カーブスを始めて3年目となりました。元来、運動が苦手で、逆上がり、跳び箱、柔軟体操等々、皆ができるのに私だけできないのです。どうしたらあのようにできるのだろうか?できるようになりたいと常々思っていました。でもできない。もうできない、そういう身体なんだと半ば諦め、また運動を避けていた自分もあったように思います。しかし、できるようになりたいという思いはかすかに心の片隅にあったのでしょう。心のどこかで、運動の個別指導を受けてみたい、そういう所はないかしら?と探している自分もいました。しかし時間的にも余裕なく、また運動は運動が得意な人たちがやっている、という印象もあり、次第に運動から遠のいていました。そしていつの間にか還暦を迎える年となってしまいました。定年後のライフスタイル、どのようにしようか?と考えていた時、ようやく苦手分野に取り組む時期が来たのではないだろうか?ダメと思わず勇気を出して取り組んでみようという思いが湧いて来ました。スポーツジムのドアを叩いたり、が、定年後パートでまだ働いていたので、時間的に無理な部分もあり、なかなか私の希望する思い描いているような所はみつかりませんでした。
そのような時に、カーブス30分筋トレのチラシを目にしたのです。カーブスの場所が通勤途中にあること、30分運動なら家事にそれ程影響しないこと、内容が運動苦手でもできそう等々、私にとっては好条件が揃っていました。それからカーブス通いが開始されました。
 パート仕事といっても内容は多忙を極め、退室時は疲労感でぐったりしてしまいましたが、不思議とカーブスで運動後は疲労感が消え家に着くことができ、運動には、このような効力があるのだなと運動の大切さを掴みました。運動中、伸ばすべき所はしっかり伸ばす、これは気持よく、特に疲れが取れました。常日頃こんなに伸ばすことをしていなかったことにも気がつきました。年齢を重ねていくと背が低くなって行くのが当たり前のように思っていましたが、それは伸びていない、自然に姿勢が悪くなってきているからと、伸びる体操の大切さを発見しました。
 カーブス入会のきっかけの一つに、姿勢を正したいという目的もありました。「猫背だよ」と言われることが時々あり、気にはしていました。また年上の近親者に背筋がピッとして歩き方もスマートで、あのようになりたいと思うイメージ像の人の存在もありました。カーブスでのコーチの腹圧入れ方の指導を受けながら、少しずつコツが掴め、腹筋の力が正しい姿勢の保持に繋がるんだと、これも新たな発見でした。それまでの自分は自然にいつの間にか体が前かがみになり、お腹に力を入れるなんてことをしたことがなかった、姿勢を意識すると自然にお腹に力が入っていることがわかる。カーブスを始めてから姿勢を意識し以前よりお腹に力を入れて正しい姿勢を保つことができる時間が増えたようです。ただ、ついうっかりと油断してしまうと、お腹に力を入れることを忘れると猫背になっていて本当に腹筋力を付けなくてはいけないのだと思います。
 3か月に1回の筋肉チェックで私は腹筋体操ができませんでしたが、ある日できるようになりました。ダメと諦めないで、きっとできるとそれなりの努力をした時、必ずできる日が来るんだと、これも発見でしたし、運動に多少なりとも自信が湧いて来ました。確かに腹筋力が付いてきたと思います。
 カーブス2年目で私は仕事をリタイアし、カーブス通いは午前中となりました。早朝の家事を済ませてカーブスに向かいます。な、何と、もうすでに皆さん列を作り、初めの第一部に入れない日もあります。皆さんの元気さに私も元気でいようと力が湧きます。集団運動にはお互い影響力を与えたり、受けたりと、このような良点があるのだなと、これも発見でした。最近では笑顔で挨拶したり近況を話したり新たなお友達ができ、仕事仲間とか近所付き合いとはまた違った方々との関わりがあって視野が少し広くなって来たような気持になっています。
 現在カーブス3年目にして体重が3kg減り、10代の頃の体重に戻っていることに少し驚いています。ずっと学生時代の体重に戻りたいと思っても戻れなかったからです。また確かに体のあちこちのダブダブしていた所が引き締まってきたようにも思われます。また我が家には畑などもあるのですが、カーブスで運動してくると体が快活に動け畑仕事も元気よくできます。家事もスムーズに献立などもスッ、スッと浮かんで身体を動かすことの重要性を通感いたします。用事で参加できなかったりとお休みしたりすると体の動きが鈍る、年なんだなあと思います。そしてだからこそ筋トレをしなくてはいけないと思います。
 最近終活という言葉を耳にし、そういうことを考える年になったのだと思います。できることなら、いつまでも元気でいたいし、他者の世話になってまでも生きたいとは思わないし。カーブスでの運動は、その願いが叶う所だと思っています。これからも続けて行きたいと思います。