カーブスには2015年1月に入会をして4年目に入りました。
今から7年ほど前の働いている時、同僚が「女性ばかりの運動をするところが家の近くに出来たので行ってくる。」と運動を始めました。
運動不足の私も興味はありましたが、小学校の時の頸椎のけがによって両手に麻痺があり、右手に握力のない状態で機械を使ってのトレーニングが出来るのだろうか?と不安に思って様子を聞きました。
同僚は、「そんなに力のいる内容ではないよ。自分の好きな時間に行って空いている場所から30分運動をするだけ。」と言ってくれました。
その後、職場の目の前にカーブスの店が出来たのですが、フルタイムで働く自分には時間のやり繰りが難しく入会をあきらめました。
そんな会話をして2~3年後の3月に60歳の定年を迎え仕事を終えました。
定年後は、田舎暮らしをしようとその前から準備をはじめ、38年間暮らした街を離れることにしました。
45歳の時に長男が事故で亡くなり、そのつらさから現実逃避をして仕事だけは行くという生活を15年間続けていました。休みの日には友人と遊びに行くこともなく、庭もない狭い家から出ることもなく。そんな毎日を送っていました。
仕事をしていると、まずは家から一歩出る、職場の仲間とお喋りをするなどの当たり前の日常がありましたが、仕事を辞めたら家から出る理由がない。毎日を引きこもって暮らす自分が想像出来て、これではいけない。環境を変えて一歩踏み出そう!と決心をしました。
当時父親になったばかりの次男の「子どもに田舎を作ってや。」と言った言葉も後押しをしました。田舎暮らしを決心しました。
2013年3月末に定年を迎え、5月末まで仕事の引継ぎをして7月の初めに引っ越しをしました。
引っ越しをした翌日に、隣のおばあちゃんが「枝豆を植えるといいよ。」と苗をかかえて持って来てくれ植え方も教えてくれました。枝豆の成長を楽しむ毎日が始まりました。
誰一人知らないところに来て不安がないとはいえませんが、朝起きて庭を見る、小鳥のさえずりを聴く、山の緑を眺める。なによりも気持ちのいい朝をあるく。膝の痛みを除けば気分爽快の日々でした。
一ケ月月もたったある日、夫が「明日の朝から車の運転練習をはじめる。」と、宣言をしました。
免許歴は40年弱でしたが、ここ20年ほどは全くのペーパードライバーでした。田舎暮らしには車の運転は必要不可欠だと頭では思っていましたが、現実となると不安ばかりで朝になったら「明日からするから」と逃げ腰の私を夫は叱咤激励します。
「毎日少しずつ運転をしたらいい。まずは10分から始めよう。」有無を言わせず渋る私を運転席に乗せました。
幸いなことに我が家の周りには運転の練習にはもってこいの直線の県道があり、早朝には車も少なく、ドキドキしながらハンドルを握る日が始まりました。
朝早い近隣の人は、私を見るたびに「大丈夫、運転できるようになるよ。」と励ましてくれるのです。夫の力添えと近所の人の励ましと私の努力で、まもなくひとりで運転できるようになりました。バックでの駐車がなかなかできず、広いスーパーの駐車場でバックの練習にも励みました。
転居をして一年半がたったころ、そのスーパーでカーブス店開店のチラシを配っている人に出会いました。若くてはきはきした彼女の名札には、姓が友人・名前が姪と同じで不思議なご縁を感じました。
「カーブス?聞いたことがあるよ。興味もあるし、運動も大事だと思っているので、スタートをしたら行きたいです。」と答えました。
開店をしてから一ヶ月ほどたっての電話で見学をすることができました。同僚が言っていた通りに私に動かせないほどの機械ではなく、これならできそうだ、とすぐに入会しました。
今年4年目の今もカーブスには、可能な限りほぼ毎朝一番に行くようにしています。
初めのころ待っている時間にお互い自己紹介をした時のことです。「引っ越してきて1年ちょっとなので、ここには友達がいないです。」と言ったら、Fさんが、「大丈夫よ。カーブスに来ていたら200人から300人はすぐできるよ。」と笑顔で言ってくれたこと。本当にそうだと実感しています。
入会する前は、一日が終わってみれば夫以外と口をきいていないなあ・・・という日もありましたが、今ではカーブス仲間もたくさんできて、10人以上の人と楽しく挨拶をし、始まる前のほんの短時間の会話に笑顔がはじけます。
入会直後に初めて声を掛け合った人を時々思い出します。ある日彼女は「明日検診に行ってくるね。乳がんの心配があるのよ。」「なんでもないといいね。気を付けていってらっしゃい。」と会話をして別れたのですが、その日以来彼女をみかけていません。気になっているのですが、名前も知らず、家も知らず。元気でいてほしいなあ。と願っています。
前述のFさんも気になっていたようで、「最近見ないね。自分も家族も元気じゃないとカーブスには来れないね。ここに来れるということは、幸せやということやね。」と言っていました。同感です。
夫の、「車の運転は、毎日10分でいい。」と言われて運転ができるようになり、本当に片道10分のカーブスに通う日が続いています。
50代の初めごろから左ひざが痛み始めました。受診をした医師からは「加齢ですね。軟骨がすり減ってきています。」と診断されたのですが、筋トレの必要性は伝えられませんでした。転居をしてしばらくは、朝歩いていたのですが、膝の痛みによっては歩けない日もありました。お医者さんを替えても治療の中心は薬と電気治療のみで、筋肉の必要性は全く言ってくれません。病院の壁には「筋肉が大事。運動をしましょう」などのポスターは貼ってあるのにです。
筋力をつけて、膝の痛みを少しでも解消をしたい。階段も楽に昇降ができるようになりたい。山登りとは言いませんが、せめてハイキングぐらいはしたい。こんな希望をもって、カーブスに行って筋トレをすることを仕事にしています。仕事といってもお給料はありませんが、筋肉貯金に励んでいます。
最近受診をした医者からは、「軟骨がすり減ってしまっている。もう治りません。あなたの悩みを解決するには人工膝関節の手術を勧めます。決めるのはあなたです。」と言われました。
 悩みましたが、カーブスで筋トレに励んで手術を先延ばしにしよう!と決めました。
 明日も安全運転と笑顔でカーブスに行きます。