ことしの冬、わたしの町に降った雪は例年の4倍だそうです。
1月、三が日を過ぎたころからソクソクと降る雪に、大雪の予報もありましたが、楽観していました。流雪溝や各家には、それぞれの融雪設備が整い、かまくら祭りの時でさえ雪不足を心配する昨今でしたから。
深夜2時、ブル(除雪車)の音に目が覚め、玄関からのぞいた風景に驚きました。着替えてそく、ママさんダンプで雪との格闘を始めました。玄関まえは、融雪設備が追いつかず腰まで積もっています。ブルが通った後には、家の出入りをこばむように道路を掘り起こした硬い雪が、石垣のように連なっていました。その日一日の積雪量は1メートル50センチだったとか。
 母が一人住む実家と自宅、二軒分の除雪を午前中ひとまず終え、疲れてウトウトしたものの「あれ、筋肉痛がない」雪よせの日々は続いたのですが、腰も膝も無事です。今まで筋力がついたなんて、思いもしていませんでした。
カーブスに入会した理由の一つに、定年退職後の身体の異変を自覚したことがあります。その後1年勤めた別の職場で、まともに歩けない現実。フロアーを靴下だけで動く仕事で、前職で履いていたスニーカーに足が慣れすぎ、履物がなく床を歩くと痛みが伴うのです。最大の不調は腰痛でした。中腰で腰に負担がくる職業に長年従事していましたが「なぜ、いま」とおもうタイミングで、なんの予兆もなく朝の寝床から起き上がれませんでした。
それからは整体で姿勢を保持し、カーブスで身体の動きを整えるのが身体へのメンテナンスと思いカーブスを続けてきました。
 入会したころは、先輩メンバーさんがマシンにスッと座って、スクッと立つ姿を羨ましく思っていました。わたしときたらひっくり返った亀みたいに、ジタバタしながらマシンに乗り降りしていましたから。いまは、気合のようにつぶやいていた「よいっしょ」の言葉なしに乗降しています。
ジタバタ亀は卒業しました。