<2015年2月16日 念願のカーブス入会>
60歳を前にして、体力の衰えを感じているころでした。職場で、急いで走っているつもりが、歩いているのと変わらない速度に心底がっかり。立ち上がる時も、何かにすがって立つ方が楽になり、スーパーマーケットでは、必ず買い物カートに身を預けるようになっていました。ともかく体中が重かったのを覚えています。以前、別の体操教室に通っていましたが、車で30分の距離があり、週に1回が都合で参加できない日が続き、そのまま辞めてしまった過去があります。なかなか、続けて通うことは難しいものです。そんなある日、同僚の2人が、カーブスに入会しているのを聞きました。それぞれ、別の教室でしたが、体験を聞いているうちに、いよいよ私も勇気を出して、自分の身体を何とかしなければ、と思うようになったのが、入会のきっかけでした。

<5月2日 背筋が無理なく伸びるのを感じる>
私は背が高いこともあり、若いころから猫背の姿勢が多く、時々背中を伸ばすようにしていましたが、肩から背中にかけ思い荷物を背負っているようで、悪い姿勢と分かっていても、つい楽な猫背に戻ってしまいました。その姿勢が、この頃になると、自然に良い姿勢が取れるようになり、トレーニングマシンに、背中がぴたりとつくようになりました。実は猫背のせいで、睡眠時の枕も高めのものを使用していたのですが、首のS字カーブが正常になったようで、低めの枕に変えることが出来ました。以前は、枕が低いと肩が張り、うっかりすると姿勢の悪さから、朝になると腕の痺れを感じることもあったのです。それが改善されて、体幹がしっかりしてきたのを感じ始めたのも、この頃でした。

<6月12日 ペックデックで左上腕に痛みが生じる。せめて右腕だけでも鍛えたいと、片腕だけでワークアウトをしようとしたら、コーチから「休息するか左右均等に痛みのない小さな動きにとどめてください」とアドバイスを受けた>
ワークアウトを始めてから体力がつき、体調も良くなったのに味をしめ、欲を出してやりすぎたのが原因だったのでしょう。筋肉の成長を待たずに負荷をかけてしまい、左上腕を痛めてしまいました。ひとまず安静を心がけ、1週間、教室を休みました。おかげで、痛みも消失、生活に支障がなくなり、再び教室に通うことが出来ました。ところが、その2週間後、今度はレッグカールで左膝に痛みを感じるようになりました。コーチから「鍛える筋肉を意識してワークアウトをするように」とアドバイスを受けていたにもかかわらず、実際は、膝に負担のかかる動きをしていたようです。「しまった!」と思いましたが、またしても1週間の休息を取りました。2度の失敗は、さすがに反省。いくら楽しくても、基本を忘れては、元も子もありません。私の目指しているのは「日々の健康」「明日も健康」ですから、コーチが常々「無理をしないで、痛くなる前で止めてくださいね」と言われる通りでした。

<8月5日ストレッチで床に腰を下ろす際に「どっこいしょ」と、つぶやくことがなくなった。大腿のストレッチも楽に伸び、開脚時の柔らかさに、驚く>
私の身体の硬さは、幼い頃からの筋金入りでした。飛んだり跳ねたりも苦手で、年を重ねたので尚更そういうものだと思い込んでいました。身体の柔軟性が増したのは、目からウロコです。以前にテレビを見ながら、体操やストレッチを続けたことがありましたが、爽快感はあったものの、一時しのぎだったのか、柔軟な身体を手に入れることは叶いませんでした。「年を取ったのだから」と、衰えていく身体の能力や筋肉に諦めを抱いていたのでしょう。カーブスは私の固定概念を、見事に打ち破ってくれました。

<9月5日 庭の枇杷の大木を、主人に代わって伐採。まったくの疲れなし>
すでに家庭を持っている娘が小学生の時に、給食に出た枇杷の種を我が家の庭に植えたのが、30年前のことです。その後、成長した木は屋根よりも高くなり、葉も大きく茂り、近隣に迷惑をかける存在になりました。一時は、たわわに甘い実をつけ、ご近所にお裾分けも出来たのですが、老木になり枯れ始めたのです。切り倒すには幹も太く、我が家の小さなノコギリで挑むには無謀な気がしました。毎年、枝払いは主人の仕事でしたが、昨年の病気で感染に弱くなり、かかりつけ医から土いじりと庭仕事は止められてしまいました。専門の造園業者に頼もうかとも思いましたが、意を決してハジゴに登り、立ち向かうことにしました。ノコギリが良かったのか、私の腕の筋肉が助けてくれたのか、汗はかきましたが、少しずつ高さを短く切っていき、最後は根を残すだけにすることが出来ました。ノコギリを使う経験は、ほとんどありませんでしたが、右手、左手と持ち替え、腕がつかれることもなく作業を終えました。以前は電球の取替えでさえ、腕のだるさ、見上げる首の痛みで休み休みの作業でしたが、身体がビフォーアフターしたようで、気がつけば毎日の通勤自転車のペダルまで軽くなっていました。知らず知らずの間に体中が満遍なく鍛えられていたのです。

<11月23日 彦根城の石段を登りきる>
高校の懐かしい同級生達との同窓会。遠く宮崎からの友もいて、彼女の希望で学生時代に戻って、40年ぶりに高校近くの彦根城を散策。玄宮園で卒業写真を撮ったことも懐かしく思い出し、その後天守閣への石段を登ることにしました。あと少しで還暦の身の上。誰もが息が上がり、膝、ふくらはぎの痛みをこらえての強行です。高校時代に身体を鍛えるため、体育の時間によく登った石段は、こんなにも急勾配だったのでしょうか?あの時は、軽々と上り下りをしていたように思ったのですが、肉付きの良くなった身体は、友人達を苦しめました。「あなたが一番、軽く登っているわね!」と言われ、振り返ると、私はいつの間にか先頭にいて、友人達を遥か下に引き離していたのです。

<12月16日 カーブスのクリスマス会に参加>
コーチの皆さんが趣向を凝らしたクリスマス会を開いてくださり、知り合いは居ませんでしたが、はじめて参加させていただきました。コーチの盛り上げ方がうまくて、皆さんと一緒に身体使ったゲームをしたり、クイズに答えたり、たくさん笑ってダンスまでして、本当に楽しい時間を過ごしました。皆さんと仲良くなれたことも嬉しく、教室に通う楽しみが増えました。

<2016 2月6日 サイズダウンが、目に見える数値になってきた>
体調が整ってくると、今度は体型を整えたくなりました。若い頃には戻れなくても、健康なサイズを手に入れたくなったのです。骨格率や脂肪率も、少しずつ改善してきましたが、今までの暴飲暴食が災いして自慢の出来る数値にはなかなか届きませんでした。食べたい物を食べたいだけ食べることが、やめられず、甘いものも好きでした。真面目にワークアウトに通っていたのですが、計測のグラフは上がったり、下がったり。計測のたびに、乱れた食生活を密かに反省しました。それでも1年前に比べると、少し自慢できる値になってきました。そして、その値を維持したくて、やっと満腹感を求める自分にピリオドを打つことが出来るようになったのです。我慢はしませんが、健康な姿の自分を思い浮かべ、遅咲きなりに、ゆっくりと健康になっていこうと決めたのです。教室から頂く計測結果は、何よりも私を励ますものになりました。人と比べるのではなく、過去の自分と比べられるのが良いですね。教室のコーチは、つかず離れず、笑顔の声かけと的確なアドバイスを投げかけてくださいます。嬉しいですね。孤独感がなく、チームのような雰囲気が楽しい。教室に通えば誰かに会え、いつの間にか鍛えられていく。運動の苦手な私が続けられる理由は、ここにあるのでしょう。今、目指しているのは「疲れない身体」です。やりたいことがたくさんあって、気力も体力も必要。健康であればこそ、の毎日です。まだまだ、誰かの役に立ちたい気持ちもあふれてきます。誰かの役に立つには、私も健康でなければ成り立ちません。まさにカーブスが、そんな私の土台を支えてくれているように思います。さあ、カーブス歴2年目に突入です。ますます、頑張りますよ!