カーブスエッセイ大賞2019結果発表

作品詳細

準賞

「健康な体、前向きな心、そして出会い」

由美子様(60歳) カーブス東金(カーブス歴:8年)

「おめでとう、お母さん。これは私たちからのプレゼント。還暦だから赤いポーチも手作りしたよ」
「ありがとう、嬉しいな」
 還暦の祝いに集まってくれた家族とともに、おいしい食事をいただきながら、私はしみじみと今の自分の幸せをかみしめていました。
「お母さん、カーブスにはまだ通っているの?」
娘の言葉に、
「もちろんよ」と得意顔で答えながら、この10年に起きたいくつかの出来事と、試練の日々の中で、確かに一つの支えになってくれた「カーブス」という健康体操教室のことを思い返していました。
 やりがいのある仕事に就き、結婚して2人の女の子にも恵まれ、平凡ながら充実した日々を過ごしていた私に思いもかけない出来事が重なるように起こり始めたのは10年前のことです。元気いっぱいスポーツ大好き長女に突然の病が襲いました。
 私は娘の看護のため、25年続けた仕事をやめました。悔いの無いよう娘と向き合う時間は貴重であったし充実していました。しかし、家にこもる生活になって、体に変化が起きました。元気だけが取り柄とばかりに、仕事と家事と育児、分刻みで1日中動き回っていたのに、活動量が大きく減って、肩こりや頭痛、慢性的な倦怠感など体調は優れず体重も増えていきました。
 このままではいけないと思っていたとき、買い物に行くショッピングセンターで見かけたのがカーブスでした。同年代の、いえ、それ以上かもしれない女性たちが、にこにこと明るい表情で扉を開けて入っていく。そこはいったいどんなところなの?うろうろと覗いていると「興味があったらどうぞ入ってみませんか」とコーチが声をかけてくれました。見学して「ここは今の私に必要なところ!」そう直感しました。
 体験を経て、入会後は週3日ほど通うようになり、体調不良はいつの間にか消えていきました。肩こりは嘘のように消え、頭痛薬もいらなくなりました。カーブスのおかげで、健康な体を取り戻したのです。

 娘の病が回復に向かい、新しい仕事にも就き、ようやく平穏が取り戻せそうになった時、今度は主人が人生の転機を迎えました。「やりたい仕事がある」一度きりの人生、後悔はしてほしくない、家族で応援することになったものの、様々な事情から、主人は単身で、私は次女と2人で、それぞれ新しい土地での生活を始めることになってしまいました。
 住み慣れた街を離れ、まったく知る人のないところで、しかも主人と離れての生活となり不安、寂しさでいっぱいでした。すぐには仕事も見つからず1日のほとんどを1人で過ごすことになり、気持ちは落ち込んでしまいました。

 そんな中で思い出したのが、カーブスの移籍のための書類です。「そうだ。転居してもカーブスは続けられるんだった。」
 歩いて10分ほどの所にこの町のカーブスはありました。おそるおそるドアを開けると、ここでも元気いっぱいのコーチが笑顔で迎えてくれました。おなじみのマシンと、汗を流す仲間たちがいました。移籍の手続きの後、「さっそくやっていく?」の声にうなずいていました。
 久々に汗を流してすっきりとした私は、帰り道、町の様々な景色を前向きな気持ちで見まわすことができました。
「わぁ、この公園バラがきれい。よく手入れされているわ」
「すてきな雰囲気のカフェがある」
「わ!テレビで見た話題の店だ」
心弾ませて歩いている自分にびっくりしました。この町のこと好きになれそう・・・そう感じていました。カーブスのおかげで前向きな心を取り戻し始めたのです。
 その後縁あって仕事が見つかり仲間もできて、楽しい毎日を過ごすことができました。
 その2年後、状況が変わり娘たちは独立し私は主人の住む町へ引っ越すことになりました。そう、再び全く知らない街に移るのです。でも、もう不安はありません。その街にもカーブスはあるのですから。
 引っ越して2日目、まだほとんど荷ほどきもしていないうちから、カーブスに出かけていき、ここでも待っていてくれた笑顔いっぱいのコーチと、なじみのマシンでさっそく汗を流していました。
 数回通ったころ、ここで奇跡の出会いがありました。「もしかしたら○○さんじゃない?」
近寄ってきて声をかけてくれたのは、なんと35年も前の職場の同僚でした。仕事に夢中で取り組み、夢を語り、悩みを相談しあった大切な仲間でした。転勤、結婚、転居とともに疎遠になっていったのです。でも、声を聞いて顔を見たとき、タイムスリップしたかのように記憶が戻ってきました。
 これから暮らしていくこの新しい街で、心強い友達ができました。この奇跡のような出会いをもたらしてくれたのはカーブスです。カーブスに通っていてよかった、心からそう思いました。

「ところで、相変わらず○○のファンしてるの?」
娘の問で我に返りました。
「もちろん!私の生きがいだもの!」
大好きなアーティストの応援ができるのも健康な体と前向きな心があってこそ。体力が続く限り仕事も続けたい。いくつかの趣味もずっとずっとできたらいいな。夢が膨らみます。
 カーブスとともに乗り越えた10年。これからも、健康な体と前向きな心を持ち続けて、かけがえのない出会いを重ねながら生きていきたい。だから私は、カーブスに通い続けます。

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