カーブスに通い始めてから4年ほどになりました。今日は一人でも多くの人に自分のことを話してみようと思い、筆をとりました。

 最初に自己紹介します。私は仕事しながら時間がある時にカーブスに通っています。仕事は平日の昼間に一つ、夜に一つ、土日に時々別の仕事と3足のわらじを履いている状況です。どの仕事もやりがいや目標があり、楽しいです。楽しいのですが、家庭の用事も含めると忙しくなることもよくあり、現状週三回行くことがなかなかできないです。週一回行けたらノルマ達成、週二回行けたらラッキー、週三回行けたら奇跡のようなもの、そんな状況です。そして好きなことは食べること。特にラーメンが一番好きで、新しいラーメン屋を見つけるとワクワクしながら入りたくなってしまうような性分です。
 さて、そんな私がカーブスに通い始めたのはやけ食いによる太りでした。辛いことがあったり思い出したりするとついついやけ食いする癖がついてしまい、悩んでいました。かなりの運動嫌いですが、職場にあまり近いところにありまして、職場で一度話題にのぼった時から気になって、7月の終わりに一人で扉を叩きました。当時の店長さんが飛び入りの私を歓迎してくださり、話を聞いてくださいました。「そんなあなただからこそぜひやってほしい!」と背中を押してもらい、私のカーブス生活が始まりました。おかげさまでやけ食いする回数はぐっと減って、今では年に数えるほどにまでなりました。もう少しでゼロになりそうです。
 しかしなかなか体の成果が出ません。しかも現状維持がとても多かったです。なかなか痩せられないことにストレスを感じたり、落ち込んだりしたことがありました。ちゃんと週三回行ってるのにな(当時の話です)、プロテインだって飲んでいるのになって思うことは多々ありました。痩せた、サイズダウンしたとの声がある中でそうならない自分がむなしく感じました。どれだけ現状維持の大切さを聞いても、現状維持が成果だと聞いても、やっぱり成果が出ないと意味がないんじゃないかなと思うことも多く、時々サボりました。サボりもひどい時で2か月なんてこともありました。仕事であまりに疲れたとかプライベートで精神的にまいったことがあったとかで期間が長引いてしまいました。当然のことながらその間にさらに太るという悪循環です。辞めたくなる気持ちを抱いたことは数回ありました。サボっている間にお金がもったいなく感じることもありましたし、繰り返しになりますが成果でないなら無意味だと思うこともありましたし。だけどついと辞めませんでした。カーブスを辞めたら完全に運動しなくなるのは分かっていました。それだけは避けないともっともっと太る一方であることは目に見えていたのです。
 とはいえ、辞めるのを踏みとどまっても現状維持が続くばかりで正直しんどいと思っていた時に、転機がありました。現状維持に対する考え方が大きく変わったのです。
 それは今年一月のことでした。私は生まれつき首の骨が5本くっついている状態で年一回症状が悪化していないか経過観察のために病院に通っています(病名としてはクリッペル・ファイル症候群と呼ばれるものになります)。そこで初めて言われたことがありました。簡単に言えば症状が悪化したら飲み込みができなくなることもあるということ。言われた直後はあまり実感がなく、どういうことか把握するのに少し時間がかかりました。そうです、食べることが好きな私にとて好きなことができなくなることを意味していたのです。
 今の病院、今の先生に出会ってから症状悪化したらどうなるかを年毎に知ることになったのですが、今回が一番きつかったです。今まで言われたことを総合すると悪化した場合、神経痛に悩まされることから始まり、肩こりや腰痛がひどくなって、果てには体が動かなくなって寝たきりになって待ち受けるは栄養を摂るための点滴生活......。想像して涙が止まりませんでした。その夜は大好きな夜勤がありましたが、落ち込みがひどくて、シフト入れるんじゃなかったと後悔しました。
 ただ一方で「明日になったらカーブスに行こう」とも思いました。カーブスのコーチは体全体の知識が筋肉を中心に豊富だと感じていたからです。運動している時もへえええと思うことを話してくださることがあり、何かいいアドバイスが聞けるかもしれない、そう考えました。
 翌日。仕事の後にカーブスへ行きました。コーチに核心には触れなかったものの、首のことを話してどうしたらいいのかを聞きました。核心には触れられなかったのは話した途端に涙が止まらなくなるのが目に見えていて、収拾がつかなくなるのがいやだったからです、それでもその日受付にいたコーチ二人がうんうん頷きながら親身に話を聞いてくれました。その上で肩甲骨に関するストレッチの仕方を教えてくれました。大変ありがたかったです。涙がちょちょ切れになりました。さらに数日後、別のコーチから運動している時に話しかけられて、「この機械が一番必要な運動になると思うよー」と言ってくださっただけでなく、新たなストレッチ方法も教えていただきました。情報共有の徹底を感じたとともに、思いがけないことで大変嬉しく、目がウルウルしてしまうほどでした。
 それからというもの、時間を見つけては少しずつ運動を再開するようになりました。成果は出なくてもいい。今を継続すること。一日でも長く継続すること。それはすなわち現状維持なのです。しかし私にとって現状維持とは一日でも長く健康に過ごせたという何よりの証明であり、誇るべきことなんだと思うようになりました。健康第一とはよく言われてなかなか実感が持てなかったのですが、今のところ何事もなく日々を一喜一憂しながら楽しく過ごせていることが奇跡そのものなんだと今は思っています。そんな日々を一日でも長く続けていたいです。
 だから日々現状維持を目指して今日もこれからもせっせせっせとカーブスで運動せねば! 無理せず頑張っていきたいと思います。