「カーブス」という看板が気になりかけたのは昨年(H28)の初旬です。
一週間に一度、片道約1時間かかる通う病院への途中にその看板はありました。「女性だけのフィットネスクラブ」という文言が妙に気になったのです。
 7年前の交通事故で救急車により運ばれ頸椎損傷とのことでした。3ケ月余りの入院生活後、ドクターから「頸椎の1番と2番の損傷なので焦らない事」などの注意を受け、理学療法士さんからは「ここまで良くなられたってすごいですよ。頑張りましたね」のことばをいただき、その二人の説明をネットなどで調べ、命を助けてもらったこと、手足が動くありがたさを改めて確認し感謝しました。
 退院後、高校の恩師の勧めで太極拳を始めました。頸椎損傷の人にはゆっくりした動きは良いとの事でした。お陰で夜に襲ってくる痛みはだいぶなくなってきていましたが、病院の先生がおっしゃったことばは忘れて、何年経っても手足のしびれがとれない、首から上がのぼせるようになる、首を下に向けると辛く、何カ所か決まった場所を触られると飛び上がるほどの痛みが走る。いつまでかかるんだろうと元のように仕事が出来ない事に苛立ちを感じていました。ですがだんだんこの症状と仲良く付き合って行こうと結構ポジティブに思い始めた頃、「女性だけのフィットネスクラブ」の文言に出会ったのです。
 どういうクラブなのかしら?
そうこうしている頃、職場の理事が職場近くにあることを教えてくださいました。私の事故もご存知の方でしたので、身体の動きがある程度改善してから良くなっていないような気がすると、私も通っているからとお誘いくださったのです。通いたいのは山々ながら費用が気になり行動に移せないでいた私に、カーブスの紹介メモを手渡して下さいました。彼女は私の都合の良い時間に合せてくださり昨年10月に体験日を迎えました。信頼している彼女からのお誘いでしたので不安はなかったのですが、そのトレーニングルームの明るさに衝撃を受けました。
 その日の内に契約したのは言うまでもありません。
 私は、毎日杖に頼った生活でした。勝気な性格が「杖はもういらない」と使わないで歩いた夜の手足のしびれの強さ、身体全体の痛みが杖の重要性を私に教えてくれていて外せずにいました。
 通い始めてから4カ月くらい経った頃でしょうか、理学療法士の先生から「カーブスに行きかけてからとっても症状が改善してきていますね」のことばがあり、「頼らないでみよう」と持ち手が禿げてきている杖を外して歩いてみました。
 大丈夫!大丈夫のようでした。その日は寒くはありましたが、良く晴れた日でスキップが出来そうな気持になったのです。それで、試してみました。出来はしませんでしたが、「スキップが出来ない」ではなく、「スキップは今は出来ない」と言うそれが楽しくて仕方なかったのを覚えています。そりゃそうでしょう。杖なしで歩けるのですから。
 トレーニングルームにある12個のマシーンは、今や私を待ってくれているたいせつな相棒になっています。まだ、使えないマシーンもありますが、いつかはきっと使えるようになると疑っていない自分がいます。トレーナーの適切な指導が後押ししてくれているのです。
 「成果の交換」という身体や生活の変化をその日には1つずつ交換しあう時間がありました。皆さん、いろんな良い方向への変化を実感されています。私の成果はね、まず最初に「杖なしで歩けるようになった」「足が地面から上がるようになった」「階段をスムーズに(まだまだですが)上がれるようになった」「手足が温かくなった」「何十年来の便秘がマシになった」等々まだまだありますよ。数字的には、高かった血圧が正常に。体脂肪が減り筋力がついてきているのですよ。なんと嬉しい事。
 こんなにいっぱい成果を感じている63歳の私が「カーブス」に通う理由はそれだけではない事を私は知っています。
 今日は一日楽しくなかった日 仕事で疲れた日等憂鬱になっている日でもあの場所は私を楽しくさせてくれます。
 トレーナーの皆さんありがとうございます。若い彼女らは、だれにでも明るく親しく接してくれています。あの笑顔と指導が私に活力を与えてくれます。
 「○○さんこんにちはぁ」「○○さん気をつけてぇ」メンバーの皆さんを下の名前で呼んでくれるのです。契約したその日からです。この呼び方がこんなに嬉しいものだとは。よくまぁ大勢のお名前を覚えてるわね。
寄り添ってくださっている感じがします。
 そして、メンバーの皆さんです。お互いどこのどなたか知らないのに共通のトレーニングにより一体感と優しさを感じるのです。
 右手を複雑骨折して入院していた友人に私の実体験を話しました。退院後、彼女が通っていることをトレーナーから聞きとっても嬉しかったです。いつかきっと右手が以前のように動くようになるでしょう。
 私の手足のしびれはまだあります。首から上ののぼせも下を向くと辛いのもまだありますが、仲良く長く付き合っていかなくてもよいかもしれないと言う気持ちが芽生えてきていることは確かです。
 次の目標は、スキップが出来るようになること。普通に歩けるようになる事。それにより 大目にみてもらっているところのある仕事をきちんと出来るようになる事。気付くと出来ているような気がします。
 私を応援してくださっている皆さまに心から「ありがとうございます」を言いたいと思います。
 カーブスのトレーニングに そしてトレーナーの彼女らにこれからもお世話になります。
 私がカーブスを続ける理由は、カーブスという場所が、誰でもが楽しく生きていく「糧」を思い出させてくれ実践していけるという自信を与えてくれているからなのです。