四半世紀前の12月、タクシーの窓から見える名古屋の街は、初めて訪れたようにキラキラ輝いていました。1か月ぶりの4人家族の食卓、その時夫が作ってくれたうどんの味を今も懐かしく思い出します。
高一と中二の息子を持つ母、そして小学3年生の担任教師である43歳の私に乳癌宣告が突然訪れたのは11月の人間ドック、健康の儚さを知りました。
手術から1年後のがんセンター、骨のMRIの画像に影が写っているのを見せられて、身近に迫っている死を思い頭がクラクラしました。他の検査の結果死神から猶予をもらった日、「明日はないかも知れない。だからこそ今日を精一杯に生きよう。」と決心しました。
あれから24年後の去年12月、カーブスでストレッチをやっている私を「光子さーん」と呼ぶ声がし、振り向くと店長でした。手には「DoFrontier10thAniversary」のロゴ入りのポロシャツ、「皆さーん、光子さんがカーブスに入って、まるっと10年経たれましたので、所属会社からのプレゼントで~す。」そして居合わせた仲間たちが、温かな拍手をくれました。
カーブスは心身共にリフレッシュできる場所なので、私は大好きです。
「最近物忘れが増えたのだけど、どうしたら良いでしょう?」と私、「ハイハイこのショルダープレスを正しくやると脳の血流が良くなり認知症予防にもなるかも...。グリップを軽く握り脇を締めたまま上下に早く動かしましょう。」と店長さん。
私は正しく使おうと次の時もスタッフに教えてもらいました。「上げる時は三角筋、下ろす時は背中を意識して弧を描くように上げ下げしてくださいね。」「ハーイ、上げる時は背中、下ろす時は三角筋...とっ!」「いえいえ逆ですよ。」
どうもすぐには脳の血流は良くならないようなので気長にやりますね。又、口やのどの筋肉も鍛えなければ血流が減って老化するよねとカーブスの帰りにお茶した時のことです。「この前韓流ドラマを見てたら後ろにカーブスが映ってたわよ。」と友人に言われて「韓国にもあるんだよねぇ。」と二人でニッコリしました。
さて、昨年末に亡くなられた「置かれた場所で咲きなさい」の渡辺和子さんは「笑顔、思いやり、そして自己受容」に日々努めなければと自分に言い聞かせる毎日だったそうです。これらはまさにカーブスの精神、だから私も、仲間と一緒に体と心の鍛錬に励みまーす!!