「足や腰の痛みに効果があるストレッチ体操を教えてくれる教室があると聞いたんだけど行ってみる?」
 妹が職場の同僚から預かったと言って、カーブスのパンフレットを持って来てくれたのは昨年の八月も未の頃でした。
 当時私は、一年程前から右足に加え、右肩の痛みに悩んでいました。
 元気にウォーキングをしている人を見るととてもうらやましく、普通に歩ける事がどんなにありがたく、幸福な事か身に染みて感じていました。
 階段も上りはともかく、下りは手すりが無いと転げ落ちそうで恐く、まさか自分にこんな日が来ようとは、思ってもみませんでした。
 夜中にはズキズキと疼く痛みで眼が覚めてしまい、何でも良いからこの痛みから解放されたいと言う思いで、カーブスを訪ねてみる事にしました。

 

 ドアを開けたとたん「今日は!!」と言う若いスタッフの方々の元気な挨拶で迎えられ、説明を受けているうちに「もしかしたら、こんな私にも出来るかも知れない。」という気がしてきて、とりあえず体験入学をしてみる事にしました。
 一日目、二日目、三日目と通っていると次第に使うマシンにも慣れ、周りの雰囲気に馴染んできて、通っている会員の方々と言葉を交す様になりました。
 話を聞いてみると時間や生活に余裕がある人ばかりではなく、仕事の合い間に通っている人、親の介護をしながら通っている人など、皆忙しい日々の生活の中で時間をやりくりしている事を知りました。
 私の母も小脳梗塞で倒れ、以来下半身が不自由になり、八年間の車イス生活を送りました。
 母の介護を通じて学んだ事は、いつも母に笑顔でいてもらえるには、私が健康でなければ明るく楽しい介護は出来ないという事でした。
 そして今、ここでカーブスに出会えたのは「いつまでも健康でいてほしい」との母からの天国から届いたプレゼントの様な気がしました。

 カーブスに通い始めて今月で七ヶ月目、あんなに痛かった右足と肩の痛みも月を追う毎に薄れ、階段の上り下りはもちろん、一時間以上歩いても全く痛む事はなくなりました。

 三月とは言え、まだ寒い日が続いています。
 「寒いからカーブスどうしようかな?」と迷っていると「カーブス行くの?行くなら送るよ。」と主人が声をかけてくれます。
 いつも送り迎えをしてくれる主人や家族、そして元気に暖かく迎えてくれるスタッフの方々に感謝しながら今日もカーブスへ通います。