N子さん、あなたがそちらの世界へと旅立ってしまったのをご主人から知らされてから、あっという間に1年が過ぎてしまいました。
そちらでは、私の主人とはもう会うことはできましたか。
 考えてみると、あなたとのおつき合いは40年以上になりますね。
お互いにおいしいものが好きで、「新年会」だ、「お花見」だ、などと理由をつけてはランチを楽しみながら、おしゃべりをして、たのしい時間を過ごしましたね。次回はいつ、どんなお店にしようかと話して別れました。
 私が仕事帰りの途中で、カーブスに寄ってリフレッシュしていることをお話しして、カーブスにお誘いしたこともありました。
そのときは、近くにカーブスがないので、通うのが難しいかも...と言っていましたね。
 私の主人とも旧知の間柄で、主人が亡くなったあとも私の仕事のこと、家族のことなど、親身になって心配して下さいました。
手づくり味噌の会にも誘っていただき、わが家の食卓に彩りを添えて下さいました。あなたが亡くなったので、リーダーの方への連絡先がわからなくなってしまったので、今年は私なりに材料を求めて、自己流ですが娘を巻き込んで仕込みをしてみました。半年先にできあがりが楽しみです。
 
 貴女とはこんなに早くに、お別れが来るとは思わず、やはり、あのとき、カーブスにお誘いした時に、「お互いの健康のため」「いつも元気で、お会いできるように」と、強くお誘いすれば、状況は変っていたのかしら、と思っています。
 今の私は、あなたがそちらから見ているかも知れませんが、新しくボランティアを始めてみました。つねづね、貴女の行動力の素晴らしさを見ていて、背中を押されたようです。
ボランティアの内容は、親子農業体験のお手伝いでした。2才~小学校高学年くらいの子供さん達を見ていると、私自身の子育ての頃を思い出し、返省することも多いです。
 今日も仕事の帰り道、カーブスでリフレッシュして帰宅します。顔見知りの方も増えて楽しく通っています。あなたとの悲しいお別れはあったけれど、カーブスに通うことで、私の気持ちは前向きに、明日はきっといい日になると信じながら、またお会いできる日まで過ごしていきます。