カーブスエッセイ大賞2019結果発表

作品詳細

佳作

「カーブスで心も身体もしなやかに生きる」

恵津子様(69歳) カーブス高崎富岡(カーブス歴:4年8ヵ月)

 82才の私とカーブスとの出会いは78才の時ですから、今年の夏で5年になります。
 ひょんな事から、その年の4月から介護施設の看護師として働き始めていた私は、思った以上に自分の体力の低下に落ち込んでいました。元々運動神経の鈍い私は、若い頃から走ることも球技もからきし駄目でしたが、山歩きで鍛えていたし、幸い丈夫だったこともあって、人並の体力くらいはあると安易に考えていました。今施設を利用しているお年寄りは90才を越し、脳血管疾患や転倒の後遺症のため車椅子生活を余儀なくされている方が大半です。動けない方達にとって楽しみは食べること。従って女性でも70キロを超す人も少なくなく、1日の仕事の大部分は、トイレの介助やベッドへの移乗などで、正直言って数ヶ月でまいってしまい、矢張りこの年齢では無理だと退職を考えていた時でした。ほめ上手なコーチの言葉に、仕事を続けるためにやってみようかと思い始めて5年、最初はこわごわ動かしていたマシンにも慣れ、今ではカーブスの1時間は私にとってかけがえのない生活の一部になりました。

 夫に「看護はお母さんの天職だから、精一杯応援するよ」と云われ、定年後も働き続け、3人の息子を育て上げ両親の介護をしてきた私は、1日1日を無我夢中で生きてきました。時間的にも精神的にも余裕のない私は、恐らく髪振り乱して目は釣り上っていたことだろうと思います。
 そんな私に、ある時若い部下の看護師が「部長さんの笑顔が大好きで癒されます」と云われハッとしたのです。目鼻立ちの整った美人にはなれなくても、私の心掛け次第で笑顔美人にはなれるということを、若い彼女から教えられた思いでした。
 息子達もそれぞれ自立し、両親も旅立ち、8年前には夫の最期も看取り独りになりましたが、カーブスでの体力維持のおかげで、施設での仕事は続けていました。しかし高齢な私を気遣う仕事仲間に申しわけなく、昨年末で退職しました。

 今は、前々より仕事と両立させながらしていたシニア対象の傾聴ボランティアとして、頑張っています。介護施設を訪問してお話相手をするのが主ですが、次第にその働きが認められ、個人のお宅を訪問することも多くなりました。ご自身も体調不良を抱えながら親や夫を介護している人や、動きが悪くなって外出も思うにまかせない独り暮らしの人などとのお話相手を通して、人間にとって人と話すことが如何に大切かを実感することが多々あります。

 私自身も独り暮らしですが、動けるからカーブスへも行けますし、顔馴染みになったメンバーさんとのおしゃべりを楽しむことも出来ます。自分の足で動けることの幸せ、カーブスでの筋トレのおかげと、感謝してもしきれない思いです。筋トレが身体能力だけでなく、認知能力をも僅かとはいえ低下をくい止めていてくれることを実感しています。その効果には、筋トレだけでなく明るいコーチの対応やメンバー仲間との楽しい交流が大きく関与していると思います。
 若さはまぶしいし羡しいけれど、もう一度若い時に戻りたいとは思いません。私の青春は現在とはまったく違う貧しい日々でしたが、その時なりに精一杯頑張って、その若さのエネルギーは使いはたしたと思うから――。年齢を重ねることを悲観的にとらえるのでなく今与えられている独りの自由を活用して、自分のためだけに生きるのでなく、ひとりでも良いから私を必要としてくれる人のために、役割を持って生きたい。

 世界一と云われている日本女性の平均寿命迄、自分の頭で考え動ける健康を保持するのが私の目標。そのために、身体も心もしなやかに、笑顔でカーブスに通いたい。さらにこの思いを多くの人に伝えたいと考えています。
 人生百年の時代にあって、どう生きるかはまさに個々の考え方に委ねられています。自分を律して、残りの年月老いを楽しみつつ生きていきたいものです。
 カーブスさん、これからもよろしくね!

感動したら、シェアボタンを押してください