「イッチニ・イッチニ。」隣り合せになったステップボードで、かけ足動作のメンバーさんのかけ声であった。「気合いも入っていいですね。わたしもそうします。」と私。やる気をもらえた嬉しいひとときでもありました。毎日の反省の中で、小さくとも今日一日で一番よかった事のひとつだったんです。「これから三年間カーブスへ通いなさい・・・・。」と云われれば「ええっ? 体操嫌いの自分に続けられる筈ないです。」と答えたでしょうが、思いおこすともうすぐ五年になる今、過ぎてしまうとほんとに短かったとも思えてしまう。近くの先輩メンバーさんから紹介されて行ってみたものの、先ず「これで三回続くのかしら。正直云ってマシンを使ったりかけ足しても、体のどこが良くなるのかしら?」と疑問を覚えたのも確かです。それが、それがだったのです。
 一番早く感じたのは、カーブスへ向う時より帰路の方が軽く早く歩けるようになった事。そして、初めて会ったメンバーさん、それからお話できるようになった沢山のメンバーさん、呼吸のし方、意識して使う筋肉等、細かい所まで判りやすく御指導くださるコーチの皆さんに支えられて、快く通っているうちにレストレッグス症候群、上半身と下半身のねじれ改善で、体全体まっすぐになりびっくり。そして尿漏れも改善、その上夜の睡眠中のトイレタイム三回だったのが、波あれど一回に減り睡眠快適。熟睡できるってこんなにも幸せな事か、とも思い我乍ら、まさか自分の身体がこんなにもよくなるとは思ってなかったし、カーブスに感謝し乍ら「こんなだったら、なんでもっと早くにカーブスに通ってなかったか、カーブスとの出会いがもっと早かったらば・・・。」等と自分を責めたり自問自答したりです。

 
 あれこれ嬉しい事が沢山あったけれど、今年二月、自分として最高の感激・・・があったのです。
 店長さんから「カーブスマガジンの中に、奥山さんのレストレッグス症候群がよくなった事を読んで、群馬県桐生中央店のメンバーさんが(是非お話させてほしい)との事でお電話あったのですが、電話番号をお知らせしてもよろしいですか?」との事。「はい、いいです」とは云ったものの、先ずびっくりそのものでした。
 
 
 次の日、早速群馬県の桐生中央店のHさんから電話をいただいたのですが、あいにく私が外出中で、主人が病院の事、食材の件等、色々話したり答えたりしてもらってたので、今度は私から電話。Hさん御在宅で、色々会話の長電話になってしまったけれど、最後は「お互いに自分の体の為に、カーブスで頑張ってゆきましょうね・・・。」で受話機を置きました。が、未だ未だ話足りない気持ち大です。同病あいあわれむ、とでも云ったらよいのか、快くお話できてほんとに嬉しかったです。遠方のその上、初めての人なのに心を開いてお話いただき、苦しい闘病生活が手にとるように判るだけに、早くよくなって普通に生活できるようになってほしいと願うばかりです。カーブスファミリーであるからこそ、顔は見えずとも身近にいる人とのように会話のキャッチボールが出来たんだと思うと、ありがたく嬉しいけれどさて、学識も無く人体生理学にうとい自分が具体的に何をしてあげられるかと考える時、ほんとに本当に難しいですが、「出産時の苦しみは女性にしか判らない」にも等しく、ひどい時は徹夜状態で疲れていても全く眠れず、人生をマイナス思考にしか考えられなかった苦しみと、堪忍ぶしかできなかった五十五年間。こんな脚いらない。今すぐにでも脚のつけねから切り取ってしまいたい・・・と思った事も何回もありました。
 いくら苦しかったとは申せども、卑怯な事を考えて申し訳なかったと大反省した時には、両親はこの世に居ませんでした。でも家族に支えられて今がある事の流れ等折にふれて、またHさんとお話をして、たとえ百分の一であってもHさんの気持ちが「らく」になってもらえたら、私自身の心も「らく」になるだろうと、自分の七十三年間の人生の中で、こんなにも深く深く考え意義ある事になったのは、ある意味大きな張合いにもなりました。
 Hさんも十年前に発病して、現在も苦しい闘病中との由。かつては私も行ける範囲の病院、そして外科、内科、整形、婦人科、神経科、どのドクターも「医学書には書いてあるんですが、現在治療法はないんです。三万人に一人いるか居ないかの難病だし・・・。」との事。「何の為の病院なんですか?」と悲しく、立腹しそうになったり、匙を投げられた状態。でも今は、レストレッグス症候群の人が多くなってきているとの事。Hさんも十年前に発病して、現在通院しているものの、担当医もこの病気になった事もないので、この「やまい」の苦しさがはっきり判ってもらえず、はがゆかったり悲しかったりとの事。やはりHさんと私は同病なので、あれこれ話の中で全てお互いに納得できたり、同病の人にしかこの気持ちは判ってもらえない、話せない、本当にその通りです。 
 私自身も、ああ、自分一人だけじゃあないんだ、広い世の中とは云えども、カーブスのおかげで広さ・狭さを一緒に感じたのも事実です。健康である事の大切さと、人の世のありがたさを心に刻みつけられました。毎日の生活で、一番身近なカーブスマガジンの、貴重でありがたい存在と偉大さを改めて深く心に大切にしている次第です。

 
 カーブスへ行く途中、予期せず友人と会い、前から話をしておいたので「カーブスってどんな事をしてるのか、ちょっと見て行きませんか?」とお誘いしたら、店長さんともお話された後、マガジンを手渡ししてくださいましたので、帰宅後一読されてカーブスの良さを納得、入会してくださいました。また一緒に頑張れるお仲間がふえたと思うと、ほんとに嬉しかったです。テレビコマーシャルでもカーブスを発表されているおかげで知人とも話しやすいし、主人との話題にもなったりして「もし、お前がカーブスへ行ってなかったら、今頃どうなっていただろうかねえ。カーブスへ通っていて良かったね。」と主人。私自身も誇りをもってカーブスへ通っている。
 カーブスメンバーはどなたも何かしら共通の目的をもって通っている訳ですが、五年近く通い、Hさんとの電話でこんなにも感動したのは初めてですし、私自身の小さいけれど記念日にもなりました。
 
 
 それはさておき、体が変れば心も変ると実感、毎月の計測日も「良い体調をキープしてますね」と云われてありがたいし、いつもカレンダーに書き入れるスケジュール、外出もたのしみになりました。
 この年齢にして心は青春でありたいと願い、乍ら一日一日を大切にしている毎日です。そしてHさんとも電話や通をし乍ら、一日も早く苦痛から解放されて普通に過ごされる事を願いつつ、五年間カーブスへ通い続けたあかしでもあるゴールドカードをいただける日をたのしみにしている日々でもあるんです。