今年私は、めでたく古希を迎えた。
近くに住む孫には2~3年前から「70歳」と言っていたので、今年の誕生日は「ホント!?」と怪しまれたが正真正銘70歳となった。正直...本人には全く実感がないのだが、子や孫の年から計算すると間違いなく「なるほど...」である。
元気はつらつ、食欲旺盛、自他ともに認める「元気なばーば」を自負している。
以前は食べものの好き嫌いが多く、運動にも縁が無かったのが本来の私。52歳でカーブスに出会い、この長い年月を共にしてきた。あっという間の17年...。五十肩や膝痛などの不具合はあったものの、入院や手術を経験することなく今日があるのはカーブスに通ったおかげと思う。
ダイエット目的で入会したわけではないが、太りやすい年代にもかかわらず、入会当初より4~5キロ体重は減り、体調もすこぶる良い。特筆すべきは、精神的な落ち着き、平穏さ、強さが培われたこと。運動することとメンタル面の相関は広く知られていることではあるが、身をもって納得できる。
かつて外出も避けるほどの「うつ症状」を自覚した時代を経験したからこそ、今は身体を動かすことは心を動かすこと!と公言できる。長く生きていると、嬉しいことや楽しいこと、面白いこと...などなど幸せ体験も多い分、辛いことや悲しいこと、腹立たしいこと、心が折れること...そんなたくさんのネガティブ体験もあった。そちらの方が記憶に強く残るせいか心を痛めてきた。
そんな時も、心は痛くても身体に痛みが無ければカーブスに通った。マシンを動かしている間はあえて考え事はせず、無心になれた。いや・・そうした。そうすることで、少しくらいの悩み事や困り事は忘れることができた。
まわりから聞こえてくるメンバーさんたちのおしゃべりは、あらゆる生活情報や小説さながらの身の上話。そんな話にいつの間にか引き込まれ、自分自身の悩みなどどこかへ。そんなこんなの17年...。カーブスに通うことは1日のタイムテーブルに組み込まれ、もはや人生の一部となった。
こんな私には、2人の息子がいる。46歳と43歳、働き盛りの年代である。
当然のことながら、とても忙しい日々を過ごし連日帰りも遅い。何十年か前の夫もそうであったように息子たちも「忙しい年代」とわかってはいても、母としては心配で仕方がない。帰宅時間が遅ければ、夕食も就寝も遅くなる。毎日をなんとか過ごすことのみで、運動するなどという発想すら無いだろう。運動の効用を身を持って知った私は、息子たちにもぜひ経験させてやりたい。現役世代を卒業した自由時間満載の私と違い、まずはその時間を捻出することが彼らにとっての第一歩だろう。
メンズカーブスは、その存在は嬉しいことだがまだまだ店舗が少ないのは残念。私たちが通うカーブスくらいの店舗数があれば...と切に思う。運動不足の息子たちが気軽に立ち寄れる駅近なら、なおさらありがたい。これまでの私のカーブス人生を見て、彼らは運動習慣は人を変える!という事実を目の当たりにしたはず。
腰痛や不眠・アレルギーなどいろいろな不調を抱えている息子たち。それぞれに家庭を持ち、子育てをする年代となったことで母と子としての垣根を越えて、親同士・・人間同士として深い会話ができるようになった。思春期の子どもに対する思いや接し方を通して「何十年か前...私もそうだった」と、ある意味あの頃の体験が共通の話題として生きている。
健全な身体に健全な精神が宿る...は、絶対的な確信として、私の中に存在している。それを信じるからこそ家族にはいつも健康でいてほしい。そのためのサポートは惜しまないつもり。
孫たちの運動の機会は学校生活(部活動)にお任せするとして、中年期の息子や嫁たちの健康はなんとしてでも守ってやりたい。これまでのカーブス体験が、私の発散するパワーとして目に見えるテキストとなっていれば嬉しい限り。
私と嫁2人はカーブス、息子2人はメンズカーブス。1日も早くこんな日が来るよう、祈っている。