厚生労働省による平成22年度女性の平均寿命は86.61歳、一方健康寿命は73.62歳。この差13年間の数字からは、"元気に長生き"や"自立した生活"などとは程遠い厳しい現実が浮かび上がってくる。ではどのようにして健康寿命のレベルを平均寿命に近づけることができるのか。その解決策の一つとして、私は"カーブスでの"筋力トレーニング"をお勧めしたい。
  私がカーブスを活用し始めたきっかけは、しごく単純。2年前、定年退職以前から予定していた趣味のフラダンスや食育ボランティアなどで自由時間を満喫する反面、当時91歳の母が転倒骨折にともなう入退院を繰り返し、次第に歩行機能が低下している現実に不安を抱いていた。そこで何らかの対策が必要であると思っていた矢先、ふとカーブスの"50代からの健康体操"の看板が目に飛び込んできた。しかも店舗は介護をしている母の住まいから目と鼻の先。という経緯で、当時カーブスの内容を十分理解しないまま、入会手続きを済ませたのである。
  入会当初は"サルコペニア"の意味も知らず、何もしないよりまし?程度の気持ちで漠然とマシーンを動かしていた。カーブスに通い始めて2ヶ月を経過したころ、右の五十肩痛がいつのまにか消失し、手を真っすぐ上に挙げることができるようになっていた。趣味のフラダンスで、右手を上げる所作の時毎回苦痛を強いられていた私にとって、五十肩痛解消は、絶妙のタイミングでの嬉しい変化であった。さらに時を同じくして起床時襲っていた右足のこむら返りの激痛までもがウソのように消えていた。これらはいずれも長きに亘る"腐れ縁の痛み"であったため、急に痛みから解放されても、完全に痛みが消失したのか、すぐ再発するのではないか、といった不安感を払拭できず、さらにこれらの改善がカーブスのワークアウトによるものであることも気付かなかった。しかしその後も痛みは発生せず日々に体が軽くなり、へそ下に力を入れ、良い姿勢を意識する習慣が身についた頃には、これらの体調好転の原点がカーブスのワークアウトであったことを確信できた。
  このような貴重な体験を通し、私はカーブスの仕組みに強く関心を持ち、カーブス歴1年半を掛けメンバーズガイドや関連資料などを熟読するとともに、ワークアウトの流れやマシーン機能、さらにはコーチの対応などを観察していった。今では創始者ゲイリー・ヘブン氏の"女性の健康に貢献したい"という想いの素晴らしさに感動するとともに、この想いに応えられるよう健康で輝く自分を目指したいと思っている。
様々な特徴を有しているカーブスであるが、改めてその魅力をメンバーサイドから整理してみよう。第一"ワークアウトの絶妙な流れ"と"気軽感・手軽感"。ウォームアップ、マシーンでの筋トレ、ボードでの有酸素運動、定期的脈拍測定、クールダウン、最後のストレッチに至るまで、あたかも工場のラインに乗った材料から完成品が出来上がるように、わずか30分間という短時間、サーキットに加われば、12台のマシーンにより上半身・下半身の筋肉が刺激され効果的に鍛えられる。扱いづらく難しいマシーンは1台も無く、個々の体調に合わせて無理なくできることも魅力である。第二"頑張らないマイペース感"。いわゆる根性物の運動のように歯を食いしばって苦しみに耐えたり、格闘技のような痛みを感じたりすることは皆無。技の習得や課題もなく、その結果他者との競争心やストレスが芽生える要素も生まれない。忠実にマシーンを動かすだけで30分後には体だけでなく気分までもが爽快になっている自分に気付くのである。第三"数字やシールを活用したメンバーへのモチベーションの提供"。単にマシーンを使うことだけで終了とせず、毎月の身体測定、定期的な体力測定などの数値を記録することで、継続的に健康な生活への振り返りが可能となり、自分の努力の確認や日々の反省などの機会として利用できる。そしてこれら全般を支えているのが第四"コーチの質"。スポーツで健康増進を謳うカーブスの使命感は、明るく元気なコーチのアドバイスや励ましを通して着実にメンバーに浸透している。
  今やカーブスは私の健康維持・増進における"必須アイテム"となっている。今後もカーブスの理念であり、私自身も実感している言葉 ~あしたの自分にきっと驚く~ をより多くの方々に広めつつ、"元気に長生き"や"自立した生活"の根幹となる健康寿命の延長を目指し、末長くお付き合いしていきたい。