カーブスエッセイ大賞2018結果発表

作品詳細

佳作

「希望の星でいるために」

美智子様(64歳) カーブス福生(カーブス歴:1年2ヵ月)

一昨年六月、我が家も主人が退職し、年金暮らしとなり、細々とした暮らしで、やっと生活することになってしまった為、金銭的に月謝を払うのが大変ではとの思いから、十年通ったカーブスを退会した。
 当初は体重をキープ出来て、また、プールで水中ウォーキングしたり、近所の体育館へトレーニングに行ったりしたが、あまり続かない。
 そうこうするうちに、体重が序々に増え出した。
 また、夜になかなか寝つけなくなり、ごく軽いのだが、ちょっとした精神疾患を持っている私は、夜半に起きて、薬を飲み、また眠ろうとするくらいだった。
そして遂に、体重は七〇キロを越えてしまい、逆に減らない。
 困った私は、カーブストレーニングの必要性を感じたが、お金が無くて、入会金と最初の月謝が払えない。
すると偶然誕生日になり、私の実家では、欠かさず家族の誕生日祝いはするので、近くの国立市に住む母と弟夫婦が来てくれ、市内のイタリアンレストランで、お祝いの食事会を開いてくれ、御祝儀のお金をくれた。
 全く有り難い。
 そのお陰で払えて、私はまたカーブスへ入会したのだ。
  すると、うんと減りはしないが、体重をキープ出来て、増えるのが止まった。
  夜も眠り易くなり、朝もすっきりと目覚められる。
  愛猫のシロチャンの、「ママ、お腹空いたよ。朝御飯食べたい」というような鳴き声に起こされると、さっと起床し、
  「おはよう、シロチャン。御飯ね」と言って、餌を用意することが出来る。
  やはりカーブスに入いって良かったと、思わず思ってしまう。
  私は生まれつきの右の股関節が変形症で生まれていた為、四十八歳のときに手術して、人工股関節になったが、すると左右の足の長さが二、三センチ違ってしまい、普通に歩くと、ちょっと足を引きずるようになって、遂に膝に負担が掛かり、左右の膝が、人工関節になってしまった。
  二度と走れないし、泳げない。
  プールは水中ウォーキングで、歩くのみだ。
  また普段、普通に歩くのも、膝が重くて歩きづらく、長くは歩けない。
  だから、普段から自転車に乗っていて、どこでも自転車で行ってしまう。
  福生市は西多摩の丘陵地帯にあり、もう青梅市や奥多摩に近いせいか、坂が多くて、道にとかく坂がある。
  私の自転車は電動アシストのでなく、普通の自転車だ。
  その為、坂になると降りて押して歩く。
  しかし、比較的降りずに乗ったままでも、市内の中心部へ行けるルートを発見した私は、
  以前左膝を手術する前まで働いていた、地元の配達会社の自転車による、主婦の配達する仕事を、また再開しようかと思い始めた。
  私の住んでいる地域からは離れていて、自転車で坂を上がって行かないとならないが、もう大丈夫そうに思えた。
  そして以前お世話になった係長さんに電話して話すと、「河上さんなら、いつでもウエルカムです」との良い返事だ。
  私はまたお世話になろうと思った。
  主人も今や、サンデー毎日な日々だ。
  今まで養ってくれた主人を、養うまではいかないが、少しでも支えになりたい。
  「今度は私が働くよ」
  私は、昨年十一月から、また佐川急便で、自転車による小包みやメール便等の、配達する仕事を始めた。
  以前は私の住んでいる辺りが、私の担当地域だったが、今度は営業所から近い辺りが、私の担当地域になった。
 そして無理ないように、午前中だけの勤務にしてもらった。
  幸い営業所は皆さん、好い方ばかりで、私に仕事を提供して下さるドライバーのお兄さん、お姉さんも有り難い方達で助かっている。
  私は、この仕事は好きだと思った。
  朝から元気良く、「お荷物のお届けに参りました」と挨拶して届ける。
  いつも元気良く爽やかな挨拶を心掛けている。私などでも、外では佐川急便の顔になるのだ。いつも感じがいいと思われたい。少しでもお役に立ちたい。
  主人から見ても、いつも明るく元気の良い妻で、少しでも稼いで生活の足しにしてくれると、希望の星に映ったら有り難い。
  二人の子どもにとっても、お母さんがいつも明るく元気でいてと、思ってもらえたら有り難い。
  高校時代の同級生が一人、私の話を聞いてカーブスへ入会してくれたら、何と一日置きに通ってくれ、ウエストが九センチも細くなり、体重も減ったそうで、感謝された。
  私は牡羊座生まれなので、もうすぐ誕生日だ。愛と情熱と勇気の星なので、またリーダーシップのある星のせいか、牡羊座の女の子は姐御肌で面倒見良く、私はでも、気は弱い方だが、気の強い弱いに関係なく、どこかが何かがスカーレット=オハラ的だったりする。
「風と共に去りぬ」の古い映画を見たとき、スカーレットが私と似てるのでびっくりした。
 私も皆から見て、どこか希望の星に映ったら有り難いと思っている。
 遠く墨田区の方に古い友人がいて、独身のオジサンだが、今では一人、九十代のお母さんの介護と家事をしていて忙しい日々を送られている。
 その方から見ても、今頃福生市の彼方で、私も頑張ってるから、俺も負けずに頑張ろう!と、思ってもらえて、どこか心の支えに、希望の星に映ったら有り難い。
 皆の心のスカーレットでいる為に、希望の星でいる為に、今日もカーブスへ通って、鍛えなくっちゃ!と、仕事帰りに、カーブスへ寄るのだ。
 おばあちゃんになっても今の仕事が続けられるように、自転車に乗れるようにする為、筋トレしないとね。
 そう目指している今日この頃だ。

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