ゆくゆくは体の全ての筋肉がなくなる難病と闘う主人をみて決めたこと。
 言葉を発することも、笑うことも、もちろん食べることも出来なくなる主人より、せめて一日でも二日でも長く生きたいと思って、カーブスへ行ってみた。
 若いスタッフばかりでマシンがずらっと並んでいる。
よく見ると年令も私と同じくらいの方が多く楽しいおしゃべりをしながらマシンを次々と廻る姿に、よしっ、主人のためにやってみよう!!
 マシンは思いのほか、きつく、つらかった。早くマシンを覚えたくて、毎日、十五分歩いて通う、クタクタに疲れていても......。
 帰るときは「お疲れ様!」「又、お待ちしています」と笑顔で送り出してもらう快感。身も心もスッキリして我が家に帰る。十五分の坂道もなんのその。
 今朝、気まずく送り出した娘にも「お帰り」と迎えられることがうれしい。
カーブスに入会しよう。
 幸せはある日突然終る。
主人とのわかれだ。自分は病院にいる主人に会うことだ、仕事だと思い、毎日通っていたのに、心は空っぽ
 自分を責めた。何がどこが、どうしたのが悪かったのか?どうしたら良かったのか?答えは出ないが、ただただ自分を責めて泣いた。叫んだ。
 結果、自分を知っている人に会ったり、声を聞いたり、見たりするのが怖くなり、外に出られない。
 沢山の人が心配して、手を差しのべて下さいました。ありがたかったけど重かった。
 通信手段をすべて断つ。まるで牢獄の囚われ人みたいな毎日。頭の中はまっ白で、息をしているどうかも定かではない。
 私を救ってくれたのはカーブスだった。
「大変だったネェ」「誰にも言ってないから心配しないで」「でも皆、心配しているよ」
 いつも通った時間をはずして出かけてみる。マシンについても苦しくて進めない日。
カーブスの前まで行っても、中に入れない日、スタッフと話だけで帰る日。
時間はかかったけど、元気な自分に戻れたことに感謝。
 カーブスは私の元気を作る場所。
筋肉をつけて健康寿命を保つために、今日もカーブスへ行きます。
 楽しい一日の終りにする為に!!