実家の目と鼻の先に、10年ほど前にできたカーブス。「いつか私も通うことになるのかな」と思いながらも、それはまだまだ先のことだと考えていました。しかし昨年秋、その予想を大幅に裏切り、私は30代でカーブスメンバーの一員になりました。
入会のきっかけは、私よりも半年先にカーブスに行き始めた母が、「紹介特典が欲しい」というよくある理由で見学に誘ってきたことです。ある日の午後、母に連れられ初めて足を踏み入れた店内は、活気に溢れる女性たちでいっぱいでした。
もう少し、スポーツジム感というか、かっちりとした雰囲気を想像していた私は、元気いっぱいな女性たちに半ば圧倒されながら、スタッフさんの説明を聞いた記憶です。ちょうど1ヵ月無料体験期間中だったため、「とりあえずお試ししてみて、続けられそうか判断しても大丈夫ですよ」と、かわいらしいスタッフさんににこやかに言われてはその場で断れず...(笑)。お言葉に甘えて無料体験をさせていただくことになりました。
正直なところ、はじめは「体験期間が終わったら、『子どももまだ小学校低学年だし』とか、適当な理由をつけて入会は断ればいいかな」などと思っていました。しかし、無料体験を始めて数回で、その考えは大きく変わることになります。
まず感じたのは「運動をすると気持ちがよい」ということです。私は在宅で仕事をしているので、基本的に家から出ません。そのせいで夏に軽い運動をしただけで肉離れを起こし、2ヵ月が経過しても、右足にその余韻を引きずっていました。それくらい、カーブスに入会する前の私は運動不足だったのです。
とはいえ、運動習慣をつける努力をしていなかったわけではありません。「1日30分のウォーキングと、10分のストレッチ」という目標はありましたが、ウォーキングは「夏は暑い、冬は寒い」と、何かと理由をつけてサボりまくっていました。また、たった10分でも、仕事の合間にストレッチをするというのはなかなか習慣化しませんでした。
カーブスに行けば、その時間は運動をするしかありません。同じ運動の繰り返しは正直飽きるのではないかと思いましたが、決められたメニューをこなすだけでよいのは私にとっては非常にありがたく、効率的に全身の筋肉をまんべんなく動かせるのは、とてもよいことだなと思います。
サーキットを2周したあとには、ストレッチスペースを自由に使うこともできます。「ここに来れば、絶対にストレッチができる」というのは、私にとって大きな魅力となりました。
自宅から近いのも、入会の決め手となりました。実家から徒歩10秒ほどの場所にあるカーブスは、現在私が暮らす自宅からも徒歩5分ほど、車なら1分程度の立地です。往復の時間を入れても、1時間以内で運動が完了するので、仕事が一段落するお昼頃に体験に通いましたが、生活にもメリハリが出て午後の仕事への集中力も高まりました。
また、カーブスに通う方たちの活気も、入会を決めた理由の1つです。ムードメーカーの店長さんを筆頭に、店内はいつも和やかで、賑やかで、楽しい雰囲気が漂っています。私は日中自宅で1人、黙々と作業をしているので、ワイワイとした雰囲気に今も元気をもらっています。
そうして早々に入会を決意し、週3~4日ほどコンスタントに通えることもわかり、昨年11月より正式にカーブスメンバーになった私。入会してから今日までの間にも、「入ってよかったな」と感じるシーンは多々あります。
最も大きいのは、身体がスッキリしていることではないでしょうか。週の半分ほど身体を動かすことで、意味もなく肩や腰、足が痛くなるということが大幅に減りました。また、私は幼少期から成人するまでモダンバレエを習っていたのですが、改めてストレッチの習慣がついたことで、身体の柔軟性を徐々に取り戻せています。
また、食事量が増えたのに、体重を維持できているのも、うれしい点の1つです。
長年体型をキープしている私ですが、その理由は「食べない」からでした。運動が嫌いというわけではありませんが、積極的に体を動かすタイプではないので、食べればその分太ってしまう。それは、年齢と共に顕著になっており、ここ数年は1日1食、体重が増えればその1食さえも満足に食べないという日もありました。実際、夫や子ども、そして近距離に住む母や祖母に「もっと食べなよ」と言われることも少なくなかったような気がします。
カーブスに通い出してからは、軽く朝食か昼食を摂るようになり、夕食の量も各段に増えたと思います。それでも体重は入会時と変わらず、体脂肪率は少しずつ減少。その分骨格筋率が徐々に増えているので、うれしくてたまりません。ただ好きな物を食べるのではなく、たんぱく質を意識した食事を心がけられるようになったのも、カーブスのおかげです。
目に見えて劇的な変化があった!というわけではないものの、私の体はこの4ヵ月ほどで、徐々に、そして確実に健康になっているような感じがします。それもこれも、母に誘われ、「カーブスに通ってみよう」という決断をしたからだと思います。
1年、2年先はもちろん、年齢を重ねてもできる限りカーブスに通いたいと、未来の人生計画にカーブスがしっかり入っている私ですが、密かに「直近の目標」を持っています。
それは、カーブスで「お友達」を作ることです。通っている方の多くは私よりも上の世代で、母や祖母と同じような年齢の方もいらっしゃいます。店内では運動はもちろん、お話に花を咲かせられている姿もよく見かけます。
私も4ヵ月通う中で、お会いすると声をかけてくださる方が少しずつできました。恥ずかしながら、いい年になってもまだまだ人見知りで、慣れるまでに時間がかかってしまう私ですが、本当はスタッフさんやメンバーさんと、もっともっと仲よくしていただきたいと思っています。実は私、とってもおしゃべり好きなんです(笑)。カーブスにはご近所さんや母の友人、子どもの同級生のおばあちゃまなど、元々知っている方もいらっしゃいますが、1年目を終えるまでに、もっと多くの方と、挨拶やちょっとしたお話ができるようになれたらうれしいです。そして、長く続けるなかで運動の輪、健康の輪を地域の皆さんに広げていきたいというのも、考えていることの1つです。
カーブスでは、日々たくさんの方たちが、各々のペースでマシンを動かし、ステップボードの上で足踏みをしています。ストレッチの仕方も、もちろんさまざまです。私も、コンディションや年齢などを踏まえ、自分に合った体の動かし方を日々模索しながら運動を楽しんでいます。健康を維持し、60代、70代になっても、カーブスに通い続けるのも、私の目標の1つです。
30代からのカーブス。少し早いかなとも思いましたし、実際「まだ来なくていい年齢じゃない?」と聞かれることもありますが、私は胸を張って「カーブスを選んでよかった」といえます。2年目、3年目も自分の体のうれしい変化に目を向けられるよう、これからも楽しく、そして頑張って運動を続けていこうと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。