カーブスに通っているとよく「成果」を聞かれたり、目にすることがあります。答えられず、これといった成果も実感できず15年が経ちました。
ではなぜ、成果も感じられないのに通い続けたのか。それは叔母が60歳過ぎてからヨガを始め、年を取ってもしなやかな体を保っていたのを知っていたからです。

 私が60を迎えた年に、たまたま近所にカーブスが開店し、昔から運動らしき運動をしたことの無い私でも続けられそうに思われました。つまり、叔母に倣い、体に悪いことでもないし「10年間は続けてみよう」が、私のスタートでした。
その10年もあっさり超え、成果なんて何もないけれど、80歳になったときに、これくらいの運動は続けていた方が良いのかなと思い「では、また10年」と現在に至っております。

 でも最近思い直すことがありました。旅行とコロナ時の休店以外で長く休むということが無かった私が、昨年は胃癌、肋骨にヒビが入りと、月単位で休むこととなりました。久々に行ってみるとマシーンの重いこと!それからは、1週間休んだだけでもマシーンが重く感じられる日があります。日々通うことで、自然に体力が維持され、そして休むことで低下してゆく速度は馬鹿にならないと痛感。
 また計測の折、「体重は当初より、徐々に減っているし、筋肉量は15年前とほぼ変わっていない」と言われました。「成果はない」は「変化がない」しかし、「変化がない」は「維持されている」ということでもあると気づかされました。長く続けたからこそわかることでした。
これに、「水分補給」や「タンパク質の摂取」の意識を持てたこと、また、長く続けるとつい、マシーンの操作が自分スタイルになってしまうのを修正してくれるコーチのお陰で今の健康が保てております。
6つのサークルに所属し、慌ただしくも楽しい毎日をすごせることに感謝いたします。

 と、ここまで書き進め、読み直して、改めて己のうかつさにあきれてしまいました。私には、はじめっから意識出来ていたのです。
「長く続けた叔母がしなやかな体を保っていた」のを知り私も「60の体力10年後まで維持できるのでは」とその「成果」を期待してのスタートだったのです。気づきませんでした。
継続がもたらす「維持する」という「成果」を。

 今は「成果あり」と答えられます。