カーブスエッセイ大賞2018結果発表

作品詳細

佳作

「伝えたい~家族のためにできること~」

和子様(78歳) カーブスガーデンモール木津川(カーブス歴:9年)

カーブスとの出会いは人それぞれ、続ける理由も皆違う。私は娘から言葉以上のメッセージを受け取り、入会してもうすぐ8年半を迎える。
 昨年のカーブスエッセイで佳作賞、カーブスマガジンで【カーブスの風景】に掲載してもらった娘とはまた違った視点で、私生活を通して得た筋トレの大切さと続ける理由を伝えたいと思い、投稿した。
 私がカーブスに入会するきっかけとなったのは、医療事故に遭った娘が筋トレによって心も体も救われたことだった。娘は人間ドックで飲んだバリウムが虫垂に入り、破裂。緊急手術を受けた。術後は腹部や背中の痛みが消えず、何年もの間、耐えて過ごしてきたのだった。医者からは筋肉をつけるように言われていたようで、たまたま出会った人からカーブスを知り、半信半疑で筋トレを始めた娘が3か月で変わり始めた。痛み止めをもらうために通院していた医者とは縁が切れたという。「薬が要らなくなった。」と笑うその裏に、苦しんできた日々を思わずにはいられなかった。
 どん底の日々を送ってきた娘を救ってくれた「カーブス」ってどんなところ?興味があり、入会してみた。私は娘ほどの成果は感じられなかったが、なんとなく体が軽くなるし気持ちがいいので続けていた。そんな単調な私の日々に突然、大きな出来事が襲いかかった。これといった病気をしたことがなかった主人が脳梗塞を発症。その時、娘家族は遠方にいて連絡が取れない状態だったので、救急車での搬送から集中治療室での付き添い、入院手続きと準備、主人がやり残した仕事の処理や書類整理、自宅のリフォームなど、私がやるしかなかった。必死で走り回った。
 主人は重傷で、一命はとりとめたものの重度の障害が残った。この出来事から私の生活は一変したのだった。リハビリテーションで入院する主人の顔を見るため、毎日バスと電車を乗り継いで通った片道1時間半の道のり。心が折れてしまいそうになる時もあったが、今思うと、あの時誰にも頼らずにあんなに動けたのは、カーブスで鍛えてきたからではないだろうか。
 「なんとかやれる。」という自信と動ける体が私の気持ちを奮い立たせていたのだろう。これといって筋トレの成果を感じることがなかった私だったが、気づかない間に元気な体を手に入れていたのだ。大袈裟だが、私にとって筋トレは「先の備え」であり、「保険」に入っているようなものだったのだ。初めて筋トレをしていて良かったと感じた。それはカーブスに入会してから3年余りの出来事だった。
 自分の体験から筋トレを通して「自分の体も家族も守っていこうよ。」と伝えたい。妻であり、母であり、5人の孫のおばあちゃんという大役を担っている私が元気でいるということは、自分のためだけではなく、かけがえのない家族のためにもなっている。
 「筋トレは大事だよ。」の言葉の前に、まず私が元気でいよう。私の姿を見て、大切なことは何かを知ってもらいたい。そして「あなたの元気の秘訣は何?」って声をかけてもらうことが私の目標だ。
 5年前、「残念ながら重症です。」と医者から告げられた主人は、周りに励まされ、新しい治療にも挑戦し、今ひとりでトイレに立っている。そして今日も新聞を読みながら、大好きなコーヒーを片手に、やさしい笑顔で見送ってくれる。「カーブスやな。気をつけてゆっくり行っておいで!」と。

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