60歳で12年間勤めた介護施設を定年退職しましたが、縁があり特別養護老人ホームに勤める事になりました。12年勤めた施設は平屋で階段の昇り降りは無く、広さもそれ程広くはありませんでした。入浴や着替えの手伝い、天気の良い日に車イスをおして散歩をしていました。次のホームは2階建て、前の所よりも数倍広い所です。退職までに有給休暇を消化する為ほぼ2か月出勤しない事になり、体力低下が心配になり、カーブスに入会しました。
 
 コーチの丁寧な入会案内を聞き、体力測定をしました。小し自信があったのですが、利き足でない足での片足立ちが出来ませんでした。ショック!!
 今日からスタートの日、メンバーさんに紹介されて初心者マークをさげていざマシンへ、動かし方のお手本を見て動かしてみると、「上手に出来ていますよ」とほめられて、これなら続けられるかもしれないと思いました。

 カーブスに通いはじめて半年、地域で行われる年に1度の体力測定会へ行きました。6分間でどれだけ歩けるかという測定があり、前年よりも5m長く歩く事が出来ました。30秒間の腹筋も10回から12回と2回増え、全体的に前年よりも体力年齢が若返っていました。続ける事に意味があるのだと実感出来る測定会でした。
 特別養護老人ホームでは、体力的な問題は無く働けたのですが、働き方の問題で1か月で退職する事になってしまいました。コーチには職場のグチをこぼすこともありましたが心身になって聞いてくださり、ありがたかったです。
今はスーパーの早朝の品出しをしています。品物を棚に並べる仕事です。広い店なので、品数も種類も多く、時間内に並べきる事が難しいです。立ち座りも多く、重い物もあり、移動も多い仕事ですが、お客様の役に立てている事と、福祉という限られた人に対するサービスとは違い、多くの人と接するので、社会の一員になれたようで、やりがいをもって働く事が出来ています。
 
 以前に参加した認知症の学習会で「教養と教育が大事です」と言われました。教養とは今日用がある、教育とは今日行く所がある、という意味だそうです。又前橋日赤病院の院長先生がお正月に職員に向けて、1日1回外に出る、1日10人の人と会う、1日100文字書く、1日1000歩歩く、これを続けるとひきこもらないし、体力もつくと話していたと聞きました。カーブスに行くだけで、3つは達成出来ます。1日100文字書く、は日記を書く事で達成しています。
 娘とUSJに3日間行っても少し腰が痛いくらいで、1日1万歩以上歩いても疲れ知らずでした。

 いくつになっても、今日用があって、今日行く所がある、どこにでも行ける体でいたいと思います。今月3月は1日も休まず通う事が出来ました。来月も、これからもずっと通えるようにしたいです。