カーブスとの出会いから10年。
CVSで仕事をして20年目のこと...人手不足から1.5人分働き、右膝に水が溜ってしまった。ふくらはぎがパンパンに腫れて引きずる様に歩いていた。太い注射針で水を3回抜いた。

 たまたま日帰り温泉の駐車場で、健康アンケートで来ていたコーチに声を掛けられた。筋力をつけなければ何度も何度も繰り返す事になる...そんなのは絶対に嫌だ!その場で入会を決めた。
思うように通えない時もあった。カーブスで運動するのが楽しくて楽しくて...体重も右肩下がりで減って、いつしか膝の痛みも忘れていた。現在はほとんどのトイレが水洗なのだが時たま和式トイレに出くわす事があると半ベソをかきながら用を足した事が、今は笑い話だ。今こうして週5フルタイムで仕事が出来ている。あの時声を掛けていただいたHコーチには心から感謝の思いでいっぱいだ。

 今...私は67歳。
周りの人々からは"膝の人工関節の手術をした"などとよく耳にする。ご多聞にもれず私も昨年の2月に、右足に体重が掛かると痛みが走り整形外科に行った。レントゲンの結果は「腰椎の骨滑り症」との診断。CVSの立ち仕事が災いしてか、ひどい首凝りや肩凝りにも悩まされている。
 そんな時に、かねてからカーブスのお試しに2回来ていた娘が入会した。2024年4月9日の事である。普段から向日葵のような笑顔が自慢の娘だったので、仕事でそれほどのストレスを抱えていたなんて...。それを見抜き娘の背中を強く押してくださったコーチ。私の母や娘の名前を覚えていて、いつもいつも気に掛けてくれていたコーチ達には心から感謝してやまない。
それからは娘と仕事帰りに待ち合わせをして月・火・水(木は私は整形外科の日)・金曜日に一緒に筋トレに励んだ。膝の痛みをなんとかしたくて、それこそ必死だった。
メンバーさんから「いつも一緒で微笑しいね!!」と声を掛けていただく。こんなにも嬉しくて幸せな事はない。2024年で1番のビックニュースといっても過言ではない。

 私は仕事のシフト上、土曜日はお店に行く事が出来ない。月曜日が祝日だったりすると3日間筋トレが出来ない週がある。そこで思い切って昨年の9月よりおうちカーブスプランに変更した。60-70-80歳以上の方々が筋トレの成果を投稿されていて励みになった。全国のメンバーさんと共にという一体感が素晴らしい!!

 娘と共に楽しく筋トレして1年が過ぎようとしている。膝の痛みをなんとかしたいと必死の想いで筋トレに励んでいたら思わぬ副産物が...骨密度は年相応だが破骨細胞が活発化していると言われたが、3月の血液検査でほぼ正常値になっていた。それと閉経後コレステロール値が高いのも悩みの種だったのが、正常値になっていたのである。思わず「やった~ぁ!!」と叫んでしまった。コーチに報告すると「うわぁ~良かったですね!!」と拍手して喜んでくれた。

 何事も長く続けていると「惰性」という敵が現れる。もっと厄介なのが私の心に棲む『メンドクサイ』という怪獣。それらと闘いながらの毎日...。
そんな中で心に染み入るワード『あと1センチ』......「あと1センチ高く動かせますか~!!」サーキットを2周する間に心の中で呟く。"あと1センチ...あと1センチ!!"惰性を打ち破るオマジナイ?!
 以前は片足に体重を掛けると痛みが走ったグルート(片足ずつ後ろに蹴るマシーン)も今では思い切り蹴る事が出来る。痛みがないって事がこんなにも幸せなんだと思える。10年間筋トレを続けてきて本当に良かった。

 10年の節目に当たり、心を老けさせない為に何かしようと考えた。最近読んだ本に「人を老けさせる原因の1つに感動しなくなる事」とあった。どんな小さな事でも良い...例えば道端の野花に感動する...など。
私は早速ちょっぴり高級なノートに『心磨きノート』と名付けた。毎晩1日を振り返り美しかった物・褒められた事・嬉しかった事・美味しかった事等を10個書き留めようと決めた。
筋トレで身体のメンテをしつつ、心の若さも磨きながら15年...20年目に繋げていきい。

 カーブスと娘と共に...
 『あと1センチ...前へ』
   to be continued...