幼い頃、洛北の市原に住んでおり、二千坪の丘陵には、無花果や、栗、柿、杏、さつまいも等畑が一面に広がり、秋が深くなると、姉が、ブリキのバケツを両手に持ち栗拾いをして、帰って来ました。柿の木に登るのが、最も得意な私は、夏は岩から鞍馬川へシュミーズのままドブン。水着もなく、平気でした。 
 そんな呑気な私は、叡電に乗り高校に通い卒業し、勤めもせず、結婚して姑と十二年間暮らし、色々と気をつかう毎日でしたが、いかにせん元はのんびりや、ダンスを始めて、ずい分過っても、落ちこぼれで、健康には自信があり、七十六才まで、アホやけど、何も心配することはないわ、と胸を叩いていました所、市民検診で血糖値が非常に高くあがり、即入院となり、十六日間入院しておりました。そこで健康について考えました。養生訓を根々と勉強し、お薬、食事、運動、の事は大切だと云う事を学びました。

 
 しかし、毎日7000歩歩く事は無理、根気よく続けるのは不可能です。加茂川を出町まで歩き、御所の砂利道を歩き、宗像神社、閑院、官邸跡、九条家宮邸跡、比叡の峰を東に見ながら歩くのも心地よいものです。
 医師が運動せよとのお叱りを受けもっといいものはないかと思っていました所、スーパーの前で寒風に晒されながら、カーブスに来られませんか、孫の様な年頃の人に誘われ行きましたが、効果はあるのか、疑っていました。
 二ヶ月過ち不思議な事に、尾籠な話で恐縮ですが、便秘も三日目には力まず出る様になり忘れ事が少なくなり、恥を恐れず、踏歴も長いダンス、川柳、短歌、英会話、朗読と頑張って、みようと思います。因みに川柳を調いました。

 カーブスはブスにはならず
 マーメイド、
 人魚の様な体形になるよ!!

 短歌も詠みます。
 入院時朝早く東の空より陽の光がまぶしくベッドに射しこみ、医師に従って早くよくなってねと、慰めて来れる様でした。

 ほのぼのと東の空明けゆきて陽光射るや
 臥せいる我に


 この様に前向きになって来たのも、コーチの方々が損得勘定なく職場に自信を持ち分け隔てなく明るく接して頂けるからです。
 ほんとうに感謝しております。ありがとう、一人でも多くの人を呼びかけたいと思います。