カーブスのスマホを開けると、日変わりで出てくる一口コメントがある。「体が変われば心が変わる。心が変われば体が変わる」今80代の私は、まさしくその通りと感じる。
80代となり、こんなに「カーブスが大切」と再認識することはない。若い頃から、自分に合ったフィットネスを選んで、その年代に合った運動を行ってきた。カーブスは、70代で見つけた。教室を訪ねると、かなりの年配の方も、平然とマシーンを動かされていた。これからは、年齢を重ねるだけだから、ここがいいのではないかと思い、入会した。
 
 現在、カーブス6年目。カーブスは生活の一部となっている。理由は、楽しいからだ。結果、体脂肪ダウン、筋肉増量の結果も出ている。
 選んだのは、朝一番の10時コース。朝のカーブスは、主婦の会話が弾む。独り住まいの高齢者は、「家にいてもどうせテレビを見て終わるだけだから」それなら、30分でも楽しい運動をした方がいいと言う。私の場合は、介護の仕事をしているので、そのための、筋肉をつけておけば仕事も安全に行える。
 一方で、朝のカーブスは、昭和時代のなつかしい(外では話せないような)話でいっぱい。昔を語るときの皆様の目はキラキラしている。これを目的に来ている方もいると思う。暮らし、美容、医療など、とめどなく、話し合う。あっという間の待ち時間30分である。

 この年代になると、ウエストキュッ、お腹ほっそり、よりも、丈夫で体が動くことが大切。リハビリの要素も入ってくる。「私は、ボルトだらけ」という方もいる。今、医者にかかっている場合には、コーチに告げる。各マシーンのポイントをしっかりと意識して、コーチに聞いて無理な運動をしない。結果は重要視する。80代で、もう後がない状態でも、毎日を自他ともに気持ちよく過ごすために、「見た目もさわやかで、体も自由に動ける」ことを目指す。

 井戸端会議の後、入室したら、無駄口をたたかず、マシーンと対峙する。水は必ず飲む。ときどき、話し好きの仲間が話しかけてくるが、適当に応答する。「今はマシーンで筋肉を鍛えるとき」
 フィットネス後は、必ずストレッチを行う。
 70、80代の女性達は、様々な過去を持つ。嫁として祖父母の介護を長い間行ってきた方、「今は主人がここまで送ってきてくれるの。もう自分の時間を大切にしなさいって」と。介護中の方もいる。「主人が今眠ったから来たの」など。私は、80歳を過ぎるが、現役の介護福祉士として、100歳を超える方の介護も行っている。大柄なので安心感もあるといわれる。泊りもあるが、体力だけは自慢できる。体が動き、判断が鈍らないうちは、カーブスに通い、仕事を続けていきたい。