて、自分自身を信じて、カーブスの扉を開いていく。

 健康という大事な宝物のために。
 かけがえのない自分自身の人生のために。